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今日の読売新聞に「一歩桜もよし、公園の桜もよし。満開を堪能するにしくはなし」という記述がありました。

多分、満開の桜を堪能するのが一番だよ!って意味だとは思いますが、どなたか詳しくおしえて下さいませんか。
また、「しかず」とは意味が違うのでしょうか?

A 回答 (5件)

「しく」は基本的に、「匹敵する」「かなう」という意味で、


多くの場合、打ち消しの言葉とともに使います。
「しかず」は「しく」のふつうの否定形ですね。
「しくはなし」は、慣用句として「及ぶものはない」という意味になります。

つまり意味はほとんど同じです。
それでも、「しかず」は文語ではありますがもっとも一般的な形の否定で、
「しくはなし」は慣用句ですから、少し気取った雰囲気がでますね。
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この回答へのお礼

わかりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/03/29 15:27

「しくはなし」は漢字になおすと、「莫如」「無如」・・・


「しかず」は、「不如」「弗如」・・・
つまり、「しく」に漢字をあてると「如」の字になるのですが、「如」の字を「しく」と訓んで「及ぶ」ものがないという意味で取るのは、上に否定する「莫」「無」「不」・・・などの字があるときだけです。

たとえば、「知之者不如好之者」は、「これを知る者は、これを好む者にしかず」と訓んで、「知る者は、好む者に及ばない」となります。
「莫如」の場合、たとえば「莫如好之者」なら、「これを好む者にしくなし」と訓んで、「好む者に及ぶ者はない、好む者が一番だ」という意味になります。

したがって、「満開を堪能するにしくはなし」は、「満開を堪能することに匹敵するものはない」くらいの意味になり、文法的にも一応正しい、ということになります。文法的な正確さをこころがけるなら「満開を堪能することにしくはなし」と名詞化させるべきだった、ということになりますか。

ただ、余計なことを言えば、下の方同様、わたしも全体的に妙な文章だと思います。擬古文ぽいものを無理に書こうとして失敗した感じ。
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この回答へのお礼

わかりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/03/29 15:31

 ご指摘の箇所を確かめるため、該当紙を捜して目を通して見ました。

その結果、この「よみうり寸評」については、私自身もまた不得要領な箇所の幾つかに出くわして弱ってしまっています。ただ、ご指摘の箇所の解釈とも絡むと思いますので、ここに少しご紹介しながら「回答」を試みたいと思います。

 1.「ともあれ花見は、せずにはおれまい」
 これは「花見をせずにはおれまい」か、「花見は」のままならば「せず<には>いられまい」とか「せず<に>おれまい」とでもなるのでしょうか。

 2.「名もなく咲く一本の凛とした姿は格別だろう」
 「名もなく咲く」が唐突な感があり、この文脈上では少しそぐわない思いがします。また「姿は格別だろう」も舌足らずな感じで、普通なら「姿には格別なものがあろう」とか、「姿こそ格別と言えよう」などとなるのでは?

 3.「人と変わらぬ「出会い」があるという」
 これも、「人(の場合)と同様な」「人との「出会い」と変わらない」といったニュアンスでしょうか。

 4.当該箇所「満開を堪能するにしくはなし」
 満開」<に>「しくはなし」の形をとって、「(観桜の醍醐味を)堪能するには満開にしくはなし」あるいは単純に「満開を堪能するのが(観桜では)一番だ」とすべきでしょう。肝心の<しくはなし>が呼応すべき肝心の主部が省かれていること。それは<満開を><堪能する>と付けた順番に拘ったため「満開を+堪能する」の文句が膠着してしまい、今更<は>を付けても主部として呼応できなくなったということでしょうか。
 ちなみに「しかず」も同様に順を戻し、「堪能するには」の<は>をとって、「(観桜を)堪能するは満開にしかず」とすれば良いものでしょうか。

 とまれ、ここかしこどこか馴染み難い表現に出くわしたぐあいで、それだけに締めの言葉「満開を堪能するにしくはなし」がなお一層、私も気になったものでした。
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この回答へのお礼

よくわかりました。
わざわざ原典をご確認していただいたわけですね。
ほんとうにありがとうございました。

お礼日時:2004/03/29 15:31

AはBにしかず・・・AはBに及ばない(AよりBのほうがよい・普通の比較形)



Bにしくはなし・・・Bに及ぶものは無い(Bが一番よい・比較を用いた最上級)

ということで考えるとわかりやすいです。
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この回答へのお礼

わかりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/03/29 15:28

ん~恥ずかしながら長年生きてきて「しくはなし」


という言葉を知りませんでした。
で ネットで調べて見ますと 使ってる文章を
検討すると 最も適当であろう。という意味だろうと思います。

一方「しかず」~は~に及ばないという意味で使います。最も有名な例えは「百聞は一見にしかず」ですね
これは ある意味断言しています。

桜の美を表すのに断定はできないですよね
それぞれに趣があり 個々人で美意識の差もあるでしょう
たぶん 砕けた言い方に直すと
満開の桜がやっぱり一番だよね~ こんな感じ?
つまりは少し曖昧にぼやかす感じを受けました。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2004/03/29 15:27

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