現在、母が療養型病棟に入院中です。
2年前の夏にくも膜下出血で救急搬送され、回復は難しいと診断されましたが、1次救急→2次救急→リハビリ病院と約2ヶ月ごとの転院でかなり回復したのですが、リハビリ病院から退院予定の前日、再発してまた別の1次救急病院に運ばれました。
その後、病状が安定し転院の話が出るたびに体調に異変が起き、1年近く経った頃次の病院へ転院、さらに約2ヶ月後転院。その転院先の療養病棟に空きができたとのことで一般病棟から療養病棟へ移動させていただきました。
現状は、目は開いてしっかり見ているような時もありますが、気管切開をしているので意思の疎通はできていません。
顔を触るととても嫌な表情をしたり、微笑むような穏やかな顔をしたりします。
くも膜下出血は突然目覚めたりすることがあると聞いたので、できるだけ話しかけたり、触ったりしています。
昨年の夏頃からアロマを取り入れ、マッサージオイルとルームスプレーを作って使用しています。
目覚めた時に動かなくなっていないよう、手足のマッサージをできるだけしています。
ところが、最近になって看護士からアロマを禁止されてしまいました。
転院した時に確認し、「これくらいの匂いならいいし、患者さんもリラックスできていいんじゃない」と言ってもらえたので使用していましたが、半年近く経った今になって特定の看護士が「臭い!」と騒ぎ出し、とうとう師長から禁止されてしまいました。
療養型の病院に受け入れてもらえているのは とてもありがたく、追い出されてしまっては困るので、アロマを使うのはやめようと思いますが、嗅覚に訴えるのはかなり効果的な方法だと聞いています。
マッサージする際もクリームすら使えません。
あまり、そのままさするのも肌を傷めそうですし困っています。
嗅覚に限らず、なにか脳の覚醒に効果のありそうなことをご存知の方、ぜひお知恵をお貸しください。
長文になりすみません。
最後まで読んでいただき ありがとうございます。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
う~ん・・・医療的なアロマの効果についてはまだまだ不明瞭な部分もありますので、看護師達が忌諱するのは分からなくもない話ですが・・・
失礼な話ですが、脳機能の回復については医師との仔細の話があると思うの推測の領域ですが、回復の見込みは厳しいものだと思います
確かに覚醒状況になることはあるでしょうが、日に日に覚醒状態の時間や質の低下(落ちている)が見られていると思いますので、貴方の努力について批判的に捉えられる余地はあるかもしれません
その上で、臭覚以外の要素というお話ですが、本質的には主治医との相談が大前提のものとして理解してください
「タクティールケア」という介護現場でも実践されている手法があります
http://jsci.jp/taktil/
具体的な方法は
http://www.carepia.jp/page.jsp?id=1855&mn=N12&pg=1
このケアの効果については科学的な検証が不十分ですので、そのつもりで
他に「ユマニチュード」があります
http://matome.naver.jp/odai/2139919124233147901
ただ、脳機能の部分に関する効果については期待しない方が良いと思います
どちらかという精神ケアの領分のケアです
なお、話からすると「さする」ことによる表皮剥離の危険が想定されうるようであれば、クリームなどの使用を控える事のほうが望ましいと考えてください
根本的には、療養型病棟ですから、相応の治療しか出来ない段階です。
あくまでも、抜本的回復ではなく、機能低下速度を抑えることを主眼にして、QOL(生活の質)をよく検討されるのが必要ですので、そこらも精査してください
おそらく医師もケアに関しては積極性のあるものを勧めませんが、”貴方自身のために”出来ることを探すことは諦める必要性はないと思います
ただ、家族含めて今ある生活との兼ね合いも含めて関わることも失念しないようにすることも考慮してください
目の動きなどの情報があれば、また意識レベルを含めてアドバイスは不可能ではありませんが、仔細は、医師との相談が大前提ですので、仔細案内は控えさせていただきます
追伸
手を触る際には、必ず、下から支える状態から始めてください。上から「さする」のではなく、下から段階を経て上に移動しながら「さする」ことが重要です。同時に、末梢神経から徐々に、体の体幹部に近づけるように「さする」ことも心がけてください
あと、「さする」際には、必ず自分が落ち着いてる精神状態であることを前提にしてください。
心が荒れていると不思議なことに伝わることがあります。不思議な話ですが・・・
同時に、「さする」動作の前に、声かけなどのシグナルは 「必ず」 行ってください。
あと、これは持論で科学的には荒唐無稽な話ですが、「さする」場合には、可能な限りに日光を浴びた状態が良いです。出来れば定時が良いですが、これは理想論です
まだまだ検証段階ですが、体内時計と脳機能の関係性は高いレベルにありそうです。
これも科学的には荒唐無稽ですが、アロマという固定性のある香りではなく、時々の香りの方が刺激になると思います。要は季節感のある香りなのですが、持ち帰ること大前提に、その時々の旬の香りだけでも良い刺激になるように思います、食べられないにしても好物の食べ物の匂い・香りを月に一度嗅がせることもアリだと思います
出来れば思い出にあるような香りが望ましいです
ちなみに、これも非科学的ですが、経験では、同じ人が「さする」よりは、たまに別な人が「さする」方が良いともいます。同じ人であれば、慣れもあって刺激としての受容性が低下していると効果が望めませんので
