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プロの将棋界では「他の棋士に嫌われると勝てない」と聞きました。
嫌われてしまうと
「こんな奴にだけは絶対に負けたくない」
「コイツに負けたら周囲の嘲笑の対象となる。死んでも負けられない」
と思われて粘られてしまった結果、逆転負けを喰らったり、自滅負けをしてしまうからだ、と聞きました。
逆に
「この人なら尊敬に値する対戦相手だし、負けても恥じゃない」
と思わせてしまえば、まだ勝負がついていなくても勝手に投了してくれるとか。

そこで思ったのですが、通算タイトル獲得数第二位、その他多数の記録をお持ちの大山名人というのは、人望が厚くて、「大山名人との対戦なら負けても仕方ないや」と思われるような人だったのでしょうか? 書物にて大山名人の人物像をいろいろとみると、尊敬に値する、というよりは傲岸不遜で人を食ったような、人を馬鹿にするような対局姿勢だったり、”番外戦術の使い手”だったように書かれています。

大山名人は他の棋士からの人望を集めていたので勝てたのでしょうか?
それとも嫌われていたが、それを上回る実力があって粘る相手などをねじ伏せて勝っていたのでしょうか?
ご存知の方、お願いします。

A 回答 (1件)

将棋界というのはせいぜい150人という狭い社会です。


その中で気まずい雰囲気を作ってしまうと尾を引いて、メンタルで大いに不利になるというのはあり得ます。

ただし、尊敬を得られれば相手が投了してくれるという甘いものではありません。
プロ棋士は棋譜を残すのが仕事です。
その棋譜にキズを付けないというのがいちばん大事なことです。

だから、相手がだれであろうと胸を張れる棋譜を残せるよう力を尽くします。
未知の局面に引きずり込まれても活路を見出そうともがきます。
負けが決まったとき、いちばんきれいな棋譜で締めくくれるようよう必死に気持ちを整理します。

「相手が偉大だから遠慮する」「相手に降級がかかっているから手を抜く」
こういうことは棋譜を汚し、相手もなめてかかることを意味する、もっともしてはいけないこととされています。

「大山先生だからもうダメだ」というのはあり得ますが、また別の話です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2018/01/10 21:28

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