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現段階で中国政府は尖閣諸島(中国名:釣魚島)の領有権を主張していますが、日本のその他の領域に対して領有権を主張していません。
中国の一部勢力が、かつての琉球王国の領土を中国領だと主張していますが、これは中国政府の公式見解ではありません。
1949年に中華人民共和国が成立して以降、国境未確定地域で外国と武力衝突したことはありますが、一国の領土の大半を奪うというような行動は起こしたことはありません。

このように言うと、きっと保守派の人は、「チベットや東トルキスタンの領土を奪ったじゃないか」と主張するでしょう。
しかし、チベットや東トルキスタンは、中国共産党軍が進駐した段階で、国連に加盟し、ほとんどの国が国家承認している「本格的な独立国」でなかったことは確かです。
中国が、周辺にある「本格的な独立国」の、国境未確定地域より更に広い範囲の外国領土を侵略したことは一度もありません。

日本も言うまでもなく「本格的な独立国」ですが、中国がかつて「本格的な独立国」を侵略した前例がないのに、なぜ保守派の人は「日本は中国に取られる!」と主張するのでしょうか?
これはかつて冷戦時代に、「ソ連が日本に攻めて来る」と言われ続けていたのと同じ構造です。結局ソ連崩壊まで一度も攻めて来ることはありませんでした。
東西冷戦時代は、日本とソ連の交流はほとんどなく、日本人でソ連人に会ったことがある人はほとんどいませんでした。だから「ソ連人は怖い人達だ」と言えば簡単に信じてしまったのでしょう。

しかし、中国人は日本でたくさん見ることができるし、中国人に「中国政府は日本を侵略するつもりか?」と聞いても、「何をバカなことを」と一蹴されます。
むしろ、安倍総理の中国に対する敵対的態度を見て、「日本こそ再び中国を侵略するつもりだろう?」と聞き返されます。
このように、中国人で「日本を取る」と言っている人は誰もいないのに、なぜ保守派の人は「日本が中国に取られる」というありえない主張をするのでしょうか?

質問者からの補足コメント

  • 質問の趣旨がよく理解されていないようです。
    私が聞きたいのは、「中国が尖閣諸島や沖縄を取りに来ますか?」という質問ではありません。
    保守派の人が、「中国軍が本州や北海道にまで攻めて来て、日本中をチベットにする」と言っているので、私は「それはありえんだろ」と言っているのです。

      補足日時:2017/05/28 20:03
  • 保守派の人は、漢民族がチベット人やウイグル人を同化させることに反発していますが、日本だってアイヌ人や琉球民族を同化させて来たじゃないですか。
    もしアイヌ人や琉球民族が日本から独立すると言い出したら、保守派の人は賛成しますか?
    中国に対しては少数民族を独立させろ、日本で少数民族が独立するのはけしからんって、どれだけダブルスタンダードなんですか。

    No.8の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2017/05/29 00:55
  • 2015年には中国本土からの観光客が400万人来日しました。東京オリンピックが開催される2020年には1000万人を突破すると見られています。
    一方で、日本から中国を訪れた観光客は、2015年にわずか50万人しかいなかったそうです。
    この数字を見ても、中国人は日本人が思っているほど「反日」ではないことが分かります。一方で、日本人はメディアの報道を鵜呑みにし、中国に対する反感が強いことが分かります。

    いくら学校で反日教育を受け、反日ドラマを見て育った中国人でも、感情的にならず、「それはそれ、これはこれ」と分けて考えて、日本の素晴らしいところを知ろうとしています。
    しかし日本人は、メディアで1つの中国の悪いニュースを見ただけで感情的になり、「坊主憎けりゃ状態」に陥ります。
    日本人は周りに合わせるのが好きですから、周りの人も「坊主憎けりゃ状態」になっていれば、そのことに疑問を持たなくなります。

