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こんにちは。
今回は、ベートーベンの名言である
《神がもし、世界でもっとも不幸な人生を、私に用意していたとしても、私は運命に立ち向かう。》

《偉大なことを成し遂げる人は、つねに大胆な冒険者である》モンテスキューの名言です。

この二つの格言の フランス語版がどうしても見つかりません。。
教えていただけると大変に助かります。よろしくおねがいします。

※いつ彼らが、どのような状況でこの言葉を残したなど、細かい詳細があれば大変に助かります。

A 回答 (1件)

ベートーヴェンの言葉の方は、幼なじみの友人で医師のフランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラーに宛てた1801年6月29日付の手紙の中に出てきます。

ベートーヴェンは若いころから「運命」という言葉を使って語っていますが、それが何を意味しているかについてはいろいろな解釈があります。この手紙のみを見るならば、「神がもし、世界でもっとも不幸な人生を、私に用意していたとしても、私は運命に立ち向かう」という言葉の直前に、耳が聞こえないというのはどういう状況かを語っているので、音楽家にとって致命的である難聴というのが「世界でもっとも不幸な人生」であると考えるのが自然かもしれません。ベートーヴェンは20代終わりには重度の難聴になり、この手紙が書かれた翌年には有名な「ハイリゲンシュタットの遺書」が書かれています。「君のベートーヴェンは非常に不幸なことに、自然、および創造主との闘いの中におり、特に後者のことはもう何度も呪った・・・」という文も含まれています。手紙は結構長いもので、解釈も含めると長くなってしまうので省略しますが、問題の言葉の部分は、ドイツ語原文では以下のようになります。

Ich will, wenn’s anders möglich ist, meinem Schicksale trotzen, obschon es Augenblicke meines Lebens geben wird, wo ich das unglücklichste Geschöpf Gottes sein werde.

フランス語訳は、翻訳者によって違うと思いますが、とりあえずフランスの作家、ロマン・ロランによるベートーヴェンの伝記にこの手紙が収録されているので、その訳を書きます。

Je veux, si toutefois cela est possible, je veux braver mon destin; mais il y a des moments de ma vie où je suis la plus misérable créature de Dieu.
https://fr.wikisource.org/wiki/Vie_de_Beethoven/ …

手紙の受取人のヴェーゲラーについて
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9 …

「偉大なことを成し遂げる人は、つねに大胆な冒険者である」という言葉の方は、フランスの啓蒙思想家たちが編纂した「百科全書」にモンテスキューが寄稿したPensées diversesという文章に出てきます。私は読んだことがなく、かなり長い文章なので、どういう内容の中でこのような言葉が出てくるのかは把握していませんが、これは一つの文の前半分のみで、文全体は、「偉大なことを成し遂げる人はいつも冒険者であって、大帝国の君主たちではない」という意味になります。

Ce sont toujours les aventuriers qui font de grandes choses, et non pas les souverains des grands empires.
https://fr.wikisource.org/wiki/Pens%C3%A9es_dive …
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この回答へのお礼

時代背景までご丁寧に教えていただき本当にありがとうございます。
非常に勉強になりました、特にベートーベンのこの台詞はまさに胸に迫るものがあります。
フランス語ではこうやっていうんですね。。 勉強になります!

お礼日時:2016/06/26 08:09

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