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日本語を勉強してる外国人の穴埋め問題を見ていて

「昔のことはみんな忘れてしまった。一番好きだった先生の名前__思い出せない。」

というものがあって、「まで」が間違いで「さえ」が正解でした。

確かに「さえ」の方がしっくりしますが「まで」が間違いというのに納得行かないのですが、はっきりと”間違い”だといえるのでしょうか?

みなさんがどう感じるか教えて下さい。

A 回答 (3件)

日本語教師の一人です。



結論から言えば、「さえ」「まで」どちらも正解だと思います。

「さえ」(副助詞)は、極端な事柄を提示して、他のものはまして、と暗示します。

(例1)そんなこと、子供でさえ知っている。(ましてや、大人が知らないはずがない。)

「まで」には格助詞の用法がありますが、ここでは副助詞です。この「まで」も、「さえ」同様、

極端な事柄を提示して、他のものはまして、と暗示します。

(例2)家族にまで嫌われてしまった。(ましてや、他人にはとっくに嫌われている。)

「さえ」の使われている文を「まで」に置き換えること(その逆も同様)は必ずしもできるとは限りませんが、

両者の意味は、ほぼ同じだと思います。

はっきり言って、問題の作り方がまずかったと思います。例えば(例1)を用いていたら、正解は「さえ」しか

ありません。「そんなこと、子供でまで知っている」は日本語としておかしいからです。
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この回答へのお礼

なるほど、詳しい解説ありがとうございます。

言葉の意味は理解できていても
「極端な事柄を提示して、他のものはまして、と暗示」
などのように明確に述べることができなかったので助かりました。

お礼日時:2016/01/21 08:20

名前まで思い出せない、間違いではありませんが、名前までも(が)思い出せない。


もっとも困難と思われるものから、列挙してもっとも安易と思われるもの、まで・・・・。
名前まで思い出せない、これのみの文章で感じるのは、名前までは思い出せない(苗字は覚えているが・・)。
または、名前まで思い出せる(苗字だけでなく名前まで)。
・・・どころか・・・まで・・・、肯定内容が多い
・・・はおろか(どころか)・・・さえ・・・、主に否定内容に使われる。
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「昔のことはみんな忘れてしまった。

」と言っていますが、「一番好きだった先生の名前」は「ある事柄で他のものを類推させる」意味(昔だったら「すら」)を表すか、「せめて~だけでも」の意味(昔だったら「だに」)を表すか、「更にその上」という添加の意味(昔も今も「さえ」)を表すのも含めて、今は「さえ」が全部兼ねています。
 このことは特にいう必要が無かったのですが、「さえ」の中にはこれら三つの意味があることを言っておきたかっただけです。
 一方、「まで」という助詞には「極端な例をあげて、他の場合を言外に推測させる意を表す。…さえ。「子供に―ばかにされる」「実の親に―見放される」(「大辞泉」より)
という意味もありますから、「さえ」と同じ「添加」の意味として使えると思うので、あなたの考えも間違いではありません。
 「子供に―ばかにされる」「実の親に―見放される」には「まで」も入るが「さえ」も入るということですね。
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