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現在の経済状況と昔(1960年代)の経済状況の違い、経緯を教えてください。また、それに対しての皆様の考え、意見が聞きたいです。経済のことがよくわからないのでよろしくおねがいします。

A 回答 (4件)

はじめまして、40代後半のおっさんです。


1960年代は、ちょうど私が幼稚園から小学校の時代です。
日本は経済成長率が平均10%前後でと今の中国並みでした。私は幼かったので経済成長率なんてもちろん意識していませんが成長は実感です。
64年の東京オリンピック、70年の大阪万博をへて日本中が高度成長に沸いていた時代ですね。
一回り年上の人たちは街頭テレビの時代ですが、私の時代は普通の家にはテレビが普及し、車も多くの人が手に入れていた時代です。
テレビも60年代後半にはカラーに変わり、新幹線が開通し、高速道路が建設され始めたモータリゼーションの幕開けです。
霞ヶ関ビルが建ち、本格的な高層ビルの時代が始まり、戦後の復旧期を終えた日本が、世界に羽ばたき始める時代だったと思います。

でも、今から思えば大部分の日本人はまだまだ貧乏だったと思います。(1ドル360円の時代ですから)輸入品は舶来品と言われ外国製品=高級品の時代です。
大学進学率も低いし、学校は公立が当たり前、私学に進学するのはごく一部のお金持ちだけでした。
私は大阪ですが、経済的な理由で中卒で働く人もいました。半分が高卒で大学進学率が大幅にあがったのは昭和40年代以降でしょう。

最近よく言われる、格差(お金持ちと貧乏人、東京と地方)は今の何倍もあったと思います。
この時代は、仕事と豊かさを求めてたくさんの人が東京へ東京へ集まった時代、地方の若者は東京へ進学し、または職を求めて東京に出てくる。農家のお父さんは出稼ぎに東京に出てきました。
ともかく、健康な人は働かないと食えない時代です。皆必死で職を求めいて、パラサイトシングルで気ままな独身生活なんて許されなかったと思います。

最近思うところあって、調べたのですが、犯罪発生率は現在の3倍あったそうです。(人口は現在の60%なので件数はもうちょっと差は縮まりますが)、未成年の凶悪犯罪に至っては現在の4倍だそうです。(犯罪発生率のピークは1963年だそうです物騒な世の中だったようです)

ともかく最近盛んに言われる、「格差社会」「東京と地方の格差」「犯罪発生率の増加」「犯罪の低年齢化」ってのは思い起こしてみると全く逆で1960年代の方が圧倒的に酷かった。

ちょっと、話がそれてしまいましたが、経済に話を戻します。当時は為替レートが1ドル=360円の時代です。単純に考えても購買力は今の1/3で、日本製品は海外でも評価が低く、「安物」扱いされていた時代です。
今より日本の経済力は何分の1の時代です。経済成長も著しかったけれど、インフレも激しく給料のアップとどっち?って感じです。
私は幼かったけれど、親父の稼ぎ以上に物価が上がり、袋がぼやいていたのを覚えています。

でも!(ここからが本題です) 日本中「成長感」に満ちあふれていたと思います。池田勇人首相が「所得倍増計画」をぶちあげ、東京オリンピック、大阪万博と国家をあげてのイベントが続き、新幹線、高速道路、高層ビルが建ち始める時代に、「成長」を感じないはずはないと思います。
企業は?当時の花形企業の繊維産業に続いて製鉄、造船業が飛躍し大企業となり、消費者からは松下やソニーの様な家電メーカーが飛躍し、トヨタ、ホンダがモータリゼーションと共に業績を伸ばしていました。

その後70年代にはいり、ドルショック、石油ショックの一服はありましたが、80年代に入りバブルへと一直線。90年代に入りバブル崩壊と続きました。
今、格差が広がっている、東京と地方の格差拡大、犯罪率の増加とか盛んに言われていますが、それはバブル時代と比べるからでしょう。

とりとめもない話に終始しましたが、1960年代は貧乏・物騒な時代でしたが、経済が成長し豊かになってゆく生活が実感できて、日本人が成長を無条件に信じていた時代だと思います。
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No2さんの意見に完全に同意です。


そもそも日本は1988年今より18年前まで、基本労働時間が48時間でした。当然残業+サービス残業なども凄い水準だったわけです。
当然給料は今よりも遥かに低いですし、生活は今よりずっと悪いです。
当時の労働者は今のワーキングプアーなんてレベルじゃなかったわけですね。

しかし、日に日に改善される生活からくる成長感というよりも明日への希望はあったんだと思います。
今はもう一番上のほうですからね。既にこれ以上成長する余地が乏しいという事なのだと思います・
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 1960年代・・・



 以下のようなことを素直に信じ、それにむかって邁進できた時代。現代はそれがすべて崩壊した時代。

(1) 政治家は汚職をするが、日本の官僚は間違いを犯さない、汚職をしないし、自分の事より国民のことを優先して考えてくれる。→政情・民心の安定

(2) 国家や地方自治体に破綻はない。国民年金は、私企業のものと違って、国の制度だから絶対安心である。加入すれば、老後の事を心配しなくて良いから、納税後の金は安心して仕事に使ってよい。消費は美徳である。→生産財、消費財の生産拡大

(3) 土地の価格は上がる。固定資産税は上がる。→国家、地方財政の充実
  土地を買えば間違いない。土地を持っている人に貸せば必ず返済してもらえる。→民間資本の充実

(4) 日本人は労働を厭わない。約束を守る。自己破産などで逃げないから安心して貸すことができる。借りることができれば安心して生産財に投資できる。→資本の移動

(5) 今は貧しくても、今日より明日、親の世代よりも子の世代、子の世代より孫の世代はよくなる。→民心安定、明日への希望、労働意欲向上

(6) 豊かさの見本、アメリカがある。贅沢は敵だ!が、贅沢はス敵だ!に変わる。→追いつき追い越せの目標。生産向上、収入安定、税収増大

(7) フランス共産党の代表が来日して「我々の目指す共産主義の目標は、今の日本である」と発言したような、団体主義。投資家よりも労働者と利益を分かち合う精神。日本的労働の精神→国民融和、一致団結、生産向上
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まず1960年代に僕は生まれておらず、僕は33歳ですのでそれを前提で僕の考えを述べます。


1960年代は新幹線の開通や高速道路網の整備などいわゆる高度成長期です。だからいくらでも成長しようと思えば出来たし、GDP(国内総生産)や成長率も今の中国以上に成長が著しかったと思います。
東京オリンピックも1964年に開催され日本の成長の後押しをしました。用はみんな成長したんだと思うんです。今の格差社会とは違って。
今は、全て飽和状態です。(ものが溢れていて成長する術がなかなか難しい)コンビニなどが80年代から出来始めて今では、コンビニも飽和状態でどこも売り上げを上げるのに苦労をしています。(製品開発や集客力維持に苦戦をしている)それに、今は雇用形態も正規雇用、非正規雇用などといった格差が表面化しています。それに伴い給与体系などが大きく昔とは異なります。
僕は、このような違いから今の日本はそのうち他のアジアの国に追い越される可能性すらあるのではと思います。
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