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家族に、ディーゼルのせいと思われるものの理由で、声がかすれるような感じになる人がいます。
色々複雑な理由はあるのだとは思いますが、なぜディーゼル車は廃止されないのでしょうか。廃止はできないものなのでしょうか。
それと、ディーゼル車の方がガソリン車(というのでしょうかね?普通の車の事です)よりも良いというのを見たりしたのですが、本当なのですか!?あとヨーロッパではディーゼル車が多くなっているというのも本当なのですか!?専門的なことは分からないのですが、信じられないです。(汗)
何でも良いので、何かあったら教えてください!!

A 回答 (7件)

 言いたいことを要約すると次の3つになります。



1 ヨーロッパでディーゼル車が普及しているからと言って
  それで、日本でディーゼル車を使って良いという理由にはならない

2 ディーゼル車を廃止することは不可能でも、減らすことは出来る

3 とはいえ、ディーゼル車には、優れた面があり、
  しっかりとした排ガス対策とハイブリッド化で
  一番のエコカーになる可能性もある


 細かい内容は以下のとおりです。


○ヨーロッパでディーゼル車が悪者にならないで理由

 他の回答者と違う面から回答をしたいと思います。
 ディーゼル車が悪者にならなくてすむ理由を書きたいと思います
 ヨーロッパは、日本と比べ人口密度が小さいからだと思います。
 ディーゼルから出る黒煙は、あまり散らばらずにその地域だけを
汚染します。
 それに対して二酸化炭素は、広範囲に散らばり、地球全体を温暖化する
と考えられています。
 日本では、人口密度の多い町中で多くの自動車が走っています。
それに対して、ヨーロッパでは町から外れた所に、高速道があります。
 そうなると、人口密度の小さいヨーロッパでは、二酸化炭素を
問題にする人が多くなり、人口密度の大きい日本では、黒煙を
問題にする人が多くなると思います。
 それでヨーロッパでは、二酸化炭素を出さないディーゼル車が
普及し、逆に日本では、ディーゼル車が悪者になると思います。

○日本の軽油が粗悪だと言われる理由
 日本の原油は中近東産で、ヨーロッパの原油は北海産です。
中近東産の原油には多くの硫黄分が含まれ、これが、黒鉛を多く
発生される原因の一つとなっていて、これが日本の軽油は粗悪と
言われる理由です。
 しかし、現在規制が厳しくなって、石油会社でより高度な
精製をするようになった現在では、それほど大きな差はありません。

○大型車にディーゼル車がないというのは、少し問題があると思う
 ガソリン車に大型車がないというのは、少し問題があると思います。
(間違っているという訳ではありません。)
 確かにそうなのですが、アメリカの場合、8tトラックまでガソリン車が
あります。これで、かなりの部分の自動車はガソリン車にすることは、
できると思います。ちなみに日本では2tトラックくらいまでです。
 日本でこのようなトラックがないかというと、軽油に比べ、ガソリン
の税金が高いためです。それで、日本では、燃料をたくさん必要とする
大型自動車ほどガソリン車が売れないようになっているのです。
 ディーゼル車を廃止することは出来なくても、もっと台数を減らすことは
できます。(実際、乗用車では、NO.2の方が書いている規制の効果でかなり
減少しています。)

○完全燃焼すれば良いというものでは、ありません。
 完全燃焼すると、今度は二酸化窒素が増えます。これは、ぜんそくの原因
物質と言われています。
 ディーゼル車の規制が遅れた原因に、完全燃焼をさせると、二酸化窒素が
増加し、不完全燃焼だと黒鉛が増加するという、背反の関係にあることが
あります。(一番の原因は、メーカーと行政の怠慢なのかもしれませんが、
難しいことには、間違いはないと思います。)

○ディーゼル車が悪者でなくなる日は来るかもしれない
 2010年までに2段階で、ディーゼル車の規制は大幅に強化される予定に
なっています。(今その第1段階の規制が順次行われているところです。)
 そうなると、大幅に黒鉛減るでしょう。その時、たくさんの黒鉛を出した
車を見たら、それは車が悪いと言うより、整備の不良だったり、不正な軽油を
使っているせいでしょう。その時は完全に使っている人間の問題となると
思います。
 ディーゼル車にプリウスとかで使っているハイブリッド(モーターと
エンジンを併用したもの)を導入すれば、燃料電池車(水素で発電し、
その電気で走る自動車)が出るまで、一番のエコカーにだってなる
可能性はあると思います。(すでにかなり悪いイメージがあるので、
なかなか難しいとは思いますけどね。)
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この回答へのお礼

