プロが教えるわが家の防犯対策術!

初めまして、ご覧頂き有難うございます。

相談は私の母(50代前半)のことです。
先日内視鏡検査でポリープが発見されたため、
内視鏡手術で切除を行いました。

その後切除したポリープを検査し、父が検査結果を
聞きに行ったところ癌であるとのことでした。

場所はS状結腸で、内視鏡手術の時にはポリープが
くずれており、ポリープは根まで切除したが
手術をしたことで周囲の細胞を刺激し、転移するおそれがあるので
(このあたり、うまく伝わっていないかも知れません)
S状結腸とリンパ節を15~20cmほど腹腔鏡手術で
切り取るという説明を受けたそうです。

わたしも報せを聞いていろいろと調べてみましたが、
このような状況がどの段階のものなのかわかりません。
これは所謂ポリープがんというものですか?それとも進行がんなのですか?
進行がんだとすると、早期発見にあたるのでしょうか?
また、手術をしたことで周囲が刺激されて転移~というようなことは
通常あることなのでしょうか。

父から詳しい説明を聞くのにも少し時間があいてしまいそうなので、
不安に思い質問させて頂きました。
ネットで調べて勝手に不安になるのも良くないとはわかっているのですが…
どなたか詳しい方いらっしゃいましたら、宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

まず、わからないことは、医師の説明を聞くことです。


ここでの話は、患者様の状態を見ていないので、
すべて「想像」ですよ。

まず、内視鏡検査で切除というのは、
悪性か良性かを調べるための検査であって、
いわゆる治療目的の「手術」ではありません。

検査で取ってきたポリープを調べるわけですが、
たとえ、がん細胞があったとしても、切除した面、つまり、
切断面にがん細胞がなければ、すべて切除できたことになります。
しかし、切断面に癌細胞があれば、
体に癌細胞が残っていることになります。

具体例をあげましょう。
目の前に、大根があると思ってください。
葉っぱの部分から虫が中に入った穴が開いています。
そこで、大根を二つに切ります。
切断面を見ます。
切断面に穴が開いてなければ、葉っぱ側に虫がいて、
根っこ側には虫がいないので、葉っぱ側を捨てて、
根っこ側を食べればよい。

切断面に穴が開いていれば、
虫は、その切断面を超えて、根っこ側に入り込んでいる
ということになります。

今回の場合、この「穴」が癌細胞ということです。
多くのがん細胞は、粘膜にできて、体の内側に進行します。
ご尊父様の状況は、切断面に癌細胞がある、という状況なので、
がん細胞がからだ側へ進んでいるのですが、どの程度
進んでいるのかは、ある程度想像はできますが、
まだ、わからないという状況です。
なので、腹腔鏡で切除という話が出ているのは、
現時点で、という条件付きです。

これから、さらに、CTやMRIなどの検査をして、
手術の計画が決められます。

切除面から癌細胞がこぼれて、転移する……という可能性は
ゼロではありませんが、低いです。
ましてや、今回は、切除面は、体の外側(腸管の内側にあり、
腸管の外側=腹腔内にはない)なので、それが原因で
転移するとは考えにくいです。

ポリープというのは、単なる細胞の塊を表す言葉です。
キノコのように出っ張っているものもあれば、
ヒトデのようにべたっと広がっているものもあります。
つまり、体の表面にできる「おでき」見たなもので、
出っ張っているものあれば、べたっとしているものもある。
それが、悪性か、良性かというのは、別問題です。

がんの分類方法にはいくつかありますが、
一つは、進行度によって、ステージ1~4(I~IV)に
分類する方法です。
進行がんというのは、すでにステージIII、IVになっている、
つまり、進行している癌ということです。
ステージI、IIが初期がん、早期がんと呼ばれているものです。

ステージIIとIIIの分かれ目は、リンパ節に転移があるか、
ないか、ということです。
リンパ節に転移がなければ、がんを切除すれば、治癒率は
高くなります。
リンパ節に転移があれば、抗がん剤治療を検討しなければならず、
転移の数が多ければ、治癒率も下がります。

リンパ節に転移しているかどうかは、切除して検査しなければ
わかりません。

ご参考になれば、幸いです。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして、済みません。
とてもご丁寧な回答ありがとうございます。
私が知りたい事、不安に思っていた事について
かなり把握することができました。

医師に直接会えたわけではないことと、
あまり詳しく説明をしてくれる方ではなかったようなので
限定的な情報だけ聞いて不安に思っておりました。

特に今回の手術の目的がわからず、
「癌はもう内視鏡でとれたんじゃないの??まだあるの???」
と混乱していたので、わかりやすいご説明で助かりました。

結果として26日にS状結腸の切除手術を行い、
予定通り終了したこととリンパ節の腫れはみられなかったが
検査の結果が出るまではわからないということだけ
聞くことができました(とても質問などできない医師でした…)

これはまた、大根の真ん中を切り取って両端に穴が
あいていないか検査している状態ということですよね?

今回医師の言った通りリンパ節に異常がなければ
経過観察、リンパに転移があれば化学療法ということに
なってくるわけですね。

HPなど調べても体系的に理解できなかったので
とても有難いです。
ありがとうございました!

お礼日時:2012/11/29 11:18

S状結腸とリンパ節を15~20cmほど腹腔鏡手術で切り取るということは、初期ではなくポリープに限局して悪性腫瘍があったのではないと考えられます。

すなわち、S状結腸に浸潤し、リンパ節転移もあると考えていいでしょう。すなわち少なくともステージIではなく、進行していると思います。それ以上どこまで進行しているかは、本内容だけからは判断できません。
しかし、転移、再発の可能性はあります。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして済みません。
ご回答有難うございます。

医師に直接会えた訳ではなく、また
あまり詳しく説明してくれる医師ではなかったようなので
不安に思っていました。

26日に手術を行い、予定通り手術が終了したこと、
リンパ節に腫れはみられなかったが
現在検査に出しているのでまだ結果はわからないことだけ
わかりました。

まだ安心はできませんが、ひとまずCTの結果では
転移は見付かっていないそうです。
有難うございました。

お礼日時:2012/11/29 11:08

>進行がんだとすると、早期発見にあたるのでしょうか?



進行した癌には早期発見という事はありません。
見つかった時には、既に進行した癌だったと言う事ですから。
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この回答へのお礼

お返事遅れまして済みません。
有難うございます。

お礼日時:2012/11/29 11:03

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