    No.16の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2017/05/31 18:03
  • では質問の仕方を変えてみましょう。
    国境問題で中国と対立しているインド、フィリピン、ベトナムでは、「インドがチベットになる」「フィリピンがチベットになる」「ベトナムがチベットになる」と言っている人はいないのに、なぜ日本だけが「日本がチベットになる」と言っているのでしょうか?
    日本人がインド人、フィリピン人、ベトナム人と比べて被害妄想が強いからではないですか(笑い)

    No.17の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2017/06/01 18:16
  • これ以上回答を待っても、根拠に乏しい感情的な回答しか書かれないでしょうから、もう回答を締め切ります。

      補足日時:2017/06/02 00:07

A 回答 (18件中1~10件)

中国は、沖縄は中国領土だと、言っているが?知ってる?それに、今北海道の土地は中国人に買い占められているが、知ってる?奴らはイナゴで美味しいものがあると群がる習性が ありそこへ住み着き中国化してしまう知ってる?架橋の中に工作員がまぎれ混んで思想誘導してるの知ってる?中国人はたちが悪いのよ。

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この回答へのお礼

あなたが言う「中国」というのは具体的に誰ですか?中国政府が公式に沖縄を中国領土だと言ったことは一度もありませんよ?中国の地図でも、沖縄は日本領と記載されています。そういうデマを流すのはやめなさい。

北海道の土地が買い占められているって、買っているのは中国の民間の業者でしょ?
日本の土地を中国人が買ったって、日本の法務局に土地登記するんですよ?
日本の法律が適用されるんだから、もし日本国にとって問題ならいつでも強制排除できますよ?何を騒いでいるんですか?

>奴らはイナゴで美味しいものがあると群がる習性が ありそこへ住み着き中国化してしまう知ってる?

意味が分かりません。あなたは小学生ですか?

>架橋の中に工作員がまぎれ混んで思想誘導してるの知ってる?

日本に住んでいる華僑はほとんど台湾系ですよ?思想誘導って誰に対してやっているんんですか?

あなた、もう少し文章力を付けてから回答しなさい。45分で論破されましたね。ご苦労さん(笑)

お礼日時:2017/06/01 23:59

判らない人ですね・・。



中国は疑わしいのではなくて、明確に「国際法に違反してる」と書いているのですが。
そこには触れませんね。
触れられないんだろうけど。

「近所に住む中国人が、夜に騒いで迷惑している」どころの話でもありませんし。
「(国境未確定地域で)外国と武力衝突したことはあります」と軽く仰るけど・・。

中国は、国境未確定地域などで、「実際に人を殺している」のです。
WWⅡ以降、そんな大それた国際法違反をやってる国など、数えるほどしかありませんよ。

結局、「中国は国際法に違反していない」と言う反論は、出来ないワケですね?
なら結構。
では、中国は容疑者ではなく前科者です。
従い、せめて「前科者だから疑われている」でしょう。

更に現在も、国際法違反の、犯罪的行為を繰り返しています。
すなわち、前科を反省していない前科者であり、現在も犯罪行為者です。
懲りずに犯罪を繰り返すから「そのうち大きな犯罪をやらかすだろうから警戒している」が成立するのです。

そもそも中国を警戒しているのは日本だけですか?
近年、フィリピンにも訴えられましたし。
G7が、中国を名指しで非難する声明を出したことなど、ご存じない?

ASEAN諸国やオーストラリア、インドや韓国なども警戒していますし。
ロシアや、唯一の軍事同盟国である北朝鮮まで警戒してます。

こういう事実,現実を「被害妄想」で片付けるから、アナタの主張は破綻してるんです。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

>中国は容疑者ではなく前科者です。従い、せめて「前科者だから疑われている」でしょう。
>更に現在も、国際法違反の、犯罪的行為を繰り返しています。すなわち、前科を反省していない前科者であり、現在も犯罪行為者です。
>懲りずに犯罪を繰り返すから「そのうち大きな犯罪をやらかすだろうから警戒している」が成立するのです。

