アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

福岡教育大を音楽専攻で2年後受験しようと思っています。(今高校1年)そこで質問なのですが、福岡教育大の入試案内をみたらベートーヴェンのソナタから任意の1曲と書いてます。ベートーヴェンのソナタっていっぱいありますが、ベートーヴェンのソナタの中でこれを弾いたほうがいい!みたいなのってありますか?あと、写真には写ってないのですが、音楽理論;楽典及び音楽史 と書いてますが、教本みたいなのってありますか?
入試案内のページです→http://fukuoka-edu.ac.jp/data_ex/pdf1421306243_0 …

「福岡教育大の中等教育養成課程を音楽専攻で」の質問画像

A 回答 (1件)

音楽大学のピアノ科を卒業して30数年の者です。


私自身は福岡教育大学を受験していませんが、受験生を見てきた経験から書き込ませていただきます。

入試案内で中等教育の音楽専攻を拝見しました。
これから1、ピアノ…ベートーベンのソナタ。
2、声楽…コールユーブンゲンを85番まで、当日指定。それと指定された歌曲から1曲選び暗譜。
3、楽典。
以上の3点、準備していく必要があります。

まず、1のベートーベンのソナタについて。
楽曲は曲数が多く、難易度もピンキリです。
「これを弾いたら点数が良い」とかで選曲するのではなく、自身の実力に合った曲を選ぶのが大事です。
あえて難しい曲を弾いて完成度が低い状態で臨むこと、余裕のないギリギリのテクニックでやっと演奏するような状態は避けた方が賢明でしょう。
また、自身の良さが出しやすい曲、苦手な部分が少ない曲(例えば手が小さくてオクターブをつかむのが苦手、とか、分散和音が苦手、とか左手で難しい部分があるのは苦手…とか人それぞれだと思う)などの観点からの曲選びも大事でしょう。
おそらく今、ピアノのレッスンを受けていると思いますが、今どの程度の曲を弾いているのでしょうか?
今すでにソナタを弾いているならピアノに関しては全く心配なく、その他の声楽や楽典、実技以外の教科の勉強に力を注いでいくべきだろうし、ソナチネあたりを弾いているなら、受験は2年後なのでそう慌てふためくこともないでしょうし、今もしバイエルなら、あなたのポテンシャル次第ですが、他の声楽と楽典にも関連しますが、あと2年相当頑張らなければいけないということが言えるかもしれません。
選曲に関してはあと2年あるし、今ついているピアノの先生に話して、2年後、ベートーベンのソナタにもって行けるように話して下さい。
自身の好きな曲を弾くということもモチベーション的には大事なので、先生からの「この2~3曲くらいが妥当じゃない?この中なら好きな曲を選んでいいよ」というかたちがベストかなと、私個人的には思いますが…。
客観的に見て「この曲があなたには合うと思う」という先生の意見をベースにした方が無難でしょう。

2、声楽の課題について。
コールユーブンゲンは85番まで全部やっておく必要があります。
今から少しずつやって、忘れない程度に自身で時々おさらいしておく、時々先生にもチェックしてもらう…ということになるのかと思います。
歌曲に関して。
これに関しては、大学側はどの程度求めているのか、配点にもよりますが、まんざら適当と言う訳にもいかないなら…。
今のピアノの先生では無理なこともあり得ます。
ピアノのレベルやコールユーブンゲンにも関連しますが、日頃ここまであなたが合唱部などで声を出し慣れていないということであれば、まず基本的な発声、姿勢、等からはいることになり、今のピアノの先生で事足りるのか、その先生では無理で別に声楽分野にも少々長けた先生を探した方がいいのか?
今のピアノの先生が少しでも声楽に関しての力があるのなら、その先生でしばらくコールユーブンゲンなどで声を出しながら、3年生になったあたりで声楽専門の先生に時々レッスン、または入試の曲が発表された時点でそこからだけその曲を何回かレッスンしてもらう…ということもいいかと思います。
今現在の高校の音楽の先生が声楽が専攻であれば、この程度(コールユーブンゲンや歌曲)は充分指導できるはずです。
歌曲の方は一応、できれば、声楽を少しでも学んだ先生に見てもらうことが望ましいです。
日本歌曲ならまだしもイタリア語等を原語で…となると発音等の事もあるので。
すべてはその先生の引き出しや経験、学んできたことがどの程度なのか…によります。
あなたには判断つかないと思うので、その部分は先生に直接聞いてみた方がいいです。

3、楽典
これに関しては、あまり時間もかけていられないと思うし、配点は高くないと思うので、ぜひ過去問を入手して、過不足のない範囲を準備してください。
一言で「楽典」と言いますが、勿論書籍も高校の音楽選択の生徒が買わされるような初心者向けから音大受験、音大生が使うようなレベルまで様々あり、範囲とレベルがある程度わからないと買えないし、膨大な範囲,量になります。
項目をあげてみると、記号、これ一つとっても速度記号、発想記号、反復記号、臨時記号…非常に一般的な物から、ふつうは目にしたことがないような難しいものまであります。
その出題レベルとともに、出題傾向、出題形式、これは一般の大学受験の教科と共通していますが、必ず過去問から把握出来ると思います。
おそらく教育学部で出題されることはごく基本的な事であり、その他、音程、調、音階、音楽史…などでも同じだろうと推測され、この大学ではおおよそ「この程度までの範囲」の中から「この程度の難度」を出している…というのは、音楽を勉強してきた人間であればおそらく過去問から容易に見当が付きます。
そこから、これくらいやっておけば合格点は取れるだろう…というところまでに必ず持っていけるはずです。

以上、実技や楽典の教材に関してもそうですが、まず身近な音楽の先生、ピアノのレッスンの先生でも、高校の音楽の先生でもいいので相談してみてください。
私は今のあなたの実力がわからないので一般的な事しか言えませんが、先生方はあなたを知っているのでもっと的確なアドバイスが出来ます。
適切な楽典の本、その中でどの部分をやればいいのかも指摘できるはずです。
今から2年間、何をどう勉強していけばいいのか、また場合によっては他の先生を紹介してくれることも可能でしょう。

結論としては、大事なのはあなたの今のレベルを把握する事、それを踏まえた上で、逆算してそれぞれ何をどう準備して行けば間に合うのか、今すぐ始めること、もう少し先で間に合うこと、其れの見極め、そしてそれにはどれにどういう勉強や指導者が必要か…それを判断してもらうために、まず、身近な音楽の先生に(複数いるなら複数の先生に相談してみるといいでしょう)アドバイスをもらうのが賢明だろうと読んで思いました。
    • good
    • 3

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!