こんなにたくさん書いていただきありがとうございます!!まずヨーロッパと日本での問題重視する点が違うという事だったのですね!!地理的問題があったとは知りませんでした。知識が増えてとても嬉しいです。

お礼日時:2003/10/20 23:18

No6の方とほぼ同じ意見なのですが、補足です。


ヨーロッパと日本との違いですが、確かにヨーロッパのディーゼル車はPMが少ないです。
これは圧縮比をあげて燃焼効率を高くしているからです。
その代わりNOx(窒素酸化物)の発生率は日本より高くなります。
日本の場合、NOxの規制が厳しいため、燃焼効率を上げられないということがあります。
NOxの規制を緩めて、PMの方規制を厳しくした方がいいのでは、という意見もあります。

あと、燃費がいいとのことですが、小型車に限った場合はそうともいえないのではないでしょうかね。
ディーゼルの場合、ガソリンと比較してエンジンが重く、パワーも劣ります。

参考URL:http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/DieselTokyo06 …
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この回答へのお礼

載せていただいたホームページを読ませていただきました。車についても知る事ができました。ありがとうございました!!

お礼日時:2003/10/20 23:29

 ディーゼルエンジンが悪者のように皆さん言われていますが、悪者も善人になるんですよ!


 岡山のある発明家の発明したエマルジョン技術を使えばほとんどカーボンは無くなり、黒鉛は出なくなります。
 軽油に同量の水を入れてエマルジョン(ドレッシングみたいな物)を作り、これをディーゼルエンジンで燃焼させると
    C+H2O→CO+H2(水性ガス反応)
 みたいな反応でほとんど完全燃焼してしまいます。黒煙も出ないし、排気ガスも臭くありません。(勿論臭いは有ります。)
 もう少し我慢してください。そのうち世の中のディーゼルエンジンから黒煙はなくなります。
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この回答へのお礼

大変貴重な情報をありがとうございました!
ディーゼルが善人になる事を願っています♪

お礼日時:2003/10/20 23:13

ほぼ解答が出揃っているようですが、


黒鉛問題だけで言えば、ヨーロッパのディーゼル車の場合は黒煙(PM)はほとんど出ていません。これはもちろん欧州メーカーの高い技術力(逆にいえば日本メーカーが技術力がない)もあるのですが、もっと大事なのは販売されている軽油の問題です。日本の経由は硫黄分が多いのでどうしても黒煙を減らすことについて難しいのです。
今年秋から日本のトラックメーカーが相次いで低PM車を発売していますが、これらはすべて低硫黄軽油の使用が前提となっております。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました!!新しい事がわかって嬉しいです!新たな質問になってしまうのですが、車の環境が悪い所に住んでいる場合は、住む場所を変えるという事をするのが良いのでしょうか?それくらいしか出来る事はないのでしょうか?

お礼日時:2003/10/19 22:14

ディーゼルは,現在人間が持っている内燃機関の中で,


最も効率の良いエンジンです.
ですから,大きなエンジンとなるとどうしてもディーゼルに
しないと採算性が悪くなる,と言うことがあります.

ここで採算性を持ち出すと,印象悪くなるかも知れませんが,
重視すべき要素のひとつですので,容易には捨て去れません.
一企業の採算性はもろに,我々の日常の買い物の負担が生じます.
(運送会社の負担は運送料にかかり,運送料の負担は末端消費者に
しわ寄せされてしまいます.)

ただ,採算性を追求してばかりじゃダメですね.
こんな良いエンジンを,環境にも配慮して皆が安心して
使えるよう,有効に利用せねばならないのは言うまでもありません.