それを被害妄想と言うのではないですか?
あなたは、人を殺したことがある前科者がいたら、「きっと次は自分を殺すに違いない」と思うのですか?
あなたの街に通り魔殺人犯が現れて、人を見るなり面識のない人を無差別に次々と殺して行く。
その犯人に刺されて死にかけている友人が、あなたに電話をして、「犯人はお前の家の方に向かった。早く逃げろ」と言われれば、あなたも「きっと次は自分を殺すに違いない」と思って警戒するでしょう。
この場合、あなたが警戒するのは当然で、これは被害妄想とは言いません。
しかし、沖縄で殺人を犯した人が、刑期を終えて出所して来たら、北海道に住んでいる人が「次はきっと自分を殺すに違いない」と言っていたら、完全に被害妄想だし、病気のレベルです。

>中国は疑わしいのではなくて、明確に「国際法に違反してる」と書いているのですが。
>中国は、国境未確定地域などで、「実際に人を殺している」のです。
>結局、「中国は国際法に違反していない」と言う反論は、出来ないワケですね?
>そこには触れませんね。触れられないんだろうけど。

あのですね。私は「保守派の人はなぜ日本が中国に取られると言うのですか?」と質問し、その原因を探っているわけです。「中国は国際法に違反していますか?」と質問しているわけではありません。
多くの日本人がマスコミの報道を鵜呑みにして「中国は国際法に違反している」と信じているのなら、それが中国を色眼鏡で見る理由の1つでしょう。

ちなみに、中国と国境を接している国でも、「国境未確定地域」ではなく、その国の中心部まで中国が攻めて来るなんて言っている国はありませんよ?
「日本がチベットになる」なんて言っているのは日本だけですよ?

お礼日時:2017/06/01 18:15

長々と書いてくださって恐縮ですが・・。



私の回答主旨に対する、反論には、全くなってないようですが?

「中国に領有権主張の権利がない」なんてことは、全く言ってませんし。
主権国であれば、恐らく権利主張するのは勝手で。
それをとやかく言うのは、単なる内政干渉でしょう。
領有権主張に対する私の立場は、そんなところ。

ただ、国家間の紛争になった場合、国際法は「話し合いで解決しなさい」と言っているのです。
あるいは当時国での解決が困難な場合、「国際司法裁判所の判断を仰げ」と。

逆に国際法が、中国の様な、挑発行為や実力行使とか、まして武力行使など、認めるワケがない。
それを平気で行う中国に、世界中が警戒しているのですよ。

アナタの主張の前提は、その「国境未確定地域における武力衝突」を容認しています。
私は、「それが国際法違反だ」と言っているのです。
ここを論破しない限り、「中国の主張」云々ではなくて、「中国のやり方」が正当化されません。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

>私の回答主旨に対する、反論には、全くなってないようですが?

あなたは私の質問の意味を理解した上で回答していますか?

あなたは「中国に警戒する人は、中国はそう言う違反とか、ギリギリまでやるから警戒してる」と言っていますが、こんなのはただの被害妄想で、根拠になっていないではないですか。

あなたの主張は、「近所に住む中国人が、夜に騒いで迷惑している。そのうち大きな犯罪をやらかすだろうから警戒している」と言っているのと同じです。
その中国人は、過去に犯罪を犯したことがないのに、坊主が憎いと袈裟まで憎く見えるのですね。

お礼日時:2017/05/31 17:33

> 国境未確定地域で外国と武力衝突したことはあります



そもそも国際法は、それがダメって言ってるのですが・・。

アナタは、その国際法違反をOKと言う前提で話を進めるから、噛み合わない様な気がします。
保守とか日本人に限らず、中国に警戒する人は、中国はそう言う違反とか、ギリギリまでやるから警戒してるんですよ。

中国が一方的に領有権を主張すれば、国境未確定地域の出来上がりで。
そこに武力侵攻してもOKってことですかね?
尖閣や南沙などは、そう言う手口ですよ。

たしかに本土は言いすぎだろうけど。
領海はかなりやられそうです。
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この回答へのお礼

