これまでで一番「情けなかったとき」はいつですか?

充足根拠律について調べています。
そこで、クリスティアン・ヴォルフの『Philosophia prima sive Ontologia』の和訳か英訳か独訳が欲しいのですが、なかなか見つかりません。そのいずれにも全く訳されていないということはないと思うのですが、どなたか訳の存在をご存じの方はいらっしゃいませんでしょうか?

また、クルージウス(Christian August Crusius)の『決定根拠律、通俗的には決定根拠律の、用法ならびに限界に関する哲学論稿』と訳されている『Dissertatio philosophica de usu et limitibus principi rationis determinantis、volgo sufficientis』の原典が欲しいのですが、こちらもなかなか見つかりません。

何でも結構ですので、どなたか情報をよろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

1.ヴォルフの『存在論』に和訳はありません。

私の知るかぎり、英訳も独訳もありません。この本を「通して」読んだことのある日本人は、私の察するところでは、歴史上10人もいるかいないかです。しかし(ご存知かもしれません)ヴォルフには俗に『ドイツ語の形而上学』と呼ばれる著作(Vernunfftige Gedancken von Gott...)もあって、いちおうは一般存在論(=『存在論』の範囲)と特殊存在論とを覆う内容のものになっていますが、こちらはもっと読まれていると思います。

2.クルージウスの'Dissertatio'は著作集の第四巻に収録されています。

参考URL:http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BA106 … http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BA077 …
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。なるほど、ヴォルフのこの著作の訳は本当にないのかもしれませんね。No.1の方へも書いたのですが、となると、これに言及している研究者は全員ラテン語で読んでいなければならないわけですね。いやはや何とも。。クルージウスの全集は友人が図書館に申請してくれました。楽しみに待ちたいと思います。

お礼日時:2004/12/27 16:36

参考URLを二つ載せてみたところ、二つがくっついてしまって、おかしな表示になってしまいました。

一つ目はhttp://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BA106 …で、二つ目はhttp://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BA077 …です。
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この回答へのお礼

どうもありあがとうございました。
先日手元にクルージウスの原典が届きました。
これから頑張って読破したいと思います。

お礼日時:2005/01/17 00:14

Wolff ですが、少なくとも下記で日本の大学でオンラインで検索できる範囲、またドイツの大学図書館で探した範囲では、ラテン語版しかないようです。

翻訳が存在しない可能性が大きいように思います。
 また Crusius に至っては、1743年ライプツィヒで刊行された原著の書誌情報以外に検索で見当たりません(国内のオンラインカタログにはありません)。ひょっとすると、18世紀から再刊されていないかもしれませんので、そうなると実物を見るのも困難かと思います。
http://www.jissen.ac.jp/library/frame/favcat.htm
ここからたどってみてください。

参考URL:http://webcat.nii.ac.jp/
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。ヴォルフは本当にどの言語の翻訳も存在しないのかもしれませんね。ということは、ヴォルフのこの著作に言及している研究者は、全員ラテン語で読んでいるということになりますね。すごい話です。。また、クルージウスについては、No.2の方の情報により、全集に入っている可能性があります。友人が図書館に申請してくれていますので、それを待ちたいと思います。どうもありがとうございました。

お礼日時:2004/12/27 16:30

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