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人間の脳の中で、記憶や想像によって 映像・画像を出力している部位はどこなのでしょうか?
名称と、できれば部位のわかる参考画像があれば助かります。

A 回答 (3件)

こんにちは。


我々の視覚情報といいますのは、後頭葉で知覚処理されたあと、二つの経路に分かれ、それぞれ側頭葉と頭頂葉で認知、記憶されます。
「物の色や形」、あるいは「顔や模様」といった情報は「腹側視覚路」を通って側頭葉連合野に送られます。これとは別に、「物の位置や配置、動き」などは背側視覚路から頭頂葉連合野に入力されます。
頭頂葉には身体全域から「体性感覚情報」が入力されてり、ここでは常に自分の身体や姿勢などを基準とした「三次元空間座標」が作られています。そして、この頭頂葉の三次元座標を使って物の位置や配置を把握することを「空間認知」と言います。
側頭葉連合野では色や形などを基に顔や模様といった認知・識別を行っています。ですが、頭頂葉の三次元座標を使って空間認知を行わなければその位置や配置は愚か、見える方向も特定できません。つまり、我々の視覚イメージというのは「側頭葉の形態認知」と「頭頂葉の空間認知」が連合することによって作られているということになります。

我々の視覚情報といいますのは知覚処理の過程で「色や形」「位置や配置」という別々の成分に分けられています。ですから、視覚記憶というのもそのまま側頭葉と頭頂葉の機能によって別々に保持されていることになります。では、これを思い出すというのは、その記憶情報がそれぞれの連合野に引き出されることによって再び視覚情報として認知、連合され、脳内に再構築されるということです。
昔見た情景がそのまま思い出せるのは、その背景や配置などが連想記憶として保持されているからです。では、見たこともない、記憶にない情景を想像するというのは、その組み合わせは脳内で後から自在に変更することができるということです。ですが、この視覚認知と連合はそれぞれの視覚連合野の機能を使って行われています。ですから、仮にそれが架空の想像イメージであったとしましても、脳内では見ているのと同じ処理が行われているということになります。
空想と現実の区別が付けられるのは、そこで適切な状況判断が行われるからです。ところが、眠っているときはこの状況判断ができませんので、夢と現実の区別が付けられなくなります。

重箱の隅を突くわけではありませんが、#1さんのご指摘通り、この脳内に構築された視覚イメージを「出力」と呼ぶのはやはり不適切です。まず、脳内で出力と言いますのは、厳密には前頭連合野以降の運動出力や言語運動出力に限られ、各感覚連合野から前頭連合野に至る経路は全て「入力処理」ということになります。
確かに我々は、見た物、あるいは記憶にあるものを視覚イメージとして脳内に捕らえています。ですが、これを出力としてしまいますと、脳がそこに出力した画像を見ているのはいったい誰なのかということになってしまいます。
実は、これは哲学者や科学者の間で古くから議論されてきた有名な難問です。ですが、科学的にはまだきちんと解明はされていいないのですが、果たして、我々の脳内にそれを見ている別な人格が存在するというのはやはりおかしいというのが現時点での暫定的な見解です。このため、近年では専ら、それはイメージ出力ではなく、入力処理過程に現象として発生する「意識や認識」として扱われています。
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記憶や想像によって、視覚経路が活性化されるという話は聞いたことがあります。



http://pooneil.sakura.ne.jp/archives/permalink/0 …
>この課題を解くためには記憶能力が要求されるが、TE野切除群ではこの課題の遂行がTEO野切除群と比べて顕著に障害されていた。このことは側頭葉皮質の中でもTE野が視覚記憶に深く関与していることを示している。

図は以下など、他にもあるかもしれません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%85%B9%E5%81%B4% …
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映像や画像の処理は「後頭連合野」だったと思います。



http://naruse-ms.com/tuch/effect.html

但し、後頭連合野は「視覚野からの入力を処理」しているので、出力はしていません。

てゆか「映像・画像の出力」って、脳には不可能では?

「記憶からの連想」ってのは、連想しているだけで、何も出力はされませんよね。

「連想した映像を、紙に絵で描く」としても「映像が出力されている」訳ではありません。

「絵で描く」ってのは「筆を持て」「手を動かせ」と言う信号を筋肉に送っているだけですから、映像は出力されてません。
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