>尖閣や南沙などは、そう言う手口ですよ。

尖閣諸島も南沙諸島も、日本の敗戦までは日本領だったのですよ。
そして、日本は敗戦で、日本の本土4島(本州、北海道、九州、四国)と、付属島嶼以外の島の領有権を放棄しました。
その時点で、尖閣諸島や南沙諸島の領有権は、連合国側に移りました。
中国も連合国の一員ですから、中国にも尖閣諸島や南沙諸島の領有権を主張する権利があるわけです。
日本のテレビでは、尖閣諸島は戦前も戦後も一貫して日本の領土のように報道されていますが、それは大きな間違いです。
南沙諸島も、昔からフィリピンやベトナムの領土で、そこに中国が侵攻したように報道されていますが、それも間違いです。
南沙諸島は戦前は日本の領土で、日本が敗戦で領有権を放棄しました。そして南沙諸島の領有権も、連合国側に移りました。
さっきも言いましたが、中国も連合国の一員ですから、中国が南沙諸島の領有権を主張する権利があるわけです。
こういう事実知らず、中国を批判している人が多くて困ります。

お礼日時:2017/05/31 00:40

私は右翼ではありません。

可能な限りの中道です。というスタンスをご理解いただいたうえで・・

尖閣諸島の帰属問題について、
>ポツダム宣言はアメリカ、イギリス、ソ連、中国の4か国の共同宣言ですから、日本はこの時中国に対しても尖閣諸島の領有権を放棄したことになります。
その後、尖閣諸島の「施政権」はアメリカが担うことになり、1972年の沖縄返還で尖閣諸島の「施政権」は日本に渡されました。

質問者様の理論では、尖閣だけでなく沖縄も領有権を放棄したことになります。そして尖閣諸島だけでなく、中国が沖縄の領有権を主張してもよいことになります。
なぜ、中国は沖縄の領有権を主張しないのでしょう。質問者様も認めておられる通り、沖縄は中国の太平洋進出にとって非常に重要な戦略拠点です。

なぜ、沖縄の領有権を主張できないか、私の考えでは尖閣も含めて中国の領有権主張は「不当」だと思っています。なぜなら、沖縄も尖閣も古来からの日本の領有権があり、それを中国(歴史的な継承国家を含む)が認めているからです。
尖閣については、中華民国時代に尖閣諸島内で難破した中国漁船を救助したお礼として、日本の領土と認め、感謝状を贈っています。中華人民共和国は中華民国を継承する政権ですので、これを肯定するた立場でなければなりません。
 また尖閣諸島は20世紀初頭に日本が領有権を主張した時に、清国政府はこれに反対しませんでした。無主の地を最初に治めた場合、それは「本邦に帰属する固有の領土」ということになります。

以上の3点
・尖閣の帰属が固有の領土ではなく、施設権だけなら沖縄本島も同じ扱いでなければならない。
・逆に沖縄の帰属が歴史的に日本の固有領土なら、尖閣諸島も固有の領土といえる
・なお、中国の歴史的継承国家は、1972年以前に尖閣諸島について領有権を主張したことはない。
です。
したがって、私は中国が尖閣に侵攻しようする意思そのものが、質問者様のいう「国境未確定地域」ではなく、国境の画定している国家に対する挑発だと考えます。

次に「日本が中国に取られる」ということについて、です。

私は中国が日本本土を侵攻・占領する可能性は低いと思います。ただし、本土を侵攻・占領しなくても、それと同等の効果を発揮することは可能であるといえるでしょう。

まず、一番簡単なのは「核ミサイルの標的に日本本土の東京や主要都市、自衛隊基地を設定した。ミサイルを落とされなくなかったら日本は中国に従え」ということです。これなら具体的な「攻めてくる」ことはなくても、中国の意思に日本を従わせることが可能になります。
 現在はアメリカが核の傘を提供し、日本に核ミサイルが落ちれば自動的にアメリカが攻撃することになっていますので、中国も挑発を行わないわけですが、最初のアメリカ訪問時に、習近平がオバマ大統領に「太平洋を二つに分けて管理しよう」と提案したように、中国が太平洋の西半分を事実上支配するようになれば、アメリカの核の傘は日本から撤退することになります。その場合、日本は単独で自国防衛をすることになりますので、保守派の懸念は「論理的に間違っている」とまではいえません。

