幼少期における、外界に対する興味関心の度合いが高い状態は目に余るものがあります。
しかし、年齢を重ねるに連れ、その外界に対する興味関心の度合いは、少なくなっているように見受けられます。
興味関心自体が、ヒトにとって「行動範囲を広めるため」という目的があるのであれば、その行動範囲が生きていく上で十分に広がったとされる場合、その興味関心の度合いが減退していく、というのは納得のいく説明になります。
しかし、人によっては、年齢を重ねても、この興味関心の度合いは落ち込むことが無いように見られる場合も見受けられます。(俗に言う「少年の心を持っている」という状態など)
この場合は、生物のヒトとしては欠陥がある、または通常ではない、という状態なのでしょうか。
この興味関心の度合いの減退に関わる、神経科学的な見解が、今どうなっているのか知りたいです。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
人間の最高の心持を『天国』と形容していると思います、その逆が地獄です。
聖書や仏典では『地獄からの救い』の根本原理を説いていると思います。脳科学では、はっきりとした答えは出す事が出来ていないのが、今の現状と思います。
ですが、私流の解釈がありますので、説明したいと思います。
始めに人間の脳のシステムからです。科学的な証拠です。人間の脳内に『二つの別々な目的と機能から成り立つ、二つの人格が存在する。』とい言う証拠です。ウイキペデアからです。
『”ロジャースペリー 分離脳
ノーベル賞受賞者
受賞年:1981年
受賞部門:ノーベル生理学・医学賞
受賞理由:大脳半球の機能分化に関する研究
ノーベル賞の受賞理由となった業績として分離脳研究がある。てんかん治療の目的で半球間の信号伝達を行っている脳梁を切断した患者に、片方の脳半球に依存することが知られている作業を行ってもらい、二つの脳半球が 『それぞれ独立した意識』 を持っていることを実証した。”』
この二つの、脳の機能の違いを、脳卒中の為に『自分の脳の中側から』確認出来た脳科学者が、その脳の機能の違いを語っている貴重な動画がありますので見て下さい。
URL:
この体験は、聖書では『神と和解している』ところです。仏教では『見性体験』です、言葉こそ違いますが『同じ体験です。』この女史の魂が救われている場面を語っているものです。
聖書の記述から説明するなら、天国の住人だった『幼子は』脳の機能の関係から『自分自身の命を働かせている脳の機能と自我意識は』未分化の為に、心が未だ一つの者として働いています。』
その者とは『見ている自分』一人しか存在していない、と言う意味です。
思春期頃から徐々に、もう一人の機能が発達してきて、心が二つに分かれてしまいます。もう一つになった心は『見ている自分』と『見られている自分』と言う関係になってきます。
自分の裸を人に見せる事が出来ない『関係性です。』もう一つの心理的な変化は『全てを疑問として、人生を再構築しようとする。』関係性です。
この二つの関係性を、人間は悩みや苦しみとして、或いは大いなる疑問として感じています。こう云う自分自身の心の分裂や矛盾や対立を抱えて果てし無き闇を歩き始めた事を『失楽園』と聖書は書いています。
二つの心の矛盾を『天国から追い出された』と表現する理由は、幼子には『人生は何ぞや?』或いは『自分は何者か?』と言う疑問が湧かないからです。
その他にも、二つの心の矛盾を『天国から追い出された』と表現する理由は、幼子は『心を病む事がない』からです。或いは神経症になったり、自律神経失調症や、過敏性腸症候群や、難治性の心身症にもなる事が殆ど無いからです。
右脳の機能は『生命維持機能』から成り立っています。理屈無しで生命の維持に努める事がその『機能』です。自我意識を助けるための機能です。
自我意識を助ける為の機能が、自我の受け止め方によって、逆に受け取られる場合があります。そういう場合に『心の分裂や矛盾や対立』となって、自我意識という『心』が痛みとして、『感じて』受け取る場合があります。
右脳の機能を『助けとして取らないで、その逆に感じて、苦しみとする場合です。』
この場合では、自己の免疫力が、自己を攻撃する『花粉症』と同じに作用する場合が生じます。
身体に対する生命維持機能に、自我が敏感過ぎた場合では、敏感に反応した機能に『意識を集中させるために』機能の低下として感じる場合があるからです。消化器系統や循環器系統や神経系統などです。こう云った機能と『同調出来なくなった場合を、自律神経失調症や過敏性腸症候群』と表現します。
動画のように『心に湧き上る感情や考え』を湧き上がらせている者に敏感過ぎる反応をする場合に、自我が『自分の機能に過剰防衛という態度になる場合があります。』湧き上る感情に『過剰防衛の態度をとる場合に』感情障害等を主とした障害としています。
『湧き上る考え』を湧き上がらせる者やその情報に、過剰反応を示す場合では、如何判断してよいか分からなくなる場合があります、この場合では強迫観念や強迫行為になったり、自分の把握が困難になる場合も生じています。
行動に関する『生命維持機能』に敏感に反応し過ぎる場合では、この者を信頼出来なくなって、身体も心も、交替制を拒否する場合があります。言い換えるなら『子供の心持を忘れる場合です。』自分自身の無意識の存在を疑う場合です。
無意識の自分と交替出来なくなる現象が『神経症や不眠症』の原因を作っています。
自分の心が内部抗争に使われているために、興味関心の度合いは落ち込む事を意味します。
右脳の人格は『無意識界を取り仕切っている意識です。』意識過剰になっている原因は『無意識に交替出来難くなっている事を意味します。』
二つの脳の機能が一つの者として働く時『幼子の心』が蘇っています。心同士が争わない状態です。その時には『年齢を重ねても、この興味関心の度合いは落ち込むことが無いように』みえています。』
自分自身の心が内部抗争に使われていない時『心は限りなく静寂に満ちています。』この静まり返って、何も疑う事が無い様を『涅槃』と仏典は教えています。
回答ありがとうございます。
「本能と意識の拮抗」のような話は聞いたことがあったので、分離脳や無意識の話はとてもよく納得できます。
とてもお詳しいご説明、ありがとうございました。
ご説明頂いた内容から、さらに調べて行きたいと思います。
また、ご紹介頂いたYouTubeの動画についてですが、「作権上の問題で権利所有者によりブロックされています」となり、閲覧することが出来ませんでしたので、ご報告させて頂きます。
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