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化合物AからFの構造式をかけ
一般式CnH(2n+2)Oで表されるA,B,Cがある。
CはAの構造異性体である。A0.30g、B0.37gをそれぞれナトリウムと反応させるといずれからも標準状態で56mLの水素が発生する。一方Cはナトリウムと反応しない。
二クロム酸カリウムの硫酸水溶液中において、Aからは銀鏡反応を示す化合物Dを経て酸性を示す化合物Eができ、Bからは銀鏡反応を示さない中性の化合物Fができる。

どのようにして解くといいのですか?
教えてください。
解説が詳しいとありがたいです。

A 回答 (1件)

AとBが金属ナトリウムと反応して水素を発生することから、この二つは水酸基(-OH)を持つアルコールだと推定できます。

アルコールをR-OHと表わすと、金属ナトリウムとの反応は

2R-OH + 2Na → 2R-ONa + H2

ですから、アルコール1モルあたり0.5モルの水素が発生することが判ります。標準状態で56mlの水素は0.0025モルですから、0.3gのAおよび0.37gのBは0.005モルとなりそれぞれの分子量は
A:60
B:74
であり、両者の組成式は
A:C3H8O
B:C4H10O
ることが判ります。
Dが銀鏡反応を示すことからDはアルデヒド、Eはカルボン酸であると推定でき、このことからAは一級アルコールであることが判ります。従って
A:CH3CH2CH2OH
D:CH3CH2COH
E:CH3CH2COOH
一方Fが銀鏡反応を示さないことからFはケトンであり、Bは二級アルコールであることが判ります。従って
B:CH3CH2CH(OH)CH3 (イソブタノール)
F:CH3CH2COCH3  (エチルメチルケトン)

CがAの構造異性体で、金属ナトリウムと反応しないことから、Cはエーテルであると判断できます。従って
C:CH3CH2OCH3 (エチルメチルエーテル)
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