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日本語を勉強しているものです。下記の質問について教えていただけると幸いです。

NHKニュースの内容です。

自衛隊によるインド洋での給油活動とイラクの復興支援活動に派遣された自衛隊員のうち56人が、派遣後、在職中に「自殺していた」ことが、防衛省のまとめで分かりました。このうち4人が公務災害と認められたものの、派遣との直接の関連は分からない「としています」。

Q1、「自殺していた」を「自殺した」に変えたら、ニュアンスはどう変わりますか。

Q2、なぜ「とされています」でなく、「としています」でしょうか。もしかしたら、(「防衛省あるいは政府は」派遣との直接の関連は分からないとしています)の略でしょうか。しかし、この場合、上下の文から見ると、防衛省などの主語を略してもいいのでしょうか。

Q3、他の文を変更せずに、単に最後の文を「とされています」に変えることが可能でしょうか。もし可能なら、意味合いはどう変わりますか。

質問者からの補足コメント

  • 「た」と「ていた」について

    下記は自分が考えた例文です。正しいかどうかは分かりませんが。

    1、えっ、昨日手術 したの/してたの?
    2、へぇ~、彼も先週事故に 遭った/遭ってた んだ。
    3、君、昨日学校をサボって映画を 見た/見てた のか。

    Q1,三つの例文は正しいでしょうか。もし間違いがなければ、それぞれの2パターンの言い方はニュアンスがどう違いますか。やはり「今になって明らかになった」というニュアンスの有り/無しですか。

    Q2,「今になって明らかになった」というニュアンスを表現したい場合、「ていた」形で使える動詞はどういう動詞でしょうか。「いる」は多分使えないと思いますが。「昨日事故現場にいていたのか」はxでしょうね。では、「いる」の場合はどう表現しますか。また、さっきの質問ですが、「ていた」形で使える動詞はどういう動詞でしょうか。

      補足日時:2015/06/10 09:04
  • 「ていた(ている)」の「過去に完了した動作を表す」用法について

    私はこの用法は、時間/時点ではなく、動作/動詞を強調しているニュアンスだと気がしますが、どうでしょうか。下記は私が作った例です。

    1,彼は先週一度事故に 遭った/遭ってた。

    3,さっき一瞬、階段から飛び降りてみようと 思った/思ってた。

    もし2つの例文におかしいところがなければ、それぞれの文の「てた」形は、「先週」や「「さっき」という時間を強調しているのではなく、「遭った」と「思った」の動作を強調しているニュアンスがあるのではないでしょうか。もっとも、私はそのつもりで文を作ってみたのですが、ネイティブの方にはどう感じるのでしょうか。

    また、この強調のニュアンスはどうも「のだ」と似ていると気がしますが。。。

    例:

    先週一度事故に 遭ってた=先週一度事故に 遭ったのだ。

    一瞬、そう思ってた=一瞬、そう思ったのだ。

      補足日時:2015/06/10 22:23

A 回答 (7件)

#3、#4です。


2つ目の補足質問にお答えいたします。

「過去に完了した動作を表す」という用法は、「過去の経験を表わす」とお考えになるほうが分かりやすいかもしれません。
いずれにせよ、時間を強調しているわけではありません。
単に「○○した」ではなく、「すでに○○を完了(経験)した」という意味になるため、たしかに、○○という動作を強調している形にはなります。
しかし、強調することが目的ではないと思います。あくまで、「過去の時点での完了」または「経験」を表わすのが目的とお考えになるのが自然でしょう。
その意味で、
「先週一度事故に 遭ってた=先週一度事故に 遭ったのだ。」という解釈は飛躍しすぎだと思います。

1.彼は先週一度事故に遭ってた。
⇒彼は先週一度事故に遭うという経験をしていた。(過去の経験または過去完了)
2.さっき、階段から飛び降りようと思ってた。(「一瞬~していた」などのフレーズが不自然なので、表現を変えてあります)
⇒さっき、階段から飛び降りようと、ずっと思っていた。(この例は、過去進行形と考えるほうが自然でしょう)
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。とても勉強になりました。

