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先日、妻が人間ドックを受けたところ、梅毒TPHA法(定性)がプラス。梅毒RPR(定性)がマイナスでした。実施した病院に問い合わせたところ、「梅毒にかかったことがある」との事でした。
妻には身に覚えが無く、私も数日違いで人間ドックを受けましたが、両方ともマイナスでした。
幼児がいるので不安を抱えたまま、人間ドックを受けた病院の内科を数日後に受診したところ、RPRカードテスト(定性)、TPAb(定性)共にマイナスでした。
医師に原因を聞いたところ、明確な回答は無かったとのことです。
そこで質問なのですが、
1.TPHA法(定性)とTPAb(定性)とは同じと考えて宜しいのでしょうか
2.Webで検索すると、「TPに対する特異抗体を検出するため、確定診断に有用」とあります。病院側の手違いと考えて間違い無いでしょうか
3.間違いだった場合、数日不安に苛まれたうえ、確認のための受診料を支払い、他の人間ドックの結果(項目)についても信頼出来ません。人間ドックを受診する為に費用もかかっています。
納得はできません。
病院へ抗議すべきでしょうか。
 ただ、市内で唯一の総合病院で、いつかはお世話になるので気が引けます。(逆に、抗議することで、今後他の疾病で受診した際も、注意を払って対応して頂けるようにもなるのでしょうか)

以上になります。よろしくお願いいたします。
(カテゴリの選択を間違っていましたら、申し訳ありません)

A 回答 (2件)

> 1.TPHA法(定性)とTPAb(定性)とは同じと考えて宜しいのでしょうか



TPHA法は、梅毒の病原体であるTPの菌体成分を吸着させた何かの動物の赤血球が、TPへの抗体が存在すると凝集反応を起こす状態を見て判断するもので4~50年前の血液検査の普及してきた頃からある検査法です

最近の血液検査は多くの検体を高速処理するため自動化機器で行うことが多いのですが、赤血球といった生物的な試薬は自動化に向かないため他の方法への置き換えが進行しつつあります

TPAbとはTPへの抗体の意味で、赤血球を使わないTP抗体の検出法の総称ですから実際には複数の原理の少し違う方法のどれかです
よって正確にはTPHA=TPAbではありませんが、目的とすることは同じものです

> 2.Webで検索すると、「TPに対する特異抗体を検出するため、確定診断に有用」とあります。病院側の手違いと考えて間違い無いでしょうか

TP抗体の検出法の特異性は一般的には高いものです
特に同時に行われることが多いSTS(脂質抗原法)と比べれば特異性の面は優れています

しかし場合によっては非特異反応がおこりえます
たとえばTPHAの赤血球と検体が反応を起こすことがあり、TP抗体が無くても反応が生じてしまいます
非特異反応が疑われた場合は確認試験を行って除外することもありますが全てを判別することは難しいでしょう

非特異反応の場合の反応の強さは本当の病気の場合と比べ弱いことが多いので、
定性法で陽性となった場合は定量法を再検査して反応の強さを見ます
またFTA-ABS法など他のTP抗体の検出法も行います
それでも陽性の場合は症状なども含めて総合的に判断するものです

元々、1つの方法の検査結果だけで病気の有無を判断するものではなく、そのために複数の方法が存在しているのです


さて、TPHAが偽陽性だった場合ですが、まれには歯周病菌の反応のことがあります
また、膠原病の方はこうした非特異反応が生じやすいものですから
女性に多い関節リウマチやSLEなどの徴候が見られた場合は早めに受診なさってください
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この回答へのお礼

詳しいご説明、有り難うございました。おかげ様で精神的に楽になりました。今後も安心してこの病院を受診できます。
ところで、妻は体を動かしていない状態(横になっていたり、座っているとき)から動かす時に、関節が痛くて辛いと言っています。教えて頂いた病気に該当するのかどうか、受診を勧めてみます。
有り難うございした。

お礼日時:2012/04/12 17:32

1)目的とするもの、結果の解釈は同じです。

が、性能(特異度、感度)は微妙に違います。

TPAbでもCLIA法とICA法があり、特異度(感染していない人にちゃんと感染していないという結果をだす確率)はICA法によるTPAbが一番、優れており、CLIA法によるTPAbとTPHAは似たようなものです。

今回の検査ではTPAb(定性)とあるので、ICA法によるTPAb測定だったかと思います。ICA法によるTPAb測定で特異度(感染していない人に感染していないよという結果がでる確率)が優れているので、今回のTPAbでは陰性になったのかと想像します。
どんな検査でも100%の特異度、感度というのはありえません。

2)よって、病院の手違いというより検査法の違いです。人間ドックではスクリーニング検査を行うのですから、安価で感度が高くてもいいから特異度の低い検査を行います。人間ドックでやたら、腫瘍マーカーやこういう感染の検査項目を盛り込んだのがありますが、検査前確率が低いのに意味なく検査をすると偽陽性が増えてよけな心配をする必要がでてきます。意味のない検査をしないのが一番です。
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この回答へのお礼

助かりました。猜疑心が募っていましたが、おかげ様で精神的に楽になりました。今後も安心してこの病院を受診できます。お忙しい中、本当に有り難うございました。

お礼日時:2012/04/12 15:34

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