アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

耐震補強について、考えております。残り生存期間(日本の平均寿命まで凡そ残り15年になりました)、老後の資金のこともあり、大々的な耐震リホームには踏み込めないと思っています。現状でも、それなりの耐震性能はあると思いますが(下の方の(参考)参照ください)、DIYでできる範囲(趣味でそれなりの知識、技術があります)で耐震補強を考えています。
 窯業系サイディングボードを、土台、柱、梁、筋交い(外壁側)に下記のようにビス止めしてはどうかと思っています。(2x4住宅の構造用合板のように)
 サイディングボードをビス止めする工法は無いと思いますが、ボードが割れること(震度3か4でボードが割れたら困りますが)を前提とすればこのような工法も可能と考えますが、有識者のご意見を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
      記
1.ステンレスビスを使用する。
2.下穴をほんの少し上向きにビス径より若干細いキリであける。
3.ビスの頭を縦、横、斜めにそろえて意匠とする。

もし地震があり、サイディングボードが割れても躯体が使用可能ならば、外壁を撤去し再度本格的に耐震補強を行い、外壁を再施工(縦のサイディングボード・モルタル等コーキングを使用しないもの)する。また、躯体が使用できないほどで、命があれば小型の住居を立てる。

(参考)

・サイディングボードの状態
 2年まえから今年にかけてサイディングボードの目地のコーキングを2面接着で打ち替えしました。(最初のコーキングが薄い所はひび割れがひどかったので、見た目より機能重視で厚めにしました)
 サイディングボードの状態は、端のところで最初の施工時のくぎ打ちにより欠け、割れているところが一部ありました。また、塗装のチョーキングがありましたが(当初は工場塗装、その後一度塗装しました)、反り・吸水等による劣化はなく、くぎ打ち部分もサビ等の問題なしでほぼ良い状態でした。

・建物の状況
 築29年(1987年)の在来木造建築です。(柱、土台は4寸桧材、梁は主に松材)
 鉄筋入りベタコン、鉄筋入り布基礎、基礎ボルト有り、筋交い、金属火打ち、かすがい、羽子板ボルト等を使用し、平面が長方形(4:5)の総2階建て、屋根は切妻コロニアル、外壁は工場塗装済み窯業系サイディングボード(厚12mm)張りです。当時としては普通の耐震工法と思われますが、気になるところは、下記の3点です。

1.筋交いの固定方法が上下とも太目のクギ止め(切り欠き有り、筋交い金物の使用なし)
2.ホールダウン金物の使用なし
3.床(天井)面剛性は火打ち金物のみ

A 回答 (2件)

>サイディングボードをビス止めする工法は無いと思いますが



メーカー指示が釘でOKなだけで、別にビス留めでも構いません。
メーカーはもともと割れちゃって躯体にかかる負担を減らしたいようですし、動く方が都合が良いのかと。

>ボードが割れること(震度3か4でボードが割れたら困りますが)を
>前提とすればこのような工法も可能

釘の方が細く弱いために地震で横方向に力が掛かるとよじれるので、サイディングが割れ難い面はあります。
ビスで留めるとボードが動かないので弱い揺れでも割れるかなと。

強い地震が無いにしても、幹線道路沿いでは車の往来で微振動もあり、町にあふれる窯業サイディングが割れを起こしているものは、概ね窓際だったりの切り込み部ですが、特に切り込みも無い部分で割れている所はビスで留めてあったりします。
今年はじめに張り直した物件もそうなっていました。

>もし地震があり、サイディングボードが割れても躯体が使用可能ならば

そもそも窯業サイディング自体には強度が無いことは承知しておいてください。
セメントが含有されている商品ですが、脆いですから「耐震強度の足し」として考えないでください。


>2.下穴をほんの少し上向きにビス径より若干細いキリであける。

サイディングの下穴はビス径より太くし、トラス頭で押さえつける面積を出来るだけ広くする。
それでも割れに対する対策にならないと思いますが、下穴を細くして常にビスかボードを押し広げている状態よりは割れ難いかと。割れれば耐震も何もなくなります。

>3.ビスの頭を縦、横、斜めにそろえて意匠とする。

縦張りだと横胴縁に打ち付けるので、躯体に直接留まっているわけでもなく、その胴縁に合わせてビスを打たないとビス自体が利きません。
横張りは躯体(柱、間柱)留めになっていると思いますが、同様にそこにビスを打たなければ利きません。

