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初歩的な疑問です。
先日来、3年連続貿易赤字であったことが(多分、由々しきこととして)ニュースで報じられています。
大昔、中学の社会科で「貿易収支ってのは、赤字であろうが黒字であろうが、どちらが良い・悪いというものではない。単にお金をこちらに置いてあるだけ、或いはあちらに預けてあるだけの事だ」と教えられました。要するに、企業での赤字・黒字の良否とは全く異なる概念であると。気にする必要がないと。

で、未だに貿易収支の意味するところが理解できていないのですが、貿易赤字が益々増えると、何故困るのですか?
「赤字」という事象と「困ったことになる(なった)」という事象の因果関係がよく分からないのですが、赤字が高じると誰がどういう被害を被るのですか。或いは、誰かが被害を被った結果として赤字になったということでしょうか。

中学生でも分かるように原理を簡潔に解説願えませんでしょうか。
投稿日時 - 2014-02-03 12:46:30通報する

「貿易赤字の何が問題?」の質問画像

A 回答 (14件中1~10件)

> 「貿易収支ってのは、赤字であろうが黒字であろうが


> 、どちらが良い・悪いというものではない。単にお金を
> こちらに置いてあるだけ、或いはあちらに預けてある
> だけの事だ」

そういうタイプの人はいます。経済が万能で自然科学的な存在と (あるいは神の万物創造の一つ) と信じ込んでいる人は、そういった話をしたりします。
つまり円とかドルとかアメリカとか日本とか中国とかは関係ないと、それはドルから円に変換されたり、元からドルへと変換されているだけで、経済の定理によって世界ができていると考え(ある種の信仰でしょうか)に基づくものです。
そういう人はお金は人工的なものという事実認識はなく、自然科学的な存在と信じるものです。そして国も国境もなく統一された世界に経済原理によるグローバル・スタンダードという常識が存在すると信じている人のです。だから国家にとっての赤字であろうが黒字であろうが 、どちらが良い・悪いということではないのです。「経済現象という自然現象によって個人、企業、国家が自然淘汰されつつあるという理解なのです。

経済理論の多くは根本的な部分で思想信条が大きく関わっており、これまでの経済理論の成り立ちには最も影響しているのがユダヤ教であり、更にキリスト教が受け入れ認めたことで大きく広まり現代的な経済原理を作ってきました。




(ちなみにノーベルの遺言には経済学賞は存在していなく、金融機関などがノーベル賞運営関係者に多くの資金を流して当初の5分野に加えて後から作られたものです。そしてその多くがある種の偏りをもってノーベル経済学賞は授与され続けています。)
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この回答へのお礼

ご教示ありがとうございます。

う~ん、経済と信仰と自然科学、ですか。奥が深いですねぇ。
それにしても"経済"、なしてこうもえたいが知れないんでしょうかねぇ?。大蔵大臣や日銀総裁は宗教家にやってもらいまひょ。

お礼日時:2014/02/06 13:00

No.2です



>>(中学校教師の発言を再掲出)
>>「貿易収支ってのは、赤字であろうが黒字であろうが、どちらが良い・悪いというものではない。単にお金をこちらに置いてあるだけ、或いはあちらに預けてあるだけの事だ」

これこそ、私がNo.2の中で書いたように、一般家庭レベルで考えればわかることと思います。

家庭というか「家族間での貿易収支」という考え方をしたとき、母親と父親でお金の貸し借りをすれば、母親が赤字になったり、黒字になったりします。母親、父親それぞれでみると、自分が黒字か赤字であるかは、趣味や食事に費やす小遣いなど、自由になる金の大きさに影響がでるでしょう。母親・父親それぞれでみれば、当然ながら自分が黒字のほうが、「良い」ですし、赤字なら「悪い」ってなります。
でも、その家庭の外部からみれば、お金は単に、母親側にある、父親側にあるってだけのはなしで、どちらが良い・悪いっていうものではありません。
ですので、家庭外の第三者的な立場であれば、中学校教師の発言は正しいってことになります。

