プロが教えるわが家の防犯対策術!

76歳男性 20年前に胃3分の2切除 最近凄く疲れます。
循環器専門医院で毎年検査を受けていますが、年々ヘモグロビン、ヘマトリックの数値が低下しています。最近の検査では、それぞれ10・7、32・6でした。その他の血清鉄(79)、TIBC(376)などの数値は基準値以上であり、鉄欠乏によるものではないと言われています。
でもヘモグロビン、ヘマトリックの低下が気になります。その原因は何が考えられるでしょうか。更に大きな病院で精密検査を受けるべきでしょうか。それともこの数値では許容範囲内として、経過観察でよいでしょうか。お伺いします。

A 回答 (4件)

お礼と補足 ありがとうございます。



貧血について更に懸念するとすれば、鉄欠乏性貧血・胃切除による大球性貧血・赤血球寿命短縮による溶血傾向の貧血・・・その3つが混在しているかどうか? です。
貧血もそれぞれのタイプによって治療が異なるからです。

赤血球寿命短縮による貧血は検査されておりませんが、その把握は大切です。総ビリルビンと直接ビリルビンを取れば、察しがつくのですけどね。

フェリチン値が14.4ng/mlと基準値を少し下回っていますが、基準値で計り知るのではなくその意味について理解する必要があります。
フェリチンの理想値は、150ng/ml前後です。人の体内に貯蔵鉄は1g(1000mg)ほどある、と医学の教科書には明記しています。貯蔵鉄1mgは、フェリチン7ngであろうとされており、そう計算すると、150×7=1050mg・・・ほぼ1gの貯蔵鉄がある、と理解できます。
質問者さんの場合、14.4×7ですから貯蔵鉄は0.1gしかないことになります。医学の教科書が教える1/10しか貯蔵されていない枯渇状態であることが理解できると思います。

ヘモグロビン15g/dl、血清鉄130μg/d フェリチン150を理想値とすれば、単純鉄欠乏性貧血になる経路は、フェリチンの低下→血清鉄の低下→ヘモグロビンの低下と減る順序が決まっています。
貧血改善の過程で検査を続けると、ヘモグロビンが13程度に上昇すると、血清鉄が緩やかに上がり始めます。次には、ヘモグロビンが14~15に達して、血清鉄も100を越え、フェリチンも緩やかに上がり始めます。そうして更にヘモグロビン・血清鉄が理想値に近づくと、フェリチンも100を越えるようになります。

上記を理解せず、基準値だけで推し量ると ヘモグロビンも13.5になり、血清鉄も80ある フェリチンも18だから、全て基準値内 因って貧血は治った・・・とする考えは如何なものか? と疑問を感じています。

最後に疲れ易さについてですが、基準値判定ではMCV 98は異常なしとされます。(この後は私の想像ですが)、鉄欠乏性貧血が確認された今、小球性貧血もあって大球性貧血も混在しているため、本来のMCVが隠されてしまっているのではないか? という疑問です。大+小=中みたいなイメージです。
赤血球が大きく、その変形能も低下していると、毛細血管の隅々まで通過できない(し難い)状態になり、組織への酸素供給が滞りがちになって疲労するのが想像できます。
赤血球変形能の低下と、赤血球寿命の短縮は栄養的に関わりがあり、ビリルビン値は?と、当初から問うておりました。

この回答への補足

いろいろご教示いただきありがとうございます。
フエリチンの検査結果(12・4)、貯蔵鉄不足ということで先日から鉄剤 フエロミア錠50mgを処方してもらって服用しています。
次回検査の時には、網状赤血球、ビリルビンも検査してもらいます。

補足日時:2009/10/26 18:28
    • good
    • 0
この回答へのお礼

何度も詳細なご回答ありがとうございました。貧血は単純でないことなどよくわかりました。これを参考に担当医にいろいろ尋ねたり、検査を受けたりしていきたいと思います。その後の状況や検査値が出ましたら、補足で連絡しますのでまたコメント戴ければ有難いです。それでもう暫く回答を締め切らないでおきますのでよろしくお願いします。

お礼日時:2009/10/12 16:45

No2 higegieです。


胃からビタミンB12吸収因子が出て十二指腸で吸収されるわけですから、胃切除後はビタミンB12が欠乏するのです。その為に、赤血球は巨大化して大球性貧血となります。おそらく鉄欠乏性貧血も存在していて、本来小球性であるはずなのが正球性貧血と隠されたデータになってしまったのだと思います。
また、葉酸下でビタミンB12は活性化しますので、主治医さんに葉酸を処方して頂くと良いのですけどね。

