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【鉄道・スラック】鉄道のスラックについて質問です。

電車は直線の輪軸で固定されているので、カーブの時にレールも幅は固定のはずなので、カーブの線路にどれだけカント(傾斜)を付けても脱線するはずです。

先頭車両はギリで曲がれたとしても後続に繋がっている後続車両は確実に脱線するはずなのに脱線しません。

あ、分かった。

レール自体がカーブで広がっているから脱線しないんだ。

としたら、

電車の車両に付いている両輪は左右に動くことになる。

けど前述で電車の車両の両輪は固定されているとある。

カーブだけレールの幅が広いということはカーブ時だけ車両の両輪は広がる構造を持っているってことですよね?

なんで脱線しないんだろう。

A 回答 (2件)

こんにちは。


鉄道会社で電車運転士をしております。

車軸を支える軸箱は固定されており、左右には動きません。
動いてしまうと蛇行動してしまいますから。

カーブ区間ではレール幅を拡げてあるのは質問者様の想像通りです。
ただ、車両の車輪踏面は傾斜が付いてあります。
そして、脱線しないようにフランジ(出っ張り)があります。

カーブ通過時は外側に遠心力が働きますので、車輪の径は、
カーブの内側<カーブの外側
……の関係。車輪踏面の径が左右で違うので、スムーズに曲がれるのです。
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この回答へのお礼

みなさん回答ありがとうございます

車輪が台形だったんだ。なるほど

お礼日時:2017/01/09 21:36

No1氏の回答どおりですが、若干補足で、


鉄道の車輪は、車軸で左右固定されています。
そして、車輪の踏面は円錐形になっています。これを傾斜踏面と言います。
カーブでは、少しゲージ幅が広くなっています。

車両が曲線に入ると、台車は遠心力により外側に押し出され外側の車輪は踏面の径の大きい部分がレールに接し、内側の車輪は径の小さい部分がレールに接するので無理なく曲線を通過できるのです。

なお、台車に艤装された2組の車軸は平行になっているので、曲線では車軸は曲線の中心線と一致せず、アタック角が生じます。
地下鉄等、曲線半径の小さい箇所で金属音が発生するのは、アタック角でフランジがレール内側を擦っているから。
その為、曲線でもより高速走行できるように車軸が曲線の中心線に向くように工夫された操舵台車も実用化されています。

カントは、遠心力を打ち消す役割が有りますが、無制限に外側のレールを高くして良いと言うものではありません。
停車時に車両の重心がゲージの中心線とゲージの1/3以内に収まるように高さ制限が設けれています。
曲線で、制限速度が設けられているのは、曲線半径とカント制限があるから。
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