つぎに「国土防衛(日本が中国に取られる)とはなにか」という点が非常にあいまいです。
日本は海洋国家です。海洋国家というのはイギリスが防衛戦略を定めてからアメリカを含めて「本土に至る敵は洋上で撃破し、本土上陸を阻止する」のがセオリーになっています。
 ちなみに太平洋におけるアメリカの本土防衛戦略はまさにそれで、太平洋の反対側に信頼のおける国「日本」があるから、太平洋全土を支配できるのです。

 もし中国が「アメリカ本土防衛に価値があるほど、信頼できるパートナー」となれるなら、アメリカは日本を見捨てて中国と手を組み、東太平洋の管理で満足するかもしれません。なぜなら「そのほうが経済的にコストが安い」からです。
 アメリカにはメリットがありますが、日本は単独で中国と対峙することになります。

このとき、日本は領土はともかく、領海をまもれるのでしょうか。島国にとって領海は本土領土に匹敵するぐらい重要な戦略拠点です。中国の思惑は日本領土になく領海だとしたら、現在でも「虎視眈々と狙っている」といえるでしょう。

その際に重要なのは、質問者様も認めるように沖縄諸島です。台湾が中国(人民共和国)の手に落ち、沖縄諸島とその海域が中国の手に落ちたら、アメリカも中国が太平洋に進出することを防ぐのが困難になるでしょう。
 となると、アメリカの戦略としては、グアムからマラッカ海峡に至るルートを確保することで中国と合意できれば、南シナ海と西太平洋を中国管理にすることに同意するかもしれません。

逆をいえば、日本と中国の対立における生命線は沖縄であるといえます。沖縄を中国が自由にできる方法を考えた時に、最初に書いた「日本の主要地区に核ミサイルを落とす」とブラフは非常に有効に機能するでしょう。これをして「日本が中国に取られる」というのは間違った解釈であるとはいいきれません。

ですから、沖縄だけ切り離して考えることは不毛ですし、沖縄を取られたら日本は死活問題になる、という認識が必要になると思います。

もっとも、中道的に見ても、これを一言で「日本が中国に取られる」というのは、たしかに少し論理の飛躍があります。しかし、歴史的な経緯をみると、この言い方は間違ってはいないのです。

歴史的経緯
そもそも「日本」という統一国家はどのように出来上がったのでしょうか。そこを考える必要があります。日本は大和朝廷が統一し、のちに北海道と沖縄諸島が加わって固有の本土とされていますが、その始まりは大化の改新にあります。この改新により日本は律令制による制度統一を行い、統一国家として本格的に「日本」を形作るようになります。

そのきっかけは、朝鮮半島で起こった「白村江の戦い」であり、この結果あまりにも唐軍が強く「唐による朝鮮占領の後は日本占領だ」ということで、日本の本土防衛を固めるために律令制を敷いて、税の確実な徴収、防衛軍(防人)の確実な配備を目指したわけです。

つまり、日本という国が統一されるきっかけに「大陸から攻め込まれる恐怖」があるのです。
そして、実際に元による元寇もその後に起こっていますし、秀吉の朝鮮出兵は「明が大陸を平定したら日本に来るのも時間の問題」として、先に防衛的な侵攻作戦をおこなったもの、という学説が有力になりつつあります。

ようするに日本は昔から「大陸(中国)はいつか攻めてくる」という恐怖を持っており、実際に何度か攻め込まれているわけですし、そもそも「日本」という国は「大陸からの圧力に屈せず、島国の独立を守る」ためのものなのです。

 中国が国教未確定地域だから作戦行動をした、というのは理性的な見方です。たしかにそうかもしれません。しかし、大陸、というか中原(中国の本質的領域)を支配した指導者は必ずその後に「海洋進出」をします。