その為にいろいろ研究されています.
いろいろな装置が出て来ていますが,こういうものが,
うまくこの資本主義経済の中で安く流通することが必須です.
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました!!
有効に利用されれば良い訳なのですね。
私が知らない所で、色々な研究がされているのですね・・・(関係者の方々ありがとうございます!)
関係がないと思っている人達にも、関心を持ってもらえると嬉しいなと思いました。

お礼日時:2003/10/18 01:02

このような質問は何度も出されていますが、


ディーゼル擁護派なので何度でも回答します。

> なぜディーゼル車は廃止されないのでしょうか。廃止はできないものなのでしょうか。

できません。なぜなら、大型のエンジンはガソリンエンジンでは作れないからです。
理由を説明すると専門的になってしまうのですが、原理的に無理なんです。
不可能ではありませんが、あまりにも非効率的。燃料の無駄の多いエンジンになってしまいます。

> ディーゼル車の方がガソリン車(というのでしょうかね?普通の車の事です)よりも良いというのを見たりしたのですが、本当なのですか!?

本当の部分もあります。
エンジンの性能を評価する指数に、熱効率というものがあります。
これは、燃料の持っているエネルギーをどれだけ力に変えられるかをパーセントで表わしたもので、ガソリンエンジンは30%、ディーゼルエンジンは40%程度と言われています。
つまり、ディーゼルエンジンは燃料の無駄の少ない、効率のいいエンジンなんです。

> あとヨーロッパではディーゼル車が多くなっているというのも本当なのですか!?

本当・・・らしいですね。ヨーロッパには行ったこと無いけど。(笑)
上記のとおり熱効率が良い=地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排質量が少ない。という理由から、ディーゼルエンジンは環境に良いエンジンとされているそうです。
ベンツなどの高級車にも、ディーゼルエンジンのモデルがあるそうです。
日本に輸入されているかは分かりませんけど。

日本ではディーゼルエンジンは黒煙を撒き散らす悪者と見る人が多いですが、これには理由があり、
○ 日本で販売されている軽油はヨーロッパの軽油と比べて不純物が多く、粗悪である。
そのため黒煙が多く出る。
○ ディーゼルエンジンに対し、有効な排ガス規制がされていなかった。そのため、メーカーの開発も後手に回った。
○ トラック、ダンプなどは整備不良が多い・・・気がする。

ディーゼルでも黒煙を出ないようにすることは可能です。
今までやってこなかっただけで。
車を使う側からすれば、環境に優しい車を使いたくても、商用車は殆どディーゼルなんです。
排ガス対策のされていないエンジンを、粗悪な燃料で使うことしか、日本ではできなかったんです。それしか選択の余地がなかったんです。

バイクに乗る私もトラックの排気ガスには苦しめられました。
なので、ディーゼル規制には大賛成!むしろ遅すぎだと思います。
しかし、問題は方法ですね。
段階的な買い替えを促進させるべきで、急に「あなたの車は来年から乗れません。乗ったら罰金です。」なんて言われても納得いきません。
しかたなく新車に買い換えたけどさ。
あ~、思い出したらまた頭に来た!
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この回答へのお礼

私でも解るくらい、わかりやすく教えていただきありがとうございます!!
そうですね。急にというのは急すぎますよね。
これから色々な面での問題が改善されることを期待したいです。

お礼日時:2003/10/18 00:48

 ディーゼル車からは、不完全燃焼による黒鉛微粒子が多数排出されます。

それを吸って肺にたまり、肺がんになる可能性があります。一日も早くなくなって欲しいものです。
 しかし、ディーゼルエンジンは駆動力があり、丈夫です。(低回転で多くの力が出る。)そのため、大型車はディーゼルです。そのため、ディーゼルはなくならないでしょう。
 また、ディーゼルは、非常に燃費がよので、二酸化炭素をガソリンエンジンほど排出しません。それで、ヨーロッパでは増えております。さらにヨーロッパでは、軽油の質やディーゼルの技術面で日本よりも進んでおります。そのため、日本よりは害はすくないのでしょう。
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この回答へのお礼

なるへそ!そうなんですね。そうなるとやはりなくなりはしないのでしょうね。ヨーロッパは日本と同じではなかったのですね。よく解りました!
どうもありがとうございました!!

お礼日時:2003/10/18 00:41

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