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台風の中心に爆弾落とすと台風消滅って本当?

A 回答 (11件中11~11件)

巨大な爆弾を台風の中心付近で爆発させると、気圧の低い中心に向けて外側から流れ込む風の流れが打ち消され、爆発が十分に大きければ台風は消滅するでしょう。

で、その後どうなるか。爆弾は空気を勢いよく吹き飛ばしますが空気を産み出すわけではないので、爆発の直後には爆発点付近に巨大な真空の塊が生じます。爆発の外側に向かう爆風が収まると、直後に今度は生じた真空の塊に空気が流れ込むので内向きの風が生じます。全方位から中心に向けて吹き込んだ風は中心でぶつかると上昇気流となります。大きな爆発でキノコ雲が生じるのはこの上昇気流のためです。この現象は台風など低気圧と同じ仕組みです。
つまり、爆弾の威力が大きければ台風を打ち消すことはできますが、その直後に別の台風を産んでしまうことになるでしょう。
蛇足ですが、原爆投下後に「黒い雨」が降ったのは有名ですがこれは別に原爆の特性ではなく、どんな爆発でも先に述べた説明の通り大きな爆発であればキノコ雲はできますし、水蒸気と共に塵や煤が巻き上げられて雨と一緒に降ってくるのでやはり「黒い雨」が降ることになります。
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