この歴史的な経緯を考えれば「日本が中国に取られる(かもしれない)」から怠らずに準備をしよう、というのは当然の戦略になるといえるでしょう。

保守派は「本邦を守り国体を維持すること」がもっとも重要なテーマですから、彼らの言っていることは歴史的な経緯まで含めれば「間違っている」とはいえません。

しかし、中道的な見方からすれば「本土占領までされる可能性は低い」とおもいます。ただ同時に「日本という島国は領海こそが死活問題」でもあるので、現在の中国の動きは非常に懸念する、ということになります。

左派については、イデオロギー的に中国にシンパシーを感じる人もいるでしょうし、論理的に見て「中国が日本を攻めることはない」というのも理解はできます。しかし、その左派である質問者様であっても「沖縄だけを取れば中国は太平洋に進出できる」と書くわけです。
 沖縄だけで済むのか、沖縄を取られた日本全体が死活問題になるのか、が議論の分かれ目だと思います。

個人的には「島国ドクトリン」という戦略に賛成なので、沖縄を取られたら死活問題だと思います。
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この回答へのお礼

>沖縄も尖閣も古来からの日本の領有権があり、

ポツダム宣言で、日本はその領有権を放棄させられたのです。
日本政府が「日本に領有権がある」と主張しているのは、あくまで日本だけの主張に過ぎません。国外でその主張に賛同する国はありません。
アメリカは尖閣諸島に日本の「施政権」が及ぶことは認めていますので、安保5条が適用されると言っています。しかし、日本の実効支配が崩れ、施政権が及ばなくなれば、安保5条の適用はなくなります。

>質問者様の理論では、尖閣だけでなく沖縄も領有権を放棄したことになります。そして尖閣諸島だけでなく、中国が沖縄の領有権を主張してもよいことになります。
>なぜ、中国は沖縄の領有権を主張しないのでしょう。質問者様も認めておられる通り、沖縄は中国の太平洋進出にとって非常に重要な戦略拠点です。

中国が「第一列島線・第二列島線」を定めて太平洋進出を始めたのは1990年代以降です。それ以前の中国にとっての最大の敵は、長い国境を接しているソ連でした。
また、中国はポツダム宣言により、日本から満州と台湾を取り返しました。満州と台湾を合わせた面積に比べたら、沖縄の面積などたかが知れています。
中国は、アメリカが1万4千人の死者を出して沖縄を占領したことを知っています。当時の中国が地政学的に沖縄を重要視しておらず、アメリカと対立してまで沖縄の領有権を主張するメリットはありません。

尖閣諸島は今でこそ第一列島線に組み込まれていますが、中国が尖閣諸島の領有権を主張し始めたのは石油の埋蔵が確認されたからです。それ以前には中国政府も尖閣諸島は沖縄の一部と認識していました。当時の中国政府がいかに尖閣諸島や沖縄に関心がなかったかよく分かります。

中国が沖縄を第一列島線に組み込み、地政学的な沖縄の重要性に気付いた時には、「時すでに遅し」だったのでしょう。

お礼日時:2017/05/29 19:28

質問の主題に関する回答はNo.3さんの言う通りでしょう。

 中国の意図は知りませんが、本気で日本本土が侵略されると思ってる人はいないでしょう。

しかし、未確定国境線が紛争のきっかけになることが最も多いのに、これを除けばという質問の前提に違和感がありますね。

南紗諸島に対する中国の軍事行動は異常でしょう。 軍事力が拮抗する国にあれをやったら衝突間違いないです。

追記しておきますと、本土が侵略されないと言ってるのは中国の良識を信じてではないですよ。

同盟国を含めた物理的圧力や国際世論が機能して、それをさせないと(個人的かつ希望的に)予測してるだけです。
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尖閣の話ではなく、日本本土の話ですか?