お礼日時:2015/06/11 21:52

1> 当日ではなく、後で調査内容をまとめた人数だからです。


  〇〇名の自衛隊員が活躍していた → ある期間(派遣中)を含む表現
  〇〇名の自衛隊員が活躍した → ある時点(取材日など)での表現

2、3> NHKは、防衛省の公表された内容を「伝えるだけ」なので、
  「~と、(公表)されています」で問題ありません。
  「~と、しています」だと、事実と異なることだとしても「そのようにした」という
  何らかの「意思が働いた」ニュアンスが出てきます。
  また、「~と、(公表)されていますが」と「が」が付くと意味合いが変わり
  否定的な内容が続くようになります。
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[基本的な問題]


        「…とする」について
「と」は引用を受ける格助詞。「する」はこのような場合
 (人・役所・メデイアなどが)「言う」「述べる」「発表する」の意味。ここでは「防衛省が発表する」でしょう。「している」は「発表している」ということです。
 「されている」は受け身形で「発表されている」でしょう。
「発表する」「発表している」の主格は防衛省。「発表されている」の主格は「…」という内容。
(主格は主語と考えてもらっていいでしょう)

        「動詞の区別」について
 日本語文法では「状態動詞」「瞬間動詞」「継続動詞」(他に「特殊動詞」もある)
この呼び方は外にもあるので、これにこだわる必要はありません。ただし、この呼び方は「アスペクト」の「~ている」の使用法による分類で、常にこの分類を考える必要はありません。(次を参照)
 http://www.geocities.jp/niwasaburoo/24asupekuto. …

   1 「V-ている」の形には本来ならないものが「状態動詞」で、
     
      「V-ている」の形で、
   2 「進行中の動き」を表す動詞が「継続動詞」、
   3 「動きの結果としての状態」を表す動詞が「瞬間動詞」、
   4 常に使われる動詞が「特殊動詞」、
 動詞の具体例(金田一春彦のあげたもの)
 1、状態動詞 (「~ている」の形をもたない) ある、いる、できる、泳げる、赤すぎる
 2、継続(動作)動詞 動作が進行中であることを表す。 読む、書く、歩く、走る、降る
 3、瞬間(動作)動詞 動作が完了したあとであることを表す。
                        はじまる、終わる、死ぬ、結婚する
 4、状態を帯びる意味の動詞 いつも「~ている」の形で使われ、ある状態にあることを表す。
                        似る、聳える、才気走る
   上記サイトでは「特殊動詞」としているものです。
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この回答へのお礼

ご説明、どうもありがとうございます。

お礼日時:2015/06/10 22:27

補足質問についてもお答えいたします。



Q1,

補助動詞「(て)いる」は、#3でもお示ししましたが、大辞林の語釈 [ 二 ③ ] がわかりやすいと思います。
http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/?sea …
大雑把に抜粋すると、次のようになるでしょう。
(ア)進行形「空を飛んでいる鳥」
(イ)結果の持続「ドアが開いている」
(ウ)その状態であることを表す。 「母親によく似ている」
(エ)習慣的反復「この川はしばしば氾濫をおこしている」
(オ)過去完了 「少年使節一行はローマ教皇にも会っている」
「てた=ていた」ですから、お気づきのように、挙げられた3つの例は、上記すべての解釈が可能です。(ウ)は若干、なじまない場合があるかもしれませんが。
たとえば次のようにです。
(ア’)えっ、昨日、ずっと手術 してたの?
(イ’)えっ、昨日の段階ですでに手術が終わって その状態が継続してたの?
(ウ’)×
(エ’)えっ、何回も手術 してたの?
(オ’)えっ、過去にすでに手術 してたの?
「したの」の場合は、単純に事実を表わしている用法です。

Q2,「今になって明らかになった」というニュアンスを表現したい場合、「ていた」形で使える動詞はどういう動詞でしょうか。

(ア)⇒継続動詞。
(イ)⇒結果動詞。
(ウ)⇒形状動詞。
(エ)・(オ)⇒制限無し。
たとえば「優れている」は形状動詞なので、(ウ)以外の意味に使うことはできない。
継続動詞とか結果動詞とかは、あくまで構文中で役割が決定されるものだと思うので、動詞単独でどちらなのか判断することは一般にしないでしょう。
この問いは下記サイトを参考にしました。
補助動詞の分類が若干異なりますが、こちらもまあわかりやすい内容になっていると思います。
http://www.nihongokyoshi.co.jp/manbow/manbow.php …
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この回答へのお礼

