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イ長調だけど、歌のメロディは、イ短調?
コードは、全体的にセブンスを使用している楽曲について、教えて下さい。


コード進行は、
A7(8小節)→D7(4小節)→A7(4小節)→
E7(2小節)→D7(2小節)→A7(2小節)です。


ちなみに、ムッシュかまやつ(または、スパイダース)の「バンバンバン」という楽曲です。


なぜ、メロディは、短調っぽいのに、キーが、長調なのでしょうか?

キーを、イ短調にすれば、
歌メロディに、ナチュラルなど記載する必要がなくなるのに、
わざわざ、長調にする理由はどうしてですか?


あと、こういったセブンスの楽曲に、3つのコード以外を使用したい場合は、

イ短調のダイアトニックコードですか?(B7、C、F、Gなど)
それとも、
イ長調のダイアトニックコードですか?(Bm、C♯m、F♯mなど)

A 回答 (4件)

典型的な、それもかなりお手本的なブルース進行とブルース音階でできている曲です。



以前の質問で回答した12小節パターンを2倍に引き延ばしたもので、このお決まりパターンではコードの順番に多少の違いはあっても基本3コード以外は使わないものです。キーが A なら A(7), D(7), E(7) ですね(括弧がついているのは前回と同じ理由です)。

>なぜ、メロディは、短調っぽいのに、キーが、長調なのでしょうか?

A7 を Am7 にして弾いてみましょう。かなり雰囲気が違ってくるはずです。「ロック」ならこういうのもありですが、原曲の持つブルージーな雰囲気はかなりというかほとんど消え去ってしまいます。

また、歌メロもよく聴いてみると各コーラスの最後の2小節は3度上にハーモニーラインが入っていて(G-F#-E-D-E-F#-G-F#-E-C#)、エンディングの「ヤヤヤ」のハモリにも C# が入っていたりして、やはりこれを短調とすることはできないことが分かります。


類似の例
Lucille
http://www.youtube.com/watch?v=ZJyvL4_yGPY
Rock and Roll
http://www.youtube.com/watch?v=1JQyu_b1PPw

リフやメロディ、ベースラインがマイナーペンタトニックの音を中心に組み立てられています(ルシールはセブンスコード分解型のリフなので、コードの第3音が入っていて、それはマイナーペンタではありませんが、全体で見ればマイナーペンタ中心と見ていいでしょう)。

>あと、こういったセブンスの楽曲に、3つのコード以外を使用したい場合は

12小節パターンであれば、まず使うことはありません。そういうお約束で成り立っていると見るべきで、あえて破ってもあまり独創的と見なされません。ただ、一番最後に(キーAなら)B♭7 - A7 と終わることはよくあり、これもまた一つの約束になっています。言うまでもなく B♭7 は E7 の裏コードにあたります。

3コード以外で比較的使いやすいのはCとGで、この五つを並べると A(7), C, D(7), E(7), G となり、Aのマイナーペンタトニック上にあることが分かります。12小節パターンでも、3コードの前に一音下のコードを入れてバッキングをすることがあり(例:Aコードを1小節鳴らす代わりに初めの1拍だけGで次の3拍がAとするなど)、比較的長い音でこれらのコードを鳴らすこともあります。マイナーペンタトニックの流れを乱さない効果がありますが、ややロック寄りな雰囲気にもなります(なお、3コード以外のコードはセブンスにするとスケール外の音が含まれるためセブンスにはあまりしません)。

ルイジアンナ(Key G)
http://www.youtube.com/watch?v=Xy5EdmxzbKU

B♭や F が印象的。また、Em も唐突で面白い効果です。マイナーコードを入れるあたり日本人好みにも思えます。

唐突なコードを使った別の例

I'm not Talking(Key C)
http://www.youtube.com/watch?v=tOSZtCz5K_o

ヴォーカル、リードギター、ベースともにマイナーペンタトニック中心にできています。コードを弾くのはサイドギターですがよく聞こえないため、鳴らしているのがメジャーコードなのかセブンスコードなのかは分かりませんが、全体ととして見ればセブンスコードと見ていいでしょう。
時々出てくる A♭コードは唐突で、マイナーキーのコードみたいですが面白い効果です。

お約束の12小節パターンを強固に守るだけがブルースではなく、また、メロディやコードにブルースの要素を取り入れてブルージーな雰囲気をかもし出すという手法もよく使われます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

キャロルはメロディが時々歌謡ちっくになったり
するのは、コードのせいなんですね。
ヤードバーズはブルースをカバーしていたり
かなり影響されてたと聞くので
参考にします。

お礼日時:2013/06/21 21:44

>あと、こういったセブンスの楽曲に、3つのコード以外を使用したい場合...