注射によるビタミンB12投与が終わりましたら、経口摂取でビタミンB12(多め)と葉酸を補充されると良いのですが・・・。胃切除されているわけですから、保険適用されると思います。
血の材料(ヘム鉄・タンパク質・ビタミンAなど)になる「牛や豚レバー」「マグロの血合い」などを、いかなる調理法を工夫して、毎日食べると良いでしょう。

白血球像のmono↑は、何かの感染症ではないかと思います。急性感染症回復期でも高くなります。あまり深刻に考えなくてもよいと思いますが、ドクターの指示をあおいで下さい。
ただ、貧血は免疫低下を助長しますので、その影響もあるかもしれません。早めの貧血改善が健康維持の秘訣になるでしょう。
タンパク質はヘモグロビンの材料でもありますから、とっても重要です。ところが胃切除後はタンパク消化が著しく低下して、貧血改善を少々妨げていると思われます。
タンパク質の元であるアミノ酸を補助食品(サプリ)で摂ると良いでしょう。

医師は鉄欠乏性貧血を否定されていますが、ヘモグロビンの材料となるヘム鉄(動物性鉄)とグロビンタンパク(タンパク質及びアミノ酸)の摂取は大切です。

網状赤血球・間接ビリルビンなどの数値、検査が上がりましたらまた教えてください。

この回答への補足

ご丁寧なご説明ありがとうございました。ビタミンB12の注射、2週間での6本終わりました。再度血液検査をしてその結果を待っているところです。
とにかく毎日凄く疲れます。特に夕方に疲れがドット来ます。単なる老化によるものではないと思います。何んとか原因を把握してこの状態から抜け出したいものと思っています。

補足日時:2009/09/25 11:37
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳細なご説明ありがとうございました。その後採血検査したところ葉酸 14.4 フェリチン 12.4 でした。 葉酸は十分だがやはり鉄分が不足しているとのことでした。 以上の経過からアドバイスなどありましたらお知らせ願いたいのですが!

お礼日時:2009/10/06 10:58

基準値が書かれていないので、血清鉄・TIBC共に基準値以上として、赤血球崩壊でFe↑(高め)は良くあることです。

二次性貧血、貯蔵鉄欠乏・溶血性貧血も考えられます。
また、TIBCが高めであるとすれば、二次性貧血・潜在性鉄欠乏も否定できない、と思います。

BUNは程良く、消化管上部の出血も否定できる数値ですね。
MCVが95と良好のようですが、胃2/3摘出・高齢であることから大球性貧血の疑いも消し去ってはいけないのかも知れません。何故なら、ヘモグロビン低下で本来なら小球性貧血であるのをマスクしているかも知れません。

フェリチン値・網状赤血球数・間接ビリルビン等も調べていただけると良いですね。

この回答への補足

その後の血液検査でビタミンB12が不足していることが分かりました。 数値は基準値(233-914)に対して181でした。
それで注射をすることになりました。週3回を2週間、その後月1回とのことです。 これについて何かコメントがありましたらお知らせ願います。
参考までその他の数値は次のとおりでした。
白血球 5.2 赤血球 3.48  ヘモグロビン 11.7
ヘマトリック 34.1  血小板 181  MCV 98.0
MCH 33.5  MCHC 34.1  Neutr 42.5
Eosino 3.1  Baso 0.0  Mono 16.6
Lymphо 37.8 
 monoが基準値4-7に対して大きいのが気になります。その点も
コメントいただければ有難いです。

補足日時:2009/09/11 21:17
    • good
    • 0
この回答へのお礼

次のご回答のとおりです。ありがとうございました。大変参考になりました。

お礼日時:2009/10/06 11:04

赤血球のMCVの値はいくらですか?


血小板数、白血球数はいくらですか?
LDHの値はいくらですか?
Cr、BUN、eGFRの値は?

この回答への補足

早速ご覧いただきありがとうございます。お尋ねの数値など次のとおりお知らせします。
MCV 95・1  MCH 31・0  MCHC 32・6
血小板 200   白血球数 3800 赤血球数 346
LDH 161   BUN  17・0
Оr eGFR は検査項目になかったようです。
よろしくお願いします。

補足日時:2009/09/07 22:17
    • good
    • 0
この回答へのお礼

お手数おかけしました。補足をお送りした後ご回答いただけませんでしたが、その後採血検査したところ、ビタミンB12 181、葉酸 14.4
フェリチン 12.4 でした。 ビタミンB12と鉄分が不足とのことでした。 以上の経緯からご見解なりコメントなどいただければ有難いです。

お礼日時:2009/10/06 10:47

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!