詳しいご説明、及び参考サイトのご紹介、どうもありがとうございます。

お礼日時:2015/06/10 20:52

Q1、「自殺していた」を「自殺した」に変えたら、ニュアンスはどう変わりますか。



この「ていた(ている)」は補助動詞で、大辞林の【 二 ③ (オ) 過去に完了した動作を表す。】という用法だと思います。
http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/?sea …
「在職中に自殺がすでに完了したこと」に着目した表現です。
つまり、「退職後に自殺したわけではない」というニュアンスが込められています。
「在職中に自殺した」の場合は、そのニュアンスはありません。
「在職中に自殺という行為があった」という事実を単純に述べている構文になります。

Q2、もしかしたら、(「防衛省あるいは政府は」派遣との直接の関連は分からないとしています)の略でしょうか。

そのとおりです。
『派遣との直接の関連は分からない「としています」』は、「まとめ」の内容について述べている箇所です。
つまり、『派遣との直接の関連は分からない「と(まとめでは結論)しています」』という意味。
また、「防衛省のまとめで分かりました」という文言がこの文の前にすでにあるので、まとめを作ったのが防衛省であることは、筆者と読者の間で暗黙の了解事項として成立しています。
結果的に、『派遣との直接の関連は分からない「としています」』の主語が、「防衛省(あるいは政府は)」であることは、わざわざ明記する必要がないわけです。

Q3、他の文を変更せずに、単に最後の文を「とされています」に変えることが可能でしょうか。もし可能なら、意味合いはどう変わりますか。

可能です。
原文の場合、おっしゃるように、
『このうち4人が公務災害と認められたものの、「防衛省あるいは政府は」派遣との直接の関連は分からないとしています』の略です。
「しています」という述語の主語が「防衛省あるいは政府」という関係。
「とされています」にすると、
『このうち4人が公務災害と認められたものの、「在職中に自殺していた事実と」派遣との直接の関連は分からないとされています』という意味になります。
「されています」という述語の主語は「直接の関連」ということになると思います。
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この回答へのお礼

詳しいご説明、どうもありがとうございます。とても勉強になりました。ただ、「た」と「ていた」について、まだ疑問がありますので、また本文を補足させていただきます。

お礼日時:2015/06/10 20:20

Q1.「自殺していた」には「過去に『自殺した』という事実が、今になって明らかになった」という



   ニュアンスがあります。

   例えば、次の場合もそうです。

   「君、昨日のパーティーに出席していたのか」

   「昨日、『パーティーに出席した』という事実が、今になって分かった(そのことに気付いた)」

   ことを表しています。

   「自殺した」に変えると、この「今になって明らかになった」というニュアンスが無くなります。

   そもそもニュースとは、視聴者が知らなかった新しい情報を伝えるという役割を担っているので、

   「自殺していた」(今になって明らかになった=新情報)という表現の方がふさわしいと言えます。

Q2.「としています」は、ニュースなどで多用される言い回しです。論理的に考えるなら、受身形「さ

   れています」の方が適切ですが、慣用的に用いられているようです。

Q3.上で述べた通り、「されています」の方が、論理的には適切ですが、受身形が続くと、くどい印象

   を与えます。
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この回答へのお礼

詳細なご説明、どうもありがとうございます。なるほどですね。ただ、私はまだ「た」と「ていた」について、完全には理解してない気がします。そこで本文を補足しましたので、引き続きご教授いただけば幸いです。どうぞよろしくお願い致します。

お礼日時:2015/06/10 09:19

1.「自殺した」だと、それ自体を報道するニュアンス。


 Ex. 昨夜、イラク~~に派遣された自衛隊員が自殺しました。
  「自殺していた」というのは、この調査期間の間全体を調べた結果、56人の自殺が分かった、ということです。

2.主語が「防衛庁は」だからです。

3.「とされています」というのは変です。理由は2番の通りです。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。

お礼日時:2015/06/10 07:29

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