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京都のお寺の壁には、白い線が五本入っていることを見ます。
これは、天皇と関係が深い場合だそうですが、どんな関係でしょうか?
門跡寺院?天皇が訪れた?

また、二条城でもみます。これも同じ類でしょうか?
それとも大政奉還後についた線?

五線以外にも、三本があるそうですが、どこでしょうか?見たことありませんが。
7本もありますか?

A 回答 (1件)

>京都のお寺の壁には、白い線が五本入っていることを見ます。



この線は、定規筋と言います。
定規筋がある壁を、筋壁と言います。

>天皇と関係が深い場合だそうですが、どんな関係でしょうか?

京都の寺院では、皇族が出家して坊さんになっていますよね。
俗に言う「門跡寺院」です。
この天皇の血筋を受けている皇族が、出家居している寺の証拠・証明です。

>また、二条城でもみます。これも同じ類でしょうか?

二条城は、徳川幕府の施設ですよね。
天皇さん(と、京都人は親しみを込めて呼ぶ)とは、関係がありません。
家康が築いて(堀は1重)、家光が改修(堀が2重)。その後、幕末まで荒れ放題。
慶喜が撮った写真を見ると、幕府権力の無さが分かります。
で、本題。
筋壁は、朝廷・幕府の許可が必要なんですね。
幕府としても、京都の出張所としての二条城の権威付けに用いたのでしよう。

>五線以外にも、三本があるそうですが、どこでしょうか?

ありますよ。
線の数で、寺院の位が分かります。
通常非公開の寺院が多いですが、特別公開時に探して見るのが良いです。
廃仏毀釈で、無くなった寺院もありますが・・・。
ここで回答するよりも、探求して下さい。
多くの場合、5本しか見つける事は不可能だと思います。
「存在しない!」という、京都通も存在します。

>7本もありますか?

5本が、朝廷・幕府から認められた最高位です。
明治維新以前は、存在しません。
ただ、歴史由緒が無い新興宗教組織などでは「デザインとして7本を用いている」場合があるようです。
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この回答へのお礼

大変詳細な回答をいただき、ありがとうございました。
定規筋(じょうきすじ)というのは、はじめて聞きました。
でもネットでは、結構でているのですね。

お礼日時:2012/03/12 14:02

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