長くなりましたが、参考までに・・・
ugannda_1976さん、
丁寧なご回答ありがとうございます。
回復の可能性については、客観的に見ればほぼ絶望的だと認識しています。
それでも、家族だけでも信じていたいという希望的観測であることを承知の上で信じ続けています。
呼びかけにキョロっとこちらに視線が動きじーっと見ていることがあったり、モビールをかけて揺らすとじーっと見ていたり、「握手」と言いながら手を握ると握り返したり、、、と、必ず毎回というわけではありませんが、うっすら反応らしきものを感じることも、希望を持ってしまう理由の一つです(もちろん、これらも偶然や反射によるものなのかもしれないとの認識もありますが)
今まで、マッサージオイルを作って使用していましたが、クリームすら使わないほうがいいというのは驚きでした。
教えていただいたリンク先をしっかり読んで、これからの母との接し方の参考にさせていただきたいと思います。
全てが自己満足なのかもしれないと思いながらもやめられない。それこそ、自己満足なんでしょうね。
No.3
- 回答日時:
すいません・・お節介ついでに補足回答を
>全てが自己満足なのかもしれないと思いながらもやめられない。それこそ、自己満足なんでしょうね。
なんの問題もない話だと思います。要は自己満足でも良いという話です
オイラは「科学的検証では・・」との指摘を多様していますが、それは、非科学的なケアを否定しているものではなく、その非科学的なケアを妄信させないための抑止目的の言葉に過ぎません
だって、悲しいかな怪しい宗教に救いを求めてしまうものですから・・・ケアする立場というのは
オイラは一介の介護従事者(現役ではありません)として、ケアする人の自己満足なしには、ケアは成り立たないと思っています。ここで言う自己満足とは「ここまでやれば問題ない!」という自己満足ではなく、「ここまでしたい!」という欲求を叶える自己満足の意味です
要は、「こういうケアをしたい!」という欲求を叶える自己満足は否定されるべきではない、という立場です
ケアは、have to(しなければならない)ではなく、want to(したい)であることを留意してください
不思議なことに、ケアされる立場は、ケアする側の心理状態や健康状態を不思議にも察知することがあります。(本当に不思議で非科学的なんですが)
実行しているケアを疑いながらも「これで治れば」という心であれば、不思議に通じることがあるように思えるのです。(おそらく介護・ケア従事者はそのような不思議な経験を否定しないですし、信じたいのが本音です)
だから、自己満足と卑下するのではなく、「満足しないと効果がない!」と信じてほしいと思います
辛いだけのケアなんて地獄ですし、ケアされる方だって辛いのですから、自己満足を卑下するべきではありません
(前述したように「ここまでやったんだからもういいだろう!」という諦めの自己満足は別です)
補足がありましたので、更に助言しておきますが、
是非、ケアに対する反応については、日々メモなりに残してください
これが高いモチベーションになります。時には客観的に「落ちている」ことを実感させますが、”落ちっぱなし”ということは稀有です
様々なケアを通して、反応を観察していきながら、感応する刺激を模索してゆくことは、必ずケアされる側にとっても、する側にとっても「救い」たりえると断言できます
「生理的に有意義な刺激に限定する」ことが重要でもあるからこそ・・という考えで、是非、記録を残してください
特に「目の追い方」・「握り返しの強さ」「握り返しの反応の速度」「反応した刺激の種類」
ちなみに、間違わないでほしいのですが、 握り返しには偶然はありません。必然です。反射であっても、何もないよりも格段に有意義です
(ここは強く断言しておきます)
私の見解は、励ますつもりは 正直ありません。むしろ、やるべきだ!と追い込んでいると理解してください
諦めた人々の後悔を見てしまったからこそ、諦めて欲しくないだけです。(こちらのエゴです)
実際には、とてもキツイことを私は吹き込んでいるのですから・・・・
なお、ワセリン塗布の上での「さする」については、特段問題はないと思います。
「白色ワセリン」をお勧めします
なお、家族のQOLも踏まえてケアすることが、良いケアです。
最後に私の敬愛する医師の言葉を
<良いケアは、キュアになりえます。>
uganda_1976さん、
ありがとうございます、とても勇気づけられました。
日々、もっとしてあげられることがあるんじゃないかと考え続けている中で、1年程続けてきた(前にいた病院では、どこも好意的に受け止めてくださっていた)ことを否定され、かなり気落ちしていました。
でも、それも母に伝わってしまうんですね。
また、前向きに、他にできることを考え、今できることをしていきたいと思います。
父は、ほぼ毎日母のところへ行き、手を握り、傍で本を読んだりしています。
ずっと一緒にいるのが当たり前だった(自営業だったので)生活だったので、一緒にいないことのほうがストレスになるようです。
私は、父に倒れられても困るので、時々 母のところへ行くのを諦め、しっかり栄養を取ってもらえるような食事を用意しています。
この時、母に会いに行けなくて申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、それも必要なことと思って良いのかなと思えました。
もし、誤解釈だったらすみません。
記録は、最近あまりつけていなかったので、教えていただいたポイントに留意しつつ再開したいと思います。
本当にありがとうございます!
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