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時間は継起的な存在で、空間は同時的なものといわれていますが、どうして時間と空間は交わるのか?そして私たちは時間と空間が交差するところに生きているということですが、それは一体どうゆうところなのか?ほんとにわからなくて困ってます(>_<)哲学に詳しい人、理解の手助けをお願いします!

A 回答 (4件)

 どうゆう視点で答えていいか迷いますが・・・



>どうして時間と空間は交わるのか?

 時空という概念を説明すればいいのでしょうか?

19世紀まで、時間の自然哲学の分野では、
自然機械論という考え方が一般的で、
自然は時計の精密機械のように相互に関連した
歯車のような仕組みで動いていると考えれて
いました。

 今では電波のような波の理論として
知られているマックスウェルの電磁気学の
方程式も、19世紀にそれを作ったマックスウェル
自身は、複雑な歯車の絵を書いて理論を考えて
いたと言われます。
 
 そして時間はその歯車に規則正しいリズムを
与えるものと考えられていたのです。

 しかし、19世紀のおわりころ、17世紀に
生まれたニュートン力学に対してわき上がった
数々の疑問の中、ニュートンの定義した重力と
いう引力に対してもいろいろな議論が起こり
ました。

 俗に万有引力(万物が有する引力)というくらいで、
ニュートンは引力を物体の質量を元に計算していまし
た。

 しかし、19世紀の数学者リーマンは、
引力というのは空間の歪みで定義できる
のではと考えその数学的理論体系を
作ります。これが現在リーマン幾何学と呼ばれて
いるものです。

 リーマンのアイディの発端は、ファラデェー
(だったかな?)という学者の場の理論と
いう考え方でした。
 ファラデェーの考えは、磁石の持つ磁力のゆうのは
空間に分布する磁界によるものだ、というもので、
よく磁石の周りに鉄粉をまくと模様ができると
いうのを小中学校で見たことがあると思いますが、
磁力というのは、このように空間に分布していて、
その力の強さは磁力線の密度によるのだと
していたわけです。

 磁力線に密度の差ができるのは、空間の
ほうが磁石で曲げられたのではないかと
リーマンは考えたわけです。

 リーマンは空間の歪みを表現する数学は
完成させたものの、実際の物理現象にうまく
結びつけて説明することができませんでした。

 その後、リーマンとは全く別に、マックスウェル
の電磁気学の方程式で、光の運動について
考えていたアインシュタインが、光の速度と
いうものがいつも一定でないと、矛盾が生じる
ことに気づきます。
 光速は約30万キロメートル毎秒とされています。
借りに秒速15万キロメートルで飛ぶロケットの
先端から進行方向に光を放つと、光は15+30
で45万キロメーター毎秒で飛んでいくはずですが、
実際には同じ30万キロメーター毎秒だと
いうのです。

 光の速度が45から30に落ちたのでしょうか?
そうではなく、時間の進み方が変化したと
アインシュタインは考えました。
 そして、時間も縦、横、高さといった
空間の方向の1つで、物体の運動に伴い
歪むのだと考えたのです。

 アインシュタインはここで、空間の歪みを表す
数学を探し始め、リーマンの論文を見つけます。
そして現在相対性理論と呼ばれている理論を
完成させます。

この理論により、初めて人間は
1)縦、横、高さ、時間という4つの方向がある
 空間に暮らしていること。
2)物体の運動というのはこの4つの方向成分を
 持っているということ。
3)時間の進み方はどこでも一定ではない。
 物体の運動、重力の強さに伴い変化すること。
を知ることとなります。


>そして私たちは時間と空間が交差するところに生きているということですが、

 縦、横、高さの3つの方向と、時間という
方向の違いは、時間という方向だけ、人間の
意思で好き勝手に行ったり来たりできないと
いうことです。

 常に、人間は過去から未来といった
一方方向に移動させられているのです。

 飛行機から飛びおりるスカイダイビングを
想像してみて下さい。
 ダイバーは体の向きを変えることで、
縦、横方向には移動できますが、落下を
食い止めることは出来ません。

 時間の経過とは、空間の中の
時間という方向に落下していくのと
同じです。
 
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この回答へのお礼

すごく丁寧かつ詳しく答えてくれていてちょっと感動です!むずかしいけど参考になりました(^O^)具体例とかもあってわかりやすかったです!ありがとうございます(●^o^●)

お礼日時:2003/06/23 00:44

参考程度に



空間と時間の概念を考える時に良く使うのが映画館のスクリーンの映像の例なんです。スクリーン上の映像は、映写機が回っていないと静止してますね。静止している空間にはすべてのものがありますが動いてませんね。静止空間はすべての事象が同時的ですね。一枚の絵の中でとまってますね。映写機が回り始めると動きが始まりますね。このときから時間の概念が働き始めていますね。空間的には同時的であるが時間の作用で動きがでます。動きにより原因と結果の連鎖が生じますね。同じ家に住んでいるのだけれども昨日と今日は変化があるので同じではない。それは宇宙も、銀河も、太陽系も、地球も、地球のあらゆる生物に対しても同じですね。動いてますね。これ時間概念です。
すべてが静止していれば一枚の写真の中にすべてが写っているだけですね。
他の表現例では、時間の説明に無限につながった列車を使うことがあります。これも考えやすいかもしれません。列車が走っています。時間という線路上を走っているんですね。今いる箱(空間)が現在という箱です。一つ後ろの箱は過去という箱です。一つ前の箱が未来という箱です。箱は仕切られていて前にも後にも移ることは出来ません。でも外の風景は見ることが出来ます。箱からは現在の風景は見えますね。未来も霧の中にかすかに見えますがぼんやりしたものです。そんな空間と時間の中に住んでいるという概念ですね。
つまり空間と時間はそれぞれが存在意義をもっているということですね。その交差点が現在というものということでしょうか。
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この回答へのお礼

表現例があってわかりやすかったです!新たな発見ができました(^O^)すごい参考になります!ありがとうございます!

お礼日時:2003/06/23 00:48

私は、次元の考え方を使っています。


つまり、4次元のベクトルとは、たて・よこ・高さ・時間だと。
違う時間にあったことは同時に表せないでしょう?
だから、私たちの住む世界は3次元なんだと思ってます。

そう考えると、時間と空間は交わっているのじゃないでしょうか?
空間を越えた「存在」をはかるものさしとして。

哲学に詳しくは無いですが、口を挟ませていただきました。
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この回答へのお礼

十分詳しいと思います!なんか少しわかったように思います!参考になりました(^O^)ありがとうございます!

お礼日時:2003/06/23 00:39

「時間とは、それを考える主体があって初めて存在する」とどこかで聞いて(読んだ)ことがあります。



その主体が我々人間ならば、ここに時間が存在しており、同時に、物体として3次元空間にも存在しているので、ここで交差しているのではないですかね。
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この回答へのお礼

うーん(>_<)むずかしいですね!でも参考になりました!ありがとうございます(^o^)

お礼日時:2003/06/23 00:35

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