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夏に向けて電力が逼迫し、気になっていろいろ調べたりしているのですが、
揚水式発電のことで分からないことがあります。質問詳しい方、是非おしえてください。


揚水式発電は夜間に原子力の電力を使って上のダムに水を汲み上げ、電力の需要が高まる日中に発電する。ここまでは理解できるのですが、

●震災前は毎日、夜間に水を汲み上げていたのか?(汲み上げ時間や実績のデータが見つからない)

●上の場合、日中はかならず揚水式発電を行っていたのか?(電力を使わない季節は、揚水式発電の供給力は不必要にならないのかと思いました)

●震災後はコストのかかる火力発電が供給力のメインとなっているため、現在は汲み上げっぱなしで、いざという時以外、揚水式発電は利用されないのか?


わかりにく質問かもしれませんが、何卒よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

私も興味があって揚水式発電の実績データを探してみました。


結果、ないですね~ (-_-#)

あきらめきれないのでそれらしいデータを集めてみました。電気事業連合会から全国の揚水動力実績です。数字がマイナスなのはなぜだか考えてください。私はわかったと思います。データの一部は前年同月比から計算しています。見難いのはご容赦ください。
http://www.fepc.or.jp/library/data/hatsujuden/in …

     揚水動力 千kWh  前年同月比 %  原子力設備利用率 %
2009年1月  -555,207  データ無  67.2
2009年2月  -390,115  データ無  67.0
2009年3月  -342,897  データ無  59.8
2009年4月  -168,183  データ無  58.6
2009年5月  -485,887  データ無  61.1
2009年6月  -537,533  データ無  59.9
2009年7月  -956,801  データ無  67.6
2009年8月  -1,154,328  データ無  66.8
2009年9月  -716,283  データ無  63.7
2009年10月  -347,729  データ無  63.5
2009年11月  -388,783  データ無  66.6
2009年12月  -413,147  データ無  74.0
2010年1月  -555,207  データ無  70.8
2010年2月  -409,230  4.9    69.9
2010年3月  -627,159  82.9    66.0
2010年4月  -428,026  154.5    66.9
2010年5月  -584,036  20.2    62.1
2010年6月  -699,330  30.1    66.1
2010年7月  -1,149,118  20.1    70.1
2010年8月  -1,627,603  41.0    70.2
2010年9月  -1,397,468  95.1    66.7
2010年10月  -669,727  92.6    72.3
2010年11月-452,932  16.5    71.3
2010年12月  -395,795  -4.2    67.9
2011年1月  -492,469  -11.3    66.1
2011年2月  -289,735  -29.2    70.8
2011年3月  -526,186  -16.1    58.3
2011年4月  -247,399  -42.2    50.9
2011年5月  -500,201  -14.4    40.9

この数字をもとにおよその稼働率を計算しました。

2010年8月を100とした場合の稼働率 %
    2009年 2010年 2011年
1月   34    34    30
2月   24    25    18
3月   21    39    32
4月   10    26    15
5月   30    36    31
6月   33    43
7月   59    71
8月   71    100
9月   44    86
10月   21    41
11月   24    28
12月   25    24

この数字をどのように解釈するかですが、
2010年の猛暑での稼働率が高い、よって震災前にも稼動していたと考えられる。
月や季節ごとの稼働率の変動幅が大きく、必要に応じて動かしていたと考えられる。
2011年4月、5月の稼働率を見ると、いざという時以外利用しないと考えられそうです。
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この回答へのお礼

数値まで出していただきありがとうございます。

揚水発電の特性上、発電力=ロスと考えれば、夏場は特に活躍しているようですね。

ただ、原子力設備利用率と単純に比例していない部分があったりと揚水発電にはまだまだ謎があります。

各電力には詳しい説明を望みます。重ね重ねありがとうございました。

お礼日時:2011/07/07 11:02

 


 揚水式発電は夜間に原子力の電力を使って上のダムに水を汲み上げ、電力の需要が高まる日中に発電する。ここまでは理解できるのですが、


 これは間違いです。揚水発電のコストは1KW/h30円強です。電力の需要が高まる日中に揚水式発電では無くコスト安い火力発電でまかないたいんですよ。では何故巨額な赤字を出して揚水式発電は夜間に原子力の電力を使って上のダムに水を汲み上げる必要があるってことです、ここが本当に語れてないのです。
 フランスなどの諸外国の原子力発電では負荷(電気の需要)が減る夜間に原子力発電の出力調整行います。所は日本では原子力発電は出力調整しません、何故しないのか原子力発電の出力調整行うと熱量が変化するのでシステムに温度変化が起こります、温度変化は熱ストレスとして疲労蓄積されると言う考えがあります。ストレス(疲労蓄積)を溜めない為に日本では原子力発電は出力調整しません。

 ここで日本では原子力発電は出力調整しませんってことは夜でもフルパワー発電状態です。夜は電気の需要が減る。減ると原発の発電機へ掛かる負荷が減る。あまりに減ると原発は自動停止します。そこで活躍するのが揚水式発電なんです、これで負荷調整するんです。
 したがって原発に必ず対になる揚水発電(コストは1KW/h30円強)がいるんです。
 それならば変電所で切り替えて送れば・・・って考えるが、これもダメなんですね。切り替えるのに100mSとか掛かります。僅かに電気が送られられない時間ができ需要家の機械を制御しているコンピュターがダウンすることもあるのでこれも無理なんです。


 ちなみに原発の1KW/hの値段

(1) 原発の運転だけ 5~6円
(2) (1)+廃炉費用+使用済み燃料処理など 12円~13円
(3) (2)+揚水発電のコストをいれこむ   13~14円
(4) 電源三法交付金+研究費などと原発事故などいれこむと 22円以上


(1)、(2)、(3)は政府機関の資料
(4) 枝野さんTVでどばーん発言 5年前に政府で原発事故などいれこんで経済効果をだした
  -15兆円だったそうな 

現時点実際に原発の経済効果はマイナスになりました

 http://openblog.meblog.biz/article/4486510.html
 http://eco.nikkeibp.co.jp/article/report/2011060 …


実は原発が一番値段が高いですよ 




 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
クリーンで安全で安いと言われ続けていた原子力発電ですが
今回の事故でご都合主義の嘘とほつれが浮き彫りになってきているように思えます。
進むにせよ、戻るにせよ、今一度勇気を持って立ち止まることが必要なのではと思います。

お礼日時:2011/07/07 10:40

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