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開業から30年以上簡易簿記で青色申告をしていましたが、
今年より65万円控除を目指して複式簿記へ移行をしようと思っています。

貸借対照表を作成にあたり、前年度期末の各項目を記入していきたいのですが、
下記のような場合はどうすればよろしいでしょうか。

1)現金を事業用・個人用に分けていなかった
このため、期末(期首)の現金残高が分かりません。おおよその金額で良いのでしょうか?

2)元入金の金額
これまで簡易簿記だったため、元入金の概念がなく、記録がありません。
こちらは新規開業ではなくても、0スタートで良いのでしょうか?

記帳については不慣れなため、質問の意味が不明確でしたらすみません。
よろしくお願いいたします。

質問者からの補足コメント

  • すみません、年度ではなく年でした。
    間違えておりすみません。

      補足日時:2017/03/17 21:53

A 回答 (5件)

一般に年度というと、4~3月となってしまいます。


個人の所得税は、1~12月の暦年で判断します。年度ではなく、年分という言葉を使います。

1について
現金がわからないということは、事業用の現金がなかったということでしょう。
0でスタートしてよいのではありませんか?

2について
元入金というのは、法人でいる資本金に似たものではありますが、考え方が理解しにくい部分もあるかと思います。
まずは、0ということは基本ありえません。

法人でいるところの資本の部のすべてを元入金で処理することとなります。
ですので、繰越利益・繰越損失のようなものも元入金で処理されます。さらに、事業主貸や事業主借で処理したものも元入金に組み込まれます。

複式簿記ですと、貸借対照表の借方合計と貸方合計は一致します。損益計算書も同様です。繰り越されるのは貸借対照表の残高のみとなるわけですので、便宜上、資産勘定と負債勘定の前年繰越高を把握し、その差額が元入金となるのです。

お分かりかもしれませんが、税金を計算する根拠となる利益(所得)というのは、損益計算書となります。
複式簿記の特徴として、決算時の貸借対照表にも利益(青色控除前所得)が入ります。
これは、決算時の貸借対照表と損益計算書の利益(青色控除前所得)を除くすべての勘定科目金額を合計すると、貸借が一致し、各書類の貸借差額が利益(青色控除前所得)となる仕組みなのです。

複式簿記ですと、貸借対象方は残高であり、損益計算書は累計とある仕組みでもあります。そのため繰り越されるのが貸借対象方だけなのです。
理解しにくい方はこれらに理解ができていないから悩まれることが多いように思いますね。

頑張ってください。
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この回答へのお礼

詳しくありがとうございます。

1)の現金について、わからない=なかったという判断をしても良いのですね。
わかりました!

2)元入金について、詳しくご説明いただき、少しずつ理解できてきました。
例えば、事業がうまくいっていない時や、大きなプロジェクトをやっていて多額の借り入れをしているときは、
元入金がマイナスになることもある、ということでよろしいでしょうか?

ちなみに、自分の理解のために質問させていただきますと、事業を始めたときは、元入金は0でよろしいでしょうか?

お礼日時:2017/03/17 22:34

No.2です。



今さら・・・ですが、補足願います。

過去30年間、青色申告して来られた、とのことですが、それならば、確定申告のときに「貸借対照表」を書かれたはずです。

それとも、「貸借対照表」を書かないまま青色申告決算書を提出されたのですか。つまり、「損益計算書」にだけ記入して青色申告決算書を提出されたのですか。

もし、そうだとすると、税務署は何をしていたのでしょうか。

普通、30年間も確定申告で「貸借対照表」を書かない青色申告者に対しては、税務署は青色申告の承認を取り消すはずだと思うのですが。
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追記させていただきます。



1)の現金について、わからない=なかったという判断をしても良いのですね。
わかりました!

違います。
わからないような管理をしていたということは、事業用の原意金自体がなかったのと変わらないでしょう。という考え方です。
税務調査などとなり、わからないからこうしたでは理由にはなりませんよ。


2)元入金について、詳しくご説明いただき、少しずつ理解できてきました。
例えば、事業がうまくいっていない時や、大きなプロジェクトをやっていて多額の借り入れをしているときは、
元入金がマイナスになることもある、ということでよろしいでしょうか?

