単二電池

カウンターテナーのソプラニスタってどこの音域ですか?

A 回答 (2件)

「カウンターテナーとは、変声期を過ぎた男性が女声音域で歌うこと、またはその音域、そのように歌う歌手」な事を言います。




一部アルト歌手という言葉が出てきましたが、アルトの音域は大体F3~B5とされているので、合唱などではソプラノも歌えます。

ブリタニカや大辞林では「ファルセット」(裏声)で歌うとありますが必ずしもそうではなく、ヘッドボイスも用いられます。

ファルセット歌手とカウンターテナー歌手を区別することもあるため、この場合はカウンターテナー歌手=「ヘッドボイスで歌う男性歌手」という認識です。


【カウンターテナーが登場した経緯】について

中世ヨーロッパの教会では、「女性は沈黙を保たねばならない」という、ノンクリスチャンには訳のわからない決まりがあったそうです。(聖書にもそのような記述がある)

そのため、当時の聖歌隊のソプラノやアルトはボーイソプラノが担当していたそうです。

しかし、ボーイソプラノは表現色が乏しく響きが弱いということで、その代わりとして成人男性がファルセットでアルトを歌うようになったのがカウンターテナーの始まりとされています。

これはイギリスの聖歌隊では伝統的に続けられているとのことです。

ただ、ボーイソプラノの声質を維持するために去勢した男性歌手(カストラート)が現れたために、カウンターテナーは一度衰退してしまいました。

カストラートの方がよりボーイソプラノの声に近かったからだと言われています。

ちなみにカストラートは1922年にイタリアのアレッサンドロ・モレスキが死去したことにより消滅しました。



カウンターテナーが再び世に出始めたのは第二次世界大戦後のイギリス人カウンターテナー歌手アルフレッド・デラーの登場によるとされています。


日本では米良美一さんが「もののけ姫」を歌ったことで(カウンターテナーという言葉は広まらなかったとしても)知られるようになりました。
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「カウンターテナーとは、変声期を過ぎた男性が女声音域で歌うこと、またはその音域、そのように歌う歌手」な事を言います。




一部アルト歌手という言葉が出てきましたが、アルトの音域は大体F3~B5とされているので、合唱などではソプラノも歌えます。

ブリタニカや大辞林では「ファルセット」(裏声)で歌うとありますが必ずしもそうではなく、ヘッドボイスも用いられます。

ファルセット歌手とカウンターテナー歌手を区別することもあるため、この場合はカウンターテナー歌手=「ヘッドボイスで歌う男性歌手」という認識です。


【カウンターテナーが登場した経緯】について

中世ヨーロッパの教会では、「女性は沈黙を保たねばならない」という、ノンクリスチャンには訳のわからない決まりがあったそうです。(聖書にもそのような記述がある)

そのため、当時の聖歌隊のソプラノやアルトはボーイソプラノが担当していたそうです。

しかし、ボーイソプラノは表現色が乏しく響きが弱いということで、その代わりとして成人男性がファルセットでアルトを歌うようになったのがカウンターテナーの始まりとされています。

これはイギリスの聖歌隊では伝統的に続けられているとのことです。

ただ、ボーイソプラノの声質を維持するために去勢した男性歌手(カストラート)が現れたために、カウンターテナーは一度衰退してしまいました。

カストラートの方がよりボーイソプラノの声に近かったからだと言われています。

ちなみにカストラートは1922年にイタリアのアレッサンドロ・モレスキが死去したことにより消滅しました。



カウンターテナーが再び世に出始めたのは第二次世界大戦後のイギリス人カウンターテナー歌手アルフレッド・デラーの登場によるとされています。


日本では米良美一さんが「もののけ姫」を歌ったことで(カウンターテナーという言葉は広まらなかったとしても)知られるようになりました。
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