アンパンマンのように「巨悪」がいれば、自分が正当化できるからじゃないですかね?
保守派の中には、



「経済なんかどうでも良いからとにかく軍拡をしないと、本気で他国に乗っ取られる」
こんな人がいますが、これはいわゆるプロパガンダを真に受けている人で、政治のことはさっぱり分からない人だと思います。
世界がアンパンマンみたいな風に見えているのではないかと。
ばいきんまん軍とアンパンマン軍がいて、競り合っているように見えているのではないかと思います。



そうではなく、
「今時、この東アジアの情勢で、どこかの国がどこかの国を軍事的に攻め取る」というのは、実際的にはあり得ないことを知っていて、そういうアンパンマンの世界を信じる人にそれを訴求する人は、それをすることで得をする人でしょうかね。
政治家辺りはその部類に入ると思います。

巨悪がいて、それに立ち向かう「ボク」を演出すれば、アンパンマンの世界の人は簡単に「ボク」に一票を投じてくれます。
いわゆる、反日を煽って政治の中枢に簡単に上り詰める韓国の政治家と同じ構造でしょう。



もう一つは、
「今時、この東アジアの情勢で、どこかの国がどこかの国を軍事的に攻め取る」というのは、実際的にはあり得ないことを知っていて、「愛国者である自分に酔うとか、ナルシズムに浸る人、浸りたい人」辺りではないかと思いますよ。
「日本民族は世界一優秀なのだ。ボクはその日本民族だ」的な人は、やはりアメリカのように外交で他国を圧倒するような「日本」を夢想するのではないかと思います。
状況は見えているのかいないのかよく分かりませんが、とにかく他国が責めてくるから軍拡をしないと!と、煽れば、「ボクは強い日本を目指している日本を愛している人」に見えなくもありませんしね。

そういう主張をすることで、脳内の興奮物質とかが分泌されるのかも知れませんね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
巨悪がいれば、自分が正当化できる。まさしくその通りですね。

お礼日時:2017/05/29 21:53

中国の本心は誰にも分かりません。


中国政府と中国の国民の考えに差があるかも知れません。
中国がわが国に対する進攻姿勢を抑制しているのは、「日米安保条約」の存在を無視できないからだろうと思います。
侵略あるいは占領されたら、日本は、それでお終いです。
質問者がいう保守派の人は、「そうならないよう」にと懸念しています。

中国に対する考え方は、人さまざまで良いと思います。
現実の日常生活をそのまま継続したいと考えている人が多いと思います。
中国は共産党の一党独裁なので、わが国では理解できないことが多いも事実です。
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>日本だってアイヌ人や琉球民族を同化させて来たじゃないですか。



事実無根です。琉球民族って初耳です。どこの民族ですか?
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この回答へのお礼

ご自分で調べなさい。
保守派の人は自分に都合の悪いことは全て無かったことにしますよね?
南京事件がなかったと言っているのと同じ発想です。

お礼日時:2017/05/29 21:55

No.8です。



>そもそも中国から見て、日本列島にどんな戦略的な価値があるのですか?

いやはやそこまで説明しなきゃいけませんか?
私は基本的に一隅をあげて三隅をあげられない方をフォローしたくないですが今回限り言いましょう。
日本は技術の宝庫ですよ。中国はごく最近までボールペンのペン先のボールすら国産化できない国だったのです。
自動車のみならず、航空機、戦車、ミサイルその他、重要兵器の心臓部品は殆どが輸入です。

私はもう寝ます。これでわからないなら説明する意味がありません。
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この回答へのお礼

>日本は技術の宝庫ですよ。

私が質問した「戦略的な価値」というのは日本列島における地理的、地政学的、資源埋蔵量などの価値です。
技術を求めて他国を侵略する国がありますか?仮に中国が日本の技術を求めて日本に侵攻して、日本の技術が危なくなったら、日本はその技術者や設備をアメリカなど他国に移すでしょう。
日本が中国領になったら、日本人の技術者は「今日から僕は中国人だ。中国共産党のために働くぞ」と言いますか?
それに、あなたは心臓部品を作っているのは世界中で日本だけだと信じているようですが、欧米のメーカーだって中国に輸出していますよ?
中国で一番売れている車はドイツ車だし、日本が恩に着せている新幹線(高速鉄道)の技術も、ドイツやフランスからも買っています。
日本が中国に心臓部品を売らなくなったら、欧米から買えばいいだけです。困るのは中国ではなく日本の方です。

お礼日時:2017/05/29 19:53

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