例えば、国家間の貿易収支という話に戻ると、地球外生命体の宇宙人からすれば、「どちらが良い・悪いというものではない。単にお金をこちらに置いてあるだけ、或いはあちらに預けてあるだけの事だ」 となって中学校教師の発言は正しいってことになります。
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この回答へのお礼

補足説明ありがとうございます。

確かに仰せのとおりです。

ただ、くだんの教師が、"地球外生命体の宇宙人"の立場でそう言ったとも思えないんですが・・・(所詮水掛け論ですが・・・)。私には、あくまで「日本にとって(どっちでもよい)」と言われたという思いです。

お礼日時:2014/02/05 22:03

No.3gouzigです。


No.11さんに対するお礼コメントに
「我が中学校の教師の発言は出鱈目だったんでしょうかねぇ」とありましたね。
確かに、日本の教科書には戦後一貫して「日本は資源がないので原料を輸入して製品を作って輸出する貿易立国」と書かれてきました。30歳から60歳の人でも馬鹿の一つ覚えのようにそればかり言ってる人がけっこう多いのですが、他の回答者さんも書かれているように日本の経済力はそればかりではないのですね。外貨準備高をもっと効果的に使うといった戦略も必要と思います。でもそういった面の頭脳は日本人は弱いんですね。
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この回答へのお礼

解説ありがとうございます。

そろそろ大学生レベルになってきました。

お礼日時:2014/02/05 22:07

日本くんは敷地に資源やエネルギーがありません。


アメリカくんは敷地に資源やエネルギーをたくさん持っています。またアメリカくんは通貨発行の権利も持っています(基軸通貨国ということ)。
なので日本くんは自動車や家電を加工して作り、それをアメリカくんに売って資金を稼ぎ、その資金で日本くんはアメリカくんからエネルギーや食料を買って生活しています という感じです。
大雑把にはこういう状況です。
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この回答へのお礼

解説ありがとうございます。
日本くんの仰せの生き様は、確かに小さいときから聞かされていましたね。

多くの方のご高説を承りましたが、それにつけても質問文に書きました我が中学校の教師の発言は出鱈目だったんでしょうかねぇ。

(中学校教師の発言を再掲出)
「貿易収支ってのは、赤字であろうが黒字であろうが、どちらが良い・悪いというものではない。単にお金をこちらに置いてあるだけ、或いはあちらに預けてあるだけの事だ」

お礼日時:2014/02/05 13:12

> 「貿易赤字が続く」のと「エネルギーや資源価格が高騰」する


> のとは、どちらが原因でどちらが結果なのでしょうか。後者が
> 原因で前者が結果ではないのでしょうか。

日本の場合は資源小国ですので、どちらか一方が原因ということではなく、どちらが原因の場合でも結果として得られるエネルギーや資源が減少することになります。
例えばもしアメリカで大不況が続き必要最低限の1次産業品以外の売上が大幅に縮小すれば、結果として日本の製品は全く売れなくなり、更に需要縮小からエネルギー関連企業が利益確保のために価格コントロールなどをしたなら、日本はダブルパンチをくらうことなります。

資源小国の日本は、公共的に資源採掘や資源関連技術や開発への投資を行い続けなければならない国なのですが、ここ20年さぼり続けてきました。お金は余って米国へ100兆近く流して来たにもかかわらずです(内30兆は含み損になっています)。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。

>ここ20年さぼり続けてきました。お金は余って米国へ100兆近く流して来たにもかかわらずです

政治屋の集団無責任体制と役人の部分最適根性の犠牲となった庶民が哀れですなぁ。

お礼日時:2014/02/05 13:04

日本の場合はトータルとしては、海外から資源やエネルギーを買い付け加工し品物を作り売って、ドルを稼いでその資金でエネルギーや資源を海外で買い付け、そのエネルギーと資源で製品を作り内外に物を売って、多くの国民が暮らしをしているという図式です。

そのため資源小国の日本の場合は貿易赤字が続くことでエネルギーや資源価格が高騰し、その分利益が海外のエネルギー関連企業、資源関連企業へと移転することになり、日本国民の生活も物価高騰などによって逼迫することになります。