それに意匠を気にするなら壁に近い色でビス頭を塗れば大して目立たないと思います。

余)
29年前の12ミリという事で、金具留めは無かったと思いますが、金具留めでしたらビスで上から留めるのは強度を期待できないですし、金具留めは本来外壁は動く前提で考えられた工法です。

さらに金具工法が当たり前になった現在、サイディングは固定されておらず動くので、地震に対してその応力が建物に負担を掛けない、なんていう説明のある大手メーカーもあるので、そういうものだと頭に入れておくのは必要かと。


>1.筋交いの固定方法が上下とも太目のクギ止め(切り欠き有り、筋交い金物の使用なし)

筋交いは本来圧縮側に対しての強度計算ですので「そこから動かない」という事が大切なので箱金物とか使っていなくても外れなければOKです。
とはいってもうちでは指定金物以外に別の留め方をしていますが。

>2.ホールダウン金物の使用なし

施工前なので当然ですね。
しかしホールダウンがどの程度の信頼性があるかは試験上の結果であって、それが無い家が倒れるわけではありませんし、ホールダウン固定部が裂ける事により柱の強度が著しく損なわれる事は知られています。
とはいってもこの度の熊本のように、二度の強い地震の一回目で倒れずに済むかどうかという事では、ホールダウンは有効だと考えられています。
お国の考えとしては「その間に外に避難してね」って事で、木造を倒れないようにしている基準ではないので「倒れない」と勘違いしないように。

1.同様に、うちではホールダウンと同様の数値を確保した代替方法をとっています。

>3.床(天井)面剛性は火打ち金物のみ

土台火打ちはあっても無くても一緒です。すぐ下で基礎に固定されているので。
天上の火打ちのみの強度不足は水平面に対してなので、壁の補強はまったく補助になりませんよね。

そして脆いサイディングで補助になると考えているなら、天井が石膏ボードだったとしたら、それもそこそこ補助になっているという考えも出来ます。


窯業サイディングの壁固定による耐震補強という考えは
「補強」というには力不足で「補助」、という認識の方が良いと思います。
気持ちの問題なのでやって満足ならやっておくのは良いと思います。

殴っても簡単に割れませんが、穴を開けた所に鉄棒を刺してこじれば簡単に割れる脆いもので、何しろ耐震に寄与する目的は無い存在なので。

個人的には他人の出入りしない見た目はどうでもよい部屋の内壁を壊して、構造用合板で張る方が有効だと思います。
根本的には土台と梁まで伸びてないといけませんが、サイディングでの補強よりは利くと考えます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳細な回答をいただき、ありがとうございました。
窯業サイディングを目的の機能以外に使用するのはそもそも無理があることがわかりました。
強い地震がないのに、割れが実際に発生している実例があることがわかり、窯業サイディングの壁固定による耐震補強はあきらめます。

筋交いのクギ止めですが、「筋交いは本来圧縮側に対しての強度計算ですので「そこから動かない」という事が大切なので・・」とのことでクギについてはそれなりに安心したのですが、うちの場合、南側外から見ると片筋交いが3ヶ所あるのですが、西からの押す力に対しては一ヶ所しか効き目が無いことになります。やはり、構造用合板で補強する必要があると思いました。ありがとうございました。

お礼日時:2016/08/15 07:13

当方、建築には疎いんですが…


サンディングボードってノコギリでザクザク切れる、石膏ボードみたいなやつですよね?
主に延焼防止に外壁に使われていると思います。
圧縮衝撃にはそこそこ強いけど、引っ張りにはからっきしで、繊維を混ぜていたはずです。
外壁に使用時も、金具で押さえる程度の固定だったと思います。
歪みに対しては、抑えた部分がずれることで崩壊を防いでいたと思います。

衝撃を吸収できないので、
ビス止めした個所から、一瞬で割れてしまうと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

さっそくの回答ありがとうございます。
石こうボードより硬いと思います。
切れっ端が29年間庭に雨ざらし状態でありましたが、それなりの形を保ちお互いにたたくと
硬い木のような音がし、ドリルで穴をあけると木のような感じで、ビスを下穴なしで直接ネジ込め、
壁に45度位で立てかけハンマーでたたくと割れましたが、これは使えるなと考えました。
冷静に考えると、主に防火、耐候用途の外壁材で衝撃には弱いですね。

お礼日時:2016/08/15 06:42

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!