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ちょっと極端な話ですが。

炭水化物は摂ると太ります。
では脂いっぱいのステーキと焼酎と、
油まみれの野菜炒めを食べたのでは皮下脂肪はつかないのでしょうか。

脂はそのまま脂肪になるのではないとも聞きます。
どうなのでしょうか。

A 回答 (2件)

>>炭水化物は摂ると太ります。



ちょっと違います。
摂取した炭水化物のかなりの部分は脂肪として蓄積されます。これは事実です。

しかし「太るかどうか」はそうやって蓄積された脂肪をエネルギーとして使いきれるかどうかです。「摂取カロリー>消費カロリーなら常に太る」という単純な話では決してありませんが(そういうことを信じ切っている回答者も中にはいますが)、代謝(消費カロリー)が少なければ太るというのは事実です。

炭水化物は摂取されるとごく短い時間、血液中をグルコース(ブドウ糖)の状態で存在します。その間に活動があればエネルギーとしてそのまま代謝されます。しかし食後一時間から二時間でインスリンというホルモンが分泌されてグルコースは体中の細胞に取り込まれます。体中の細胞に取り込まれると、グルコースは細胞の中で脂肪に変換されて蓄積されてしまいます。100gのブドウ糖から30gの脂肪が合成され蓄積される計算です。

>>では脂いっぱいのステーキと焼酎と、油まみれの野菜炒めを食べたのでは皮下脂肪はつかないのでしょうか。

ステーキと焼酎、油まみれの野菜炒めを食べると、タンパク質と脂質、アルコールに分解されます。タンパク質はアミノ酸にまで分解されて腸から吸収されます。脂質の方は脂肪酸に分解されて腸から吸収されます。アルコールはアルコールのまま吸収されます。

アミノ酸とアルコールについては代謝が低くて使い切れなくて余剰分が発生しても、人間は進化の過程で余剰アミノ酸や余剰アルコールを蓄積するメカニズムを獲得しなかったため、分解されて体外に排出されます。つまりタンパク質およびアルコールはいくら食べ過ぎても太りません。

脂質の方は消化の過程で分解するのが若干厄介で、分解できた一部の脂肪酸は腸から吸収されますが、あとはウンコとして流れていってしまいます。一日に吸収できる脂質の上限は100g前後と言われています。糖質制限食で、低糖質+高脂質の食事をしているとウンコしたときに油が浮く状態を観察することもあります。ときどきですけど。

脂肪酸として吸収された後、細胞に取り込まれるためにはインスリンが必要になります。インスリンは糖だけでなく、脂肪をも細胞に取り込ませるホルモンなのです。このようにインスリンが大量分泌されるには食事中に糖が含まれている必要があります。

言いかえれば、炭水化物を摂取しなければ脂肪が細胞に取り込まれにくくなります。つまり脂肪が蓄積されにくくなって、太りにくくなるということです。細胞に取り込まれない状態の脂肪は脂肪酸として血液中を巡っており、常に燃えやすい状態を保っていますから、どんどん代謝されていきます。

これが糖質制限で痩せるメカニズムの一つです。これ以外にも糖新生やDIT、ケトン代謝、食欲の鎮静化など、糖質制限には痩せるためのメカニズムがいくつか存在しますが、インスリンの追加分泌を防ぐことで脂肪の代謝を妨害させないことが一つの大きな柱になります。

皮下脂肪がつくかつかないか、は「脂肪の入りが脂肪の出よりも多いか少ないか」で決まります(摂取カロリー>消費カロリーだから、ではありません)。糖質を制限してインスリンの追加分泌を防げば脂肪の出が多くなり、脂肪の入りが少なくなります。脂肪の出>脂肪の入りの状態なら脂肪は減っていき、痩せていきます。糖質制限をしても食べ過ぎればやっぱり痩せません。でも常人が食べる程度の量で、低糖質+高脂質の食事をしていると痩せていきます。

なお脂肪が付く場所は皮下脂肪だけでなく、男性の場合は内臓周りになることも多いです。

最後にまとめますが、
同じカロリーなら
太りやすい←「高糖質+高脂質」←「高糖質+低脂質」→「低糖質+高脂質」→太りにくい
です。

脂をとっても糖質を同時に摂らなければ、それほど気にしなくてOKですが、それでも食べ過ぎて入りが出を超過すれば太ります。ただしここでの「入りと出」の関係は「摂取カロリーと消費カロリーの関係」ではありません。全体として「摂取カロリー>消費カロリー」であっても、それぞれの合成反応レベルで「入り<出」が満たされていたり、タンパク質やアルコールのように余剰分が蓄積されない栄養の場合は痩せるということです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
まさに私の望み通りの回答でした。
とてもよくわかりました。

感謝です(^^)

お礼日時:2014/10/22 22:37

お望みの回答になりませんが


ダイエットは、ホルモンのバランスを損なってしまいますので、
お勧めできないのですが……どうしても行いたいのであれば、
ドクターや管理栄養士さんらと綿密に相談しながら
進めることをおススメ致します。

ミネラル飢餓などがないように、
ミネラルやビタミン類を含めた栄養のバランスのとれた
食事を摂取することが大切です。
栄養の3要素などちょっと【栄養学】を知ってみれば、
自ずと脂肪のことなどが解るのではないでしょうか。
私は最近、自己免疫力の関連等でオリーブ油などを
摂取するようにしています。
食品は、決まったものを摂りつづけるのは、宜しくないような
印象があります。

【やりすぎのダイエットにてOLが即身仏になりゆく夕べ  笹 公人】
即身仏は極端ですが、危ういのは、ホルモンのバランスを損なってしまって、
先へ行って、骨粗鬆症などを招来させてしまうことですね。

基礎代謝など代謝のことも知ってみませんか。
キチンと食べて、運動で燃やすようにすることを
おススメしたいです。
【美】はバランスです。美容整形で鼻を
自身が望むように変えても、全体のバランスは
宜しくないですよね。
Good Luck!
CiaoCiao!
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