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「瓶」と「壜」の違いってナニ?

A 回答 (2件)

「瓶」(ビンー呉音・ヘイー漢音)


「壜」(国字、瓶ーびんの音を借りて訓読みとした 本来のの音は、タンー漢音・ドンー呉音)。

「瓶」は口の小さな壺型容器、とっくり型容器、釣瓶(つるべ)として使われる容器など。
  瓶子(へいし)と平氏(へいし)に掛けられたので有名。

「壜」かめ 胴が大きく容量の多い酒がめ。ビンという時は、ガラスや陶器製のとっくり型の容器。瓶と混同してビンと読む。
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「壜」は、現在ではビンと読んで、主にガラス製の液体用容器の意味で使われます。

しかし、漢字が生み出された遠い昔の時代には、ガラスは「超」の付く貴重品でしたから、もともとは土器の壺のことを表していました。そのことはこの字に「土へん」が付いていることからもわかります。
一方、「瓶」はというと、こちらには「瓦」が付いています。瓦というと、私たちはすぐに屋根瓦のことを思い浮かべてしまいますが、もともとは陶器一般のことです。実はこの「瓦」、たいへん地味ではあるのですが部首の1つで、漢和辞典でその「瓦」の部首のところを調べてみると、陶器に関する漢字がたくさん並んでいるのです。
そういうわけで、「瓶」はもともと陶器の壺を意味していた漢字ですから、「壜」も「瓶」も、大昔においては、ほぼ同じ意味であったといえます。ただし、そのころの「壜」の音読みは、ビンではなくて、タンであったようです。この漢字がビンという読み方でガラス製の容器を表すようになったのは、実は日本独自の用法だとされています。これに対して「瓶」の方は、もともとの音読みはヘイで、ビンという音読みは、それが時代とともにに変化したものです。つまり、ビンという読み方を表す漢字としては、「瓶」の方が正統派なのです。
このように、「瓶」と「壜」は、意味の上からはほぼ同じなのですが、ビンという読み方として用いる場合には、「瓶」の方が由緒正しいといえます。現在の『常用漢字表』で、「瓶」だけが採用されている理由も、このあたりにあるのでしょう。一般生活では、こちらを使っておく方がよさそうです。
とのことです。

参考まで。
http://kanjibunka.com/kanji-faq/old-faq/q0170/
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