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先日、知り合いから、「赤い文字で手紙や、文を書くのは、よくないよ。」といわれました。
赤字というようにマイナスをイメージするということでした。
「赤字」は、簿記の考えから来たものと思っていました。
 また、「正式の書類には、黒又は濃い青」という大まかな認識しかしていませんでしたし、人にメモするときなどは、今まで全く疑問に感じていなかった為、本当によくないことなのか、失礼なことなのかピンと来なかったため、教えていただければと思います。
何か、慣習のようなものがあるのでしょうか?
「赤で書くことが、よくないことなら」神経を使って気をつけていきたいと思います。
「なぜ、よくないことなのか」をどうか教えてください。

A 回答 (8件)

「赤い字」と「黒い字」では意味が異なるせいだからだと思います。

すなわち、同じ文字であっても、「赤」で書かれた文字と、「黒」で書かれた文字では、その「意味」が変わります。その背景には、「赤色」と「黒色」の意味の違いがあります。その違いは、以下の通りです。

第1に、生理的・心理的な意味が異なります。例えば、全てが赤い字で書かれた本や新聞を想像してみてください。目が痛くなりそうな気がしませんか?「赤い色」には、生理的に目に刺激を与え、その結果として心に刺激を与える作用があります。このため、「赤い色」は「黒い色」などの他の色に比べて、心理的に物事を差別化する効果があります。

第2に、上記のような生理的・心理的な意味の違いは、同時に、社会心理学的な意味の違いを生み出します。すなわち、「赤」には、「普通の状態ではない、何か注目すべきことや、異常、危険などを知らせる」という特別の意味が付与されています。赤信号、消防自動車、簿記の「赤字」などは、皆この効果です。

第3に、社会慣習上の意味というものがあります。例えば、紅白は慶事を表し、黒白は弔事を表すなどです。

それで、御質問の件ですが、「赤い文字で手紙や、文を書くのは、よくないよ。」と言われたというのは、「赤い文字」には、「黒い文字」
と異なった意味があるからです。ご質問の状況では、上記の第2の意味で問題があると思います。すなわち、もし、手紙や文を赤い字で書くと、それは、何か通常とは異なる注目の要求、緊急事態の伝達、危険や異常の伝達を意味するからです。もし、それを初めから意図するのあれば、「赤い字」で書くことは理にかなっていますが、それを意図していないのであれば、「赤い字」で書くことは「誤解」を生むことになります。例えば、人にメモする場合、もし、「赤い字」で書いてあれば、それは、「この件は、緊急なので至急処理するように」、あるいは、「この件は、私は非常に重要と思うので、注意して読むように」という意味を付加することになります。それが、自分の目的なら問題ないですが、そうでない場合は、メモを受け取った人は、「あの人は、赤い字で書いているけど、私に、早く仕事をしろと命じているのか」とか、「あの人は、私に自分の意見を押し付けるのか」とか感じさせる可能性があります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ことばをお借りします。
生理的な意味(違和感)という点では、パッと思いつきますが、「社会心理学的な意味の違い」という点で、認識が欠けていたと反省しております。
あなたのご指摘のとおり、かなりの高圧的な印象を与えていたことと思います。
みなさまにいろいろ教えていただき、本当に勉強になり益した。
今回の失敗を活かして行きます!
ありがとうございます。

お礼日時:2005/11/23 22:15

だって、正式には黒なんですから、それから外れるのは良くない


訳です。弔事には薄墨ですし、校正等には朱という事で。
ちなみに昔の契約書や裁判の判決文などは、和紙に墨で書くこと
が法律で決まっていました。(ペンが認められるのは大正期だと
思われます)。
ごく親しい間柄以外は、他の色は礼儀上使いません。
ちなみに、外国でも概ね、黒かブルーブラックですが、サインの
所は、ワインレッドとかグリーンで書いたりしてる人(その人の
好きな色)が結構多いようです。でもビジネスは黒ですね。
あと、キリスト教圏内では「緋文字」なんてのもあります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
正式には、「黒」という認識は少しはあったのですが、
メモの色まで考えておらず、手元にたまたま赤があり、
赤で書いてしまったもので・・・
なぜ、正式な文では、なかったのにわざわざ言ってくださったのには、明確な理由があるのでは?と思い、こちらに投稿させていただきました。
いろいろな知識をいただき、反省しています。

お礼日時:2005/11/23 22:07

赤で書かれた文字は血文字を連想させます。

血文字は相手に呪詛をかける時に使用するものです。隠岐に流された後鳥羽上皇がそんなものを書いていた気がします。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
血文字も連想させますね。
今回は、反省のひと言に尽きます・・・

お礼日時:2005/11/23 22:02

赤字は黒字にたいして「朱記」を加えるための色です。


つまり「採点」や「校正」用の色なんでしょう。
私たちは色盲の人も正常な人も、白地に黒または濃青色の文字をスタンダードなものとして受け入れてきましたので、そういう「掟破り」を白眼視する傾向があるではないですか?
色盲の人に色つき文字はかわいそうです。
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この回答へのお礼

皆さんからいただいた、回答から、「掟破り」に価する部分がかなり見えてきました。
ありがとうございます。
また、色を使うときの配慮が必要なことにも、改めて気づかされました。
ありがとうございます。

お礼日時:2005/11/23 22:01

回答にはならないと思いますが聞いたことがある


話を書きます。中国では「お前を殺す」と言った内容の手紙を送る時には宛名、本文を赤い字で書いたそうです。現在60代後半の中国の方に30年くらい
前に聞いた話です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
確かに、よくない「赤」というものを考えたとき、「血」を思いつきました。
きっと、アドバイスを下さった知人は、いろいろなことを総合的に判断して、わかりやすい例として、言ってくださったのだと思います。
今後、意識して、使っていこうと思います。

お礼日時:2005/11/23 21:57

再度失礼いたします。


通常の文字は黒です。
昔から目立たせる必要がある場合に赤を使ってきたと(素人の)仮定をしてみます。
目立たせる場合。
役職や戸籍など公的記載事項が何かのお咎めによって抹消されるなどと言う場合に使われていたのではないでしょうか。
つまり
・特記して目立たせなければならないようなことを書く場合に赤がよく使われていた。
・特記しなければならないようなことには良くないことが多かった。
・赤で書かれたことは良くないことだ。
という変則三段論法みたいなことがいわれた時代があったのかもしれません。
勝手な推測ばかりですみません。
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この回答へのお礼

いいえ。何度もお返事いただきありがとうございます。
きっと、そのようなことも関係していると思います。

お礼日時:2005/11/23 22:18
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
別のカテゴリーを調べるのを忘れていました。
中には、聞いたことがあるものもあり、思い出すとともに、勉強になりました。
今日は、いろいろ調べていましたが、昨日のうちに返事をいただいていたようで、インターネットのありがたさも感じました。
本当にありがとうございます。

お礼日時:2005/11/23 21:54

よくわかりませんが、赤が目に良くないのでは?


目立ちすぎて。
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この回答へのお礼

確かに見にくいですね。
今回は、何かもっと失礼なことをしていたのでは?と思い、調べています。
ありがとうございます。

お礼日時:2005/11/23 21:51

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