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 日本語を勉強中の中国人です。下記の結婚式にまつわる言葉のなかで、よくわからないところがあるのですが、教えていただけないでしょうか。

「その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか」

1.「病める」は「病む(やむ)ことができる」という意味でしょうか。なぜ可能形を使うのでしょうか。

2.1と同様で、「富める」は「富む(とむ)ことができる」という意味でしょうか。なぜ可能形をとるのでしょうか。

3.「これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け」のなかの「これ」は何を指すのでしょうか。

 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (6件)

「病める」「富める」は、いずれも古い文語表現で使われる 四段活用動詞 + 継続を表わす助動詞「り」の連体形 という構図です。


http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/230313/m0u/
・病めるときも→病んでいる間も
・富めるときも→富んでいる間も
という意味になります。

また、この文の前には、「汝、(新郎の名前)は、(新婦の名前)を妻とし」のような言葉があったと思います。
「これ」は新婦(=妻)を指す指示代名詞です。
続いて、「汝、(新婦の名前)は、(新郎の名前)を夫とし」という文が続きます。
この後の「これ」は新郎(=夫)を指す指示代名詞です。

ご質問文に不自然な箇所はありません。
  
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。とても参考になりました。

お礼日時:2014/01/11 22:52

元々は日本のものではなく、外国のものを翻訳したものです。


文語表現や、直訳的な表現があり、現代の日本語として読もうとすると、意味がわからない点があると思います。

参考:過去の質問。原文の例が載っています。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4727266.html
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この回答へのお礼

 ご親切に回答していただきありがとうございます。大変参考になりました。

お礼日時:2014/01/11 22:57

#4です。


補足があります。

継続の助動詞「り」は、活用語の已然形(五段活用の仮定形と同じ)の後に続きます。
「病め」「富め」は、「病む」「富む」の已然形ということになります。
  
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。勉強になりました。

お礼日時:2014/01/11 22:54

用例を追加します。



「死せる孔明 生ける仲達を走らす。」
=“死んでいる孔明が生きている仲達を走らせた。”

「眠れる獅子」
=“眠っている獅子”

「生ける屍」
=“生きている死体〔同前の存在〕”

「浮かべる城ぞ頼みなる」
=“浮かんでいる城(軍艦)が頼みの存在である”
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この回答へのお礼

 再びありがとうございます。用例はとても参考になりました。

お礼日時:2014/01/11 22:47

文語「病める」= 口語“病んでいる”


文語「富める」= 口語“富んでいる”

「これ」は、中国文言の「之」に当たります。
英語の him または her です。
「愛之、敬之、慰之、助之」
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この回答へのお礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。大変参考になりました。中国語はお上手ですね^^。

お礼日時:2014/01/11 22:46

病めるは病気 しかも重病  富めるは財力を持っても喧嘩しない様


 「これ」とは新郎から見たら新婦 新婦から見たら新郎
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。参考になりました。

お礼日時:2014/01/11 22:43

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