プロが教えるわが家の防犯対策術!

英語読解力を身につけるためペーパーバックの多読をしています。
読み方は辞書を使わず分からないところは飛ばすというやり方です。

現状のレベルはキャッチャー・イン・ザ・ライやグレート・ギャツビーくらいの小説なら読めるくらいで、それなりに読解力はついてきたとは思いますが、最近気がついたことがあります。

確かに読む力はついたとは思うのですが、語彙力は全然向上してないような気がするのです。
(分からない単語でもある程度は類推するようにはしています)

ただ僕が多読を始めるきっかけになった本には確か多読をどんどん進めていけば、自然と語彙力もついてくるみたいなことが書いてあったような気がします。

どうなんでしょうか?多読で語彙力アップは無理なのでしょうか?それともただ単に私の多読が足りないだけなのでしょうか?

英語小説でもニューヨークタイムズでもすらすらと読めるようになった方、アドバイスお願いいたします。

A 回答 (4件)

>多読をどんどん進めていけば、自然と語彙力もついてくる



 ちゃいますよお。多読が効果的なのは「分からない単語が無い」ことなんです。速読にもなりますしね。分からない単語で引っかかって止まっては駄目なんです。

 だいたい、9割以上はよく分かっている単語であることが必要でしょうか。それなら、知らない単語も文脈から、だいたいは読み取れます。

 単語だけでなく、句動詞とか、熟語もそうなります。文章も、論文や法律文書みたいに、意味に厳密であろうとして、ややこしい構造のものは好ましくありません。

 分かっているものを読み取るスピードを上げるのが多読、乱読です。もちろん、副次的にいろいろ効果はあります。大枠の英語が分かって来て、複雑なものが、すんなり読めたり、聞いて理解できるようになったり(出力に反映させるのはお勧めしません)。

 リーディングで語彙力を上げるなら精読です。意味をくみ取るのに苦労するくらいが良くて、さらさら斜め読みできないものがいい。文脈に置かれた単語が、どういう具体的な意味が与えられているのか、逆にそういう意味で使われた単語が文脈をどう意味するかが分かるからです。

 個人的には、単語だけを切り離して覚えるより効率的です。曖昧に英単語に一対一の訳語よりは効率は悪いです。単語と文脈の両方を意識して、一生懸命考えますから。一生懸命考えたものは、自然と記憶に残ります。

 ニューヨークタイムズ。新聞ですね。あまりに短くしようと言葉を操った記事ならともかく、おおむね機械翻訳と相性はいいです(そもそも、機械翻訳はそれを目標としていたものが多い)。誰でも分かるように書いてあるんです。語彙的に低いとはいいませんが(英英辞書のほうが語彙を絞ってあるくらいです)。読みやすいですよ。社説とか、意見が入るものは違いますが。

 小説はそうはいきません。おおむねですが。作家が散文での言葉の使い方に心血を注いでいます。こちらを言葉で揺らして来ます。辞書に収まりません。正反対の解釈をすることも、しばしばです。

 生まれてこの方、慣れ親しんだ日本語でも小説は難しいのです。誰でも新聞記事的なことは書けます。でも小説を書けて、それで収入を得ている人、特に専業作家の言葉は難しいです。言葉を凶器にすらできるんですから。誰にでもできることではありません。
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ペーパーバックの多読で語彙力を増やすのは、少し難しいと思います。


よほど推測しやすい英文に遭遇すればよいですが、そうそうないですよね?
きっかけの本には、絵本から始めましょうとあったかもしれません。
絵本だと、絵から、相当数の語彙を吸収できます。
相当数の絵本を読めばですが。

すでにペーパーバックが読めてしまうほどの力があるのなら、
語彙は単語帳を使って、一気に上げた方が効率的かと思います。
未知語5%未満なら、推測で読めるそうなので、
それならひょっとしたら、PBで語彙が上がるかもしれません。
でも、ご自分で不安なら、単語を使うと簡単に語彙が上がり、
PBで記憶を確かに出来るので良いと思います。
ただし、PBを読む単語と、単語帳の単語で、
うまくかみ合うものがあればの話です。
無いなら、辞書をある程度引いた方が良いかもしれませんね。
そのレベルなら、英英を使うと良い、と聞いた事があります。
PBを読んでる人の話です。↑


あ、私のレベルは低いので、参考までに。
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小説の多読にはそれなりの英語力が必要ですが、あるレベルに達した人にはとてもいいと思いますよ。


具体的には辞書を使わず、解らないところはとばしても、小説の要点が解るレベルです。さらに言えば一部の単語はよく解らないけど、とにかく読んでいて時に感動のため涙腺が緩むという感じです。このレベルになると解らない単語は自発的に調べるでしょう。
多読だけで語彙力がつくとは思えませんが、知っている語彙についてcollocationをさらに深く学べるということと、知らない語彙について調べるチャンスを得られると言う意味ではとても有効だと思います。ただ、よく解らなかった語彙を調べる動機づけのためには、そもそも読む小説やニュースに興味をもっていなければなりませんね。
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たぶん今の質問者さまと同程度ですが、理論的に、多読だけで語彙力が上がるわけがありません。



語彙力とは、パッシブボキャブラリーとポジティブボキャブラリーに分かれますよね。
多読で増えるのは、日本語でもパッシブボキャブラリーです。だって、はっきりした意味は分からずに読むことで推測しているだけなんですから。
ポジティブボキャブラリーを増やしたければ、意味を知って、自分で使わないと無理です。

一般的に外国語について語彙力と呼ぶ場合、翻訳することができるレベルを指しますよね。これはポジティブボキャブラリーのレベルです。

つまり、多読は、パッシブボキャブラリーを増やすので語彙力を上げるための一つの手段ではありますが、多読だけで語彙力を上げるのは無理ということです。


語彙力を上げたければ、英英辞書を使うことをお勧めします。

ペーパーブックを読んで、分からなかった単語や言い回しのところに付箋を付けておき、1日に5,6語を英英辞書で引いてみます。
自分が理解できない単語を、より簡易な英語で説明されているのですから、理解しやすくなります。英英辞典の説明が理解できなければ、英和辞典で元の単語と英英辞典の説明の双方を調べます。
最後に、最初に調べた理解できなかった単語で、自分なりの文章を作ってみます。

ここまですると、一時的ですが、ポジティブボキャブラリーになります。
とは言っても、しばらく放置すると忘れてしまうのですが、ペーパーブックに出てくる言葉は限られていますので、毎日読んでいると、また出てくるんですよ。

余談ですが、質問者さまがニューヨークタイムズを読みたいのであれば、ペーパーブックよりもニューヨークタイムズなり、日本で出ている英字新聞なりを読む方がいいと思います。
難しそうに感じますが、使われる単語が政治経済用語だったり、固有名詞が多いために、とっつきにくく感じるだけで、慣れると新聞の方が、小説よりも表現がシンプルな分、母国語以外の文章では読みやすいですよ。
日本語でも、新聞は難しい単語が使われているけれど、文章の構造はシンプルですよね。同じです。

頑張ってくださいね。
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