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高校生物Iからの遺伝子・染色体に関する出題で、わからない問題があり、御質問させていただきます。


スイートピーでは、花色に関する遺伝子(紫花B、赤花b)と花粉の形に関する遺伝子(長い花粉L、丸い花粉l)と連鎖している。そこで、BとLおよびbとlが連鎖している紫花・長花粉(遺伝子型BBLL)と赤花・丸花粉(遺伝子型bbll)を両親としてこ交配を行うと・・・

※F2は、紫花・長花粉:赤花・丸花粉=3:1になるはずであるが・・・

結果(実験値)は→紫・長1528 紫・丸106 赤・長117 赤・丸381 となった。
分離比では→13,7 : 1,0 : 1,0 : 3,4


生物が好きで、特に遺伝子・染色体が絡む問題に詳しい方々へ、


まずはじめにF2が、3:1になる・・・と推察された理由、
{私は結果(組換えが行われる)を知る以前に推察されるならば、F1のBLとblは互いに連鎖している関係なのだから、
本来 『BLbl』 を自家受精したら、F2は紫・長 : 赤・丸 → 1 : 1 とみるのが妥当だと思いました・・・}


そして結果、分離比が13,7 : 1,0 : 1,0 : 3,4
となった理由を教えていただけますでしょうか。

A 回答 (3件)

遺伝子型と表現型の違いはちゃんと分かっている前提で。



>F2が、3:1になる・・・と推察された理由

BBLLという遺伝子が減数分裂してできたBLという配偶子(おしべ・めしべなどにある卵細胞とか精細胞ね)と、
bbllという遺伝子が減数分裂してできたblという配偶子が一緒になって生まれたのが、
BbLlという遺伝子を持つ(表現型;BL)F1です。

BbLlとは表現するけれども、実際は父由来・母由来の、BLという遺伝子が乗ってる染色体と、blという遺伝子が乗ってる染色体がそれぞれあるのはいいかな?

F1が自家受粉するとき、BbBlという遺伝子が減数分裂してBLとblという配偶子を作ります。

ここで組み換え(遺伝子の乗り換え)がなければ、卵細胞由来の配偶子(BL,bl)×精細胞由来の配偶子(BL、bl)でF2がつくられて、その遺伝子型はBBLL,BbLl,bBlL,bbllの4通りが出来る。
表現型はそれぞれBL、BL、BL、blとなるから、紫花・長花粉:赤花・丸花粉=3:1
と推察されたわけです。

>分離比が13,7 : 1,0 : 1,0 : 3,4

ところが出るはずのない表現型のbLやBlが出来てしまったってことは、F1の減数分裂をする際に、BLとblに分かれるはずが途中で遺伝子の乗り換えが起きて、bLやBlという遺伝子の配偶子(表現型と意味がちがうので注意)が出来ている。


たとえば(B L)(b l)という1対の遺伝子が7組、減数分裂を行ったとして、

できた14個の配偶子が

(B L)と(b l)
(B L)と(b l)
(B L)と(b l)
(B L)と(b l)
(B L)と(b l)
(B L)と(b l)
(B l)と(b L)

のように、7つに1つ組換えをおこしているとすると
配偶子の数を数えると、BL:Bl:bL:bl=6:1:1:6

つまり、 1/(1+n)の確率で(n+1個減数分裂するとき、1個)組み換えが起きるとき、遺伝子の分離比はBL:Bl:bL:bl=n:1:1:nとなる。

そこで(BL、Bl、bL、bl)× (BL、Bl、bL、bl)を計算すると、表現型BL:Bl:bL:bl=(3n^2+4n+2):(2n+1):(2n+1):n^2

となります。(計算してみてね)

実際の分離比(13.7 : 1.0 : 1.0 : 3.4)と(3n^2+4n+2):(2n+1):(2n+1):n^2を比較すると、n=6が近いので、おそらく組み換え後の遺伝子の分離比はBL:Bl:bL:bl=6:1:1:6のはず。

例えば実際に、14個の配偶子×14個の配偶子の組み合わせ(196通り)のうち、出来たF2の表現型を計算していくと、BLは134、BlとbLは13、blは36と、実際の分離比に近くなります。

逆に、実際の分離比から組み換え率を推察するときは、分離比を全部合計してみて、(この場合だと137+10+10+34=191)ある数字の2乗に近いものがあれば(今回は14の2乗=196)、そのあたりから推察できそうです。

ただし、必ずn:1:1:nとはならない場合もある(4:7:7:4とか)ので注意が必要です。

参考URL:http://okwave.jp/qa/q6769591.html
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コレって,「ベーツソンとパネットの実験」ですよね。



>結果(実験値)は→紫・長1528 紫・丸106 赤・長117 赤・丸381 となった。
分離比では→13,7 : 1,0 : 1,0 : 3,4

<この後彼らはF1の[紫・長]の個体を検定交雑して組み換え価を計算で求めた> と高校の時習ったと記憶しています。
多分white-menさんの高校生物Iの教科書にも載っていると思いますよ。
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>特に遺伝子・染色体が絡む問題に詳しい方々へ、


別に詳しくはないのですが,

>F2は、紫花・長花粉:赤花・丸花粉=3:1になるはずであるが・・・

コレって,BとLおよびbとlが「完全連鎖」の場合です。

実際にはBとLおよびbとlは,連鎖しているものの1/9の組み換え価の「不完全連鎖」でしょう。
なので,BL:Bl:bL:blの配偶子の分離比は8:1:1:8で
(8BL+1Bl+1bL+8bl)×(8BL+1Bl+1bL+8bl)を計算すると,結果(実験値)は→紫・長1528 紫・丸106 赤・長117 赤・丸381 分離比では→13,7 : 1,0 : 1,0 : 3,4
と近似の値になるはずです。

>{私は結果(組換えが行われる)を知る以前に推察されるならば、F1のBLとblは互いに連鎖している関係なのだから、
本来 『BLbl』 を自家受精したら、F2は紫・長 : 赤・丸 → 1 : 1 とみるのが妥当だと思いました・・・}

これは完全連鎖の場合の「検定交雑」の結果です。

お分かりいただけましたか?

この回答への補足

御回答ありがとうございます。

BL:Bl:bL:blの配偶子の分離比は8:1:1:8

はどのように求められますか?
8・・数字が大きいですね。

補足日時:2011/10/31 19:09
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