ジャズ系のブルースでは、イ長調のダイアトニックコードの中から
よくマイナーコードが使われます。
よく見ると、コード進行を細分して終止形のパターンが組み込まれて
います。

A7 キーのジャズブルースの典型パターンを載せときますので、
参考にしてください。


| A7 | D7 | A7 | Em / A7 |

| D7 | D#dim7 | A7 | C#m / F♯7 |

| Bm | E7 | A7/F♯7 | Bm/ E7|
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ジャズ系のブルースというのは知りませんでした
ジャズ自体聴いたことがないので
ジャズ理論?も学んだ方がより音楽を
知る事が出来ると思うので参考にさせてもらいます。

お礼日時:2013/06/21 21:49

>イ長調だけど、歌のメロディは、イ短調?


>コードは、全体的にセブンスを使用している楽曲について、教えて下さい。

ブルースです。
歌のメロディはイ短調ではなく、「Aマイナーペンタトニックスケール」を使って作曲されています。
ブルースは、キーAメジャーで、伴奏コードがA7、D7、E7のときにはAマイナーペンタトニック母体のメロディーを乗せると決まっているのです。
Aメジャーキーのときに、Aメジャーペンタトニックスケールで作ったメロディーを乗っけると、のどかなカントリー調になり、Aマイナーペンタトニックスケールで作ったメロディーを乗っけるとブルージーな感じになるのです。また、トニックコードがA7であるキーを「キーA7」と呼ぶ場合があり、これは「キーAのブルース」という意味です、バンバンバンはキーがイ長調ではなく、A7です。
以前「キーA7」という概念がどうしても理解できない頭の固い人が居まして、説得をあきらめたのですが、三番目の音が常に半音下がっていたら「マイナーキー」ということは解るのに、七番目の音が半音下がった音階を使った音楽を「セブンスキー」と呼ぶことは理解が出来ないと言うのです。AマイナーキーなのにEコードがトニックコードになる音楽を、「Eナチュラル調子」と呼びますが、西洋音楽はメジャーキーとマイナーキーの二種類しかありませんが、世界には多くのスケールがあって、キーの種類も多いです。キーとは、スケールそのもののことで、スケールとはその曲のメロディーを生んだ母体であり、伴奏コードを構成する母体でもあります。

>あと、こういったセブンスの楽曲に、3つのコード以外を使用したい場合は、

イ短調のダイアトニックコードですか?(B7、C、F、Gなど)
それとも、
イ長調のダイアトニックコードですか?(Bm、C♯m、F♯mなど)

セブンスキーの曲には、A7、D7、E7以外のコードは使いません。他のコードB7、C、F、Gを使うと、単なるイ短調になります。

Bm、C♯m、F♯mを使うと普通のイ長調になりますので、それはすでにAセブンスキーの曲ではなくなります。
「第三音を半音上げた短調はありますか?」という質問と同じで、短調の第三音を半音上げると「長調」になり、すでに短調の定義に外れるので、第三音が半音上がった短調というものはありません。
A7、D7、E7以外のコードを使ったAセブンスキーの音楽はありません。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

キーが「A7」なんですね。
その後、ブルースのスケールを調べて、
頭に入れました。

セブンスコード以外のコードの使用についてなのですが



url先の楽曲は、
バンバンバンとはまた違う作りなのでしょうか?
キャロルというバンドの楽曲です。
http://gakufu.gakki.me/m/data/DT07621.html

これは、普通にメジャーキーに、メジャースケールに
メジャーコードのスリーコードを弾かずに、
セブンスにかえて、弾いているというだけでしょうか?

補足日時:2013/06/20 12:13
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わざわざ長調にする、というより、ロック畑の人はこういったコードにこういうメロディラインを乗せるのは習性みたいなものなんです。


この曲は、ほぼ典型的なブルース進行で、ブルースというのはロックの基本形だからです。

こういう進行の場合、ロックのミュージシャンなら(たぶんジャズの人も)キーAのブルースね、と言えばその場ですぐに対応できます。言われなくてもワンコーラス聞けば理解します。

歌メロの音階についてはリンク先をご覧下さい。
短調っぽく聞こえる理由がわかると思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB% …

ブルースは一種の民族音楽ですから、楽典的な理論から外れているようにお感じになるかもしれませんが、こういうものなのだ、と思ってください。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
まだ、ブルースからロックが生まれたというのは話には
聞いたことがあるのですが、
まだ自分には、難しいですね。
まずはブルースを理解することから始めようと思います。

ブルースというと、
跳ねたリズムというイメージがあったので、
確かに、コード進行をみると、
よく見かけるブルース進行ですね。

お礼日時:2013/06/20 12:20

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