日本の最大の問題は大きなエネルギー産業が(エネルギーを直接生み出す産業が)日本国内にないため、エネルギー高騰期に利益がまるまる海外へと移転してしまうことです。
現在のように海外でエネルギーの価格コントロールが密かにかつ公然と行われている状態では日本の実利益は失われる一方であるというのが現状です。

(ここでは話がややこしくなるため通過問題はあえて触れませんでした。)
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。

>貿易赤字が続くことでエネルギーや資源価格が高騰し、

ちょっと引っ掛かったんですが、「貿易赤字が続く」のと「エネルギーや資源価格が高騰」するのとは、どちらが原因でどちらが結果なのでしょうか。後者が原因で前者が結果ではないのでしょうか。

お礼日時:2014/02/05 10:08

貿易赤字は、日本が輸入に依存している原油価格に比例していると思われます。


もう一つは、グローバル化による競争の中で、日本製品の需要が減少していることでしょう。

海外が欲しがる日本製品が減って、輸入する原油価格が上がれば、
ダブルパンチの貿易赤字になります。

さらに、原発ゼロにすれば、海外が特別必要とする日本製品が出てこない限り、
ますます、貿易赤字が拡大するでしょう。
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この回答へのお礼

解説ありがとうございます。

お礼日時:2014/02/05 09:56

資本収支があるから、富は流入しているとはいうのですが、要は国内の循環なんだと思います。



貿易赤字になると、それだけ国内の製造業が少ないことになります。雇用および分配が減ると循環が悪くなります。

でも先進国では工場が無人とか、人のいらない体制を作ってたりして、貿易黒字だから雇用が増えるともいえないのですが。

外国の何かに投資して、その配当や収益で富を増やすというのはどちらか言えば、投資立国ですね。
個人でも法人でも投資をもっと当たり前にして、世界への投資が広まれば、新たな社会の階層構造がまた変わるのかもしれないですね。
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この回答へのお礼

解説ありがとうございます。

お礼日時:2014/02/05 09:55

戦後、日本は、優秀な成績をあげ経済大国になりその恩恵で支配国も豊かになりました。

しかし、世界同時不況あたりから、日本でも自殺者が、毎年3万5千人と計画的と思える現象がでてきています。やっと自殺者も減ってきましたが、2050年には、2000万から3000万減らす予定でいる人達が一緒に暮しているのです。戦争とは、昔から領地を奪い皆殺しをしてきていますから、静かな国内戦を一方的に始めたのでしょう。そのためにお隣りさんを下界人として混ぜる、ローマ時代の戦略が明治にもあり、今も挑発戦をしています。この中で、貿易は、苦しめる条件として良く利用されてきました。当然の経緯として、挑発してくるでしょう。先住民の試練でしょうか。世界でも同様で、日本だけではないのです。生き残りに必要な対応を学ぶ時だと思います。
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外貨準備高が減るからです。


減ると貿易の決済ができず、高利で借りるか、渡航禁止や輸入制限を行って、外貨を準備しないといけなくなります。
高度経済成長期の日本がまさにそういう状態でした。

貿易の黒字化をし、国民みんなで外貨を節約しなくても良い状態になったのは、バブル前半でやっとという感じです。

ちょうど今、アルゼンチンが外貨準備高がショートしそうになって、一切の金融政策を取りやめました。今日のニュースだと、銀行に取り付け騒ぎが起きているみたいですね。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。

なるほど、なるほど。

「外貨準備高」ねぇ。ザクッといえば、国(財務省・日銀)が実際に所有している"ドル札"のことですよね。添付図のようなものは初めて見ました。現在の準備高は1兆USドルを超えているようですが、私にはその大小を評価する能力はありません。まぁ、とはいえ、30年前に比べるとフンダンにあるようなので、輸入業者は金(円)さえあればそれを国にドルに換えてもらって自由に輸入ができる、って状態なんですかね。

お礼日時:2014/02/04 11:40

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