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私は子供の時から忠臣蔵の話が大嫌いです。
理由はどうあれ刀を抜いた(ルールを破った)のは浅野です。そして吉良の殺害にも失敗しています。浅野はルール違反で上司(徳川)に切腹させられます。
ここまでは「浅野という一人の無能な人間がいたんだな」ということで納得です。
ここからがグロテスクです。浅野の部下が報復として吉良を殺害するからです。部下が徳川を殺害するなら納得できます。でも吉良を殺害するなど奴隷の思想だと思います。昔の日本人はこんなグロテスクな話に共感でしょうか?皆様はどう思われますか?

A 回答 (5件)

 問題は大した取調べも行われず、即日切腹切腹させられた点や、浅野側が藩まで取り潰された点にあります。


 過去には同じような刃傷沙汰もありましたが、即日切腹というのは過去に例がありませんでした。
 藩という大組織が、ある日突然明日から全員浪人、と言われたら、それはとてつもない衝撃です。
 大石は藩の存続、再興を画策し、各方面に働きかけていました。
 でもそれがダメだ、と決まったとき、路頭に迷った旧家臣らとともに討ち入ります。
 本来、かかる騒乱を回避できず、勅旨御馳走の総責任者であった吉良の側にも何らかのお咎めがあって然るべきですが、吉良の側にはほとんど何もお咎めが無く、刃傷沙汰の原因についても、浅野の乱心なのか、物語にあるように吉良が苛め抜いたのか公表されておらず、わかりません。
 映画「四十七人の刺客」で描かれたように、時の権力者が社会の動揺を憂いて故意に隠蔽された可能性もあります。
 浅野が無能でルール違反というのはそうかもしれませんが、一国を預かる大名が己の命と名誉をかけても相手を倒したい、というのは、まさに戦争も辞さないほどの覚悟です。
 主君のこの覚悟に家臣が同調するというのは、武士の理屈からいえば当然です。

 徳川幕府に弓引くなどということは、浅野家の名誉を傷つける行為ですから、するはずがありません。
 この時代の侍の行動原理は名誉ですから、主君が果たせなかった殺害を主に代わって家臣が果たす、というところに、侍としての死に場所を求めたのでしょう。
 奴隷の思想とは思いません。
 家臣らが自らの不遇を嘆き、最後に侍らしく散りたいと望んでの決起でしょう。

 命よりも名誉や誇りを、と問いかけると、必ずグロテスクだ、と叫ぶ方はいます。
 それは現代的な、命を大切にする思想かもしれませんし、それはそれで良いと思います。
 でも、命よりも大切なものがある、という考えにも、共感できる部分はあります。

 私は忠臣蔵をグロテスクとは思いません。
 現代社会のほうがずっとグロテスクです。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。

お礼日時:2012/12/17 14:08

私も特にグロテスクだとは思いませんが…侍にはよくある話だし。



日本人は忠義を尽くす…みたいな武士道みたいな物が好きなんでしょう。

ちなみに「忠臣蔵」は赤穂浪士サイドの人が語りついだ話だそうです。
赤穂側に都合よく伝わったんでしょうね。

吉良サイドの人々の話だったら物語も違ったかもしれないし、実際、吉良は人々からの評判もよかったそうです。

物語として嫌悪はないですねぇ。「今年も終わりだなぁ」というかんじです。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。

お礼日時:2012/12/17 14:09

主君が吉良に侮辱されたことに腹が立つのは分かりますが


私は武士の存在そのものが嫌いですので感情移入出来ません。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。

お礼日時:2012/12/17 14:08

昔の武士の倫理はそんなものだったんでしょう。


父親を殺された青年が、かたき討ちの旅に出て
本懐を遂げるまでは面目が立たず、とてもじゃないが
郷里に帰れなかったという話があります。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。

お礼日時:2012/12/17 14:07

私はほとんど興味がありません。



>昔の日本人はこんなグロテスクな話に共感でしょうか?
そうなんでしょうね。
行動の理念が現代人とは違っていましたから広く愛されたのでしょう。
現代でも、そういうメンタリティに共感する人が少なからずいるから毎年のように映画、舞台、TVドラマが上演されるのでしょう。


それと、物語の登場人物に共感できずとも楽しめるエンタテインメントは数多くありますから、そのように楽しむ人もいるでしょう。

例えばホラー映画の傑作「悪魔のいけにえ」なんかがそうです。
まさに質問者様がおっしゃるグロテスクを楽しむための作品です。
ウルトラマンがバルタン星人を何十億と殺戮するエピソードも、似たような例です。
あれはいくらなんでもおかしいんじゃないか正義とはなんなのだと物語を見て考えはじめる子供もいます。

同様に「忠臣蔵」をなんて不条理な物語なんだ、と楽しむ(あるいは問題提起する)ことも可能でしょう。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。

お礼日時:2012/12/17 14:07

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