違います。
複式簿記を全然理解できていませんね。
元入金は、資産と負債の差です。
資金繰りの話をしているわけではありません。
借金をすれば、負債も増えますが、資産である現金も増えますよね。持ちいれ金は変わらないのです。その金で売上よりも大きな費用負担をして、事業上の赤字が出て初めて、元入金が減るのです。
借金して設備を購入しても、現金が減り資産が増えますので、それだけで元入金は変わらないのです。
だって入金がなくともそのプロジェクトで売り上げの請求をすれば、売掛金という資産ができるのですからね。
複式簿記ですから、貸借対照表だけでなく、損益計算書を交えて考えなければならないのです。


ちなみに、自分の理解のために質問させていただきますと、事業を始めたときは、元入金は0でよろしいでしょうか?

事業を始めた時というのがわかりません。
申告に添付する決算書でいえば、0となるでしょう。
事業を始めた瞬間に事業主がなにかしらお金や資産をいれないと通常仕事になりませんよね。事業開始に伴って入れたお金や資産は、元入金として処理しますよ。


何度か説明させてもらいましたが、いくら噛み砕いたつもりでも、複式簿記を知らない人に頑張って教えても理解してもらえたことがありません。私の教えカタカキ方もあるかもしれませんが、やはり複式簿記を理解してもらうには、時間がかかるものだと思います。
私が苦肉の策として進言するのは、まずは、事業化し時点や、白色から青色、単式簿記簡易簿記からの複式簿記の転換時期においては、プロである税理士などに任せ、処理が落ち着き教えてもらった後に、自分で頑張るほうがよいのではと思います。

長文につき合わせてしまいましたが、頑張ってください。
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この回答へのお礼

詳しいご説明ありがとうございました。
基本的な理解のできていない人間に説明することはとても大変ということご理解いたします。

基本的な理解のできていない段階での質問となり申し訳ありませんでした。

お礼日時:2017/03/25 09:28

???



複式簿記でなくても構いません。簡易簿記であっても、貸借対照表と損益計算書とを作成できるならば、65万円の青色申告特別控除が認められますよ。

なお、期首の貸借対照表は、現金ゼロ、元入金ゼロで始めましょう。もし前年末、事業主貸と事業主借の残高があったならば、両者を相殺して残額を元入金に繰り入れて下さい。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
貸借対照表と損益計算書を作成するために、複式簿記に切り替えようと思いました。

事業主貸と事業主借の残高を相殺して、残額が元入れ金になるということなのですね。
まずは期末の各項目を書き出してみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2017/03/17 13:28

>前年度期末の各項目を…



個人の税金は 1/1~12/31 の「1年分」がひとくくりで、「年度」4/1~3/31 ではありません。

>1)現金を事業用・個人用に…

個人用って、個人事業である限り、事業用の財布や預金はすべて“個人”のものであって団体 (店) のものではありませんけど。

>このため、期末(期首)の現金残高が分かりません…

去年が複式簿記でなかったのなら、“期末”は関係ありません。
今年 1月 1日現在での財布・金庫の中身が今年の開始残高です。

今年からは、少なくとも財布・金庫は事業用と「家事用」(個人用とは言わない) とを区別しないと、以後の記帳がきわめて煩雑になります。

預金は、個人事業であり、かつ自宅兼店舗である限り、完全に事業用と家事用とを分けることは不可能です。
そのため、預金は一つでもかまいません。

事業主貸と事業主借を適切に使い分ければ、預金は一つでいっこうに差し支えないのです。

>こちらは新規開業ではなくても、0スタートで良いの…

元入金の定義を理解していないようです。

元入金とは、毎年の年初における
[資産の総額] - [負債の総額]
であって、その年のうちは変わりません。
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/ …
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この回答へのお礼

いろいろ言葉の使い方を間違えていてすみません。
年度ではなく、年でした。
また、個人用ではなく家事用と言うのですね。ありがとうございます。

元入金とは、資産の総額ー負債の総額、を指すのですね。
とにかくは期首の各項目を記入すれば、自然と導き出されるということですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2017/03/17 13:30

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