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遺伝子を書き換えることによって永遠の命をつくることは可能ですか。

A 回答 (4件)

生殖細胞は、その周囲に体細胞を発生させては更新し(世代交代)、


40億年前からずっと生き続けています。
生物的には「永遠の命」がベースで、進化において「個体の寿命の制限」を
獲得したのです。
なぜ「永遠の命」などという退化が必要なのでしょう?
人口爆発で人類を滅亡させたいとかですか?

人類の細胞も、DNAの最後に回数券のようなくり返し配列が(50回ほど)
あり、一回細胞分裂するごとにくり返しが1つ減って、なくなるとそれ以上
細胞分裂できず、新陳代謝できずに老化して死ぬようになっています。

生物は、有性生殖以前の「突然変異による多様化と、その淘汰による選択」
という人まかせで遅い進化に対して、交配する事で、遺伝子の配列を
シャッフルして多様性を生み、また交配のための種内の競争による選択という、
すばやい進化を可能にしたのです。
そこにおいて、世代交代しなければ個体数が増える一方なので、自ら寿命を
制限しているのです。

細胞分裂で増えるゾウリムシ(単細胞生物)は、有性生殖など必要ないよう
ですが、実は時おり、他の細胞とくっついて遺伝子を交換する、「接合」を行います。
もし接合をせずに、細胞分裂だけしていると、百数十回ほど分裂したところで
それ以上分裂できなくなり、死んでしまいます。
接合をすると、また若返って、百数十回分裂できます。
それほど「遺伝子の交配」というのは、進化に有効なのです=長生きは退化。

死は世代交代を意味し、その有性生殖において愛は生じ、親や子供は
存在するのです。
人は往々にして不死に幻想を抱きますが、人も愛さず、子供もいない、
そんな社会が魅力的には思えません。
逆に愛があれば、自己の肉体の限界を超えて、意志(=精神的充足)は広がります。

生と死は対立概念ではなく、「より良く死ぬことが、より良く生きること」なのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/08/18 12:24

「生きている」の定義によりますが、一般に生物学者が用いている定義では、永遠の命をつくることは可能です。

というかつくる以前に人の手が加わらなくとも永遠の命が自然発生します。
がん細胞だって永遠の命を持っていますから。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/08/18 12:28

永遠を文字通り解釈して無限ととらえるなら、質問自体が無意味です。


永遠を寿命の延長ととらえるなら、ある程度までなら可能でしょう。

ただし、生命は複数の遺伝子の発現、遺伝子発現の制御、生産されたタンパク質の
調節など、極めて複雑なバランスから成り立っている奇跡の存在です。

したがって、遺伝子を1つや2つ書き換えたからといって、どうなるかは現在誰も
予想できません。たいてい、劣化します。

死の原因というのは、
1、老化による機能不全
2、物理的負荷による構造崩壊
であり、これらを防ぎきる生命を創るには、奇跡のバランスをつくるヌクレオチド配列を
初めから知っている存在でなければなりません。
だから、普通の人間では無理です。

原核生物など環状DNAをもつ生物は、テロメアが短くなるなどの問題を回避できますが、
これだけではだめで、物理的な負荷から染色体をしっかり守れないと永遠の命は手に入り
ません。DNA複製時の誤りをめちゃめちゃ少なくする酵素が導入されればなんとかなるかも
知れませんが。

ちなみに、癌細胞は死の原因1と2を回避できていません。永遠の存在ではありません。
細胞分裂を無限に行えるだけで、老化も物理的な負荷も他の細胞と同様に起こります。

結論
遺伝子書き換えでは、人間が長寿を志す上で、限界がある。ほぼ無理。
永遠の存在を創るには、老化と、物理的負荷に耐えられる奇跡の遺伝子発現パターンを持った
生命体の染色体を構築することが必要。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/08/18 12:24

私は可能と考えます。


遺伝子書き換えも少しずつ進歩してるので。
不可能と言い切ることはできません。

たとえば肝細胞の寿命は一年半です。
アポトーシスのスイッチがonになり
分解されてしまします。

これをoffにすることはラットレベルで成功しています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/08/18 12:24

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