テレビの囲碁対局で、AIがよく打つ手とか戦法だ、というのを聞きます。この場合のAIとは、アルファー碁

テレビの囲碁対局で、AIがよく打つ手とか戦法だ、というのを聞きます。
この場合のAIとは、アルファー碁のことですか？　あるいは他のAIソフトのことも含んでいるのでしょうか？

No.1 ベストアンサー 回答者： cametan_42 回答日時： 2020/10/05 17:16

うーん、多分AlphaGo「じゃない」確率の方が高いんじゃないかしらん。

他のAIソフト(あればですが)を示唆してる可能性の方が高いですね。
そもそも、AlphaGoって世界トッププロを打ち破ったのは「驚異」なんですが、「対戦数」自体は多くないですよね。従って棋譜数も実は限られています。
限られた棋譜しか見ないで「AlphaGoがよく打つ手」もクソもないわけで、もし、限られた棋譜を見ただけで「断定出来る」人がいるとしたら、そいつは統計的に見て「おかしい」です(笑)。プロがそんなミスをするわけがない。
と言う事は「他のAIソフト」の可能性が高い、って事ですね。将棋なんかだと既に「研究」に将棋ソフトを使ってると言う話ですし、碁も当然・・・ってんで、そのテのソフトにそれなりのAIは搭載されてるんでしょうねぇ。

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
アルファー碁は、＜「対戦数」自体は多くないですよね。従って棋譜数も実は限られています。＞のですね。＜他のAIソフト(あればですが)を示唆してる可能性の方が高いですね。＞ですね。
特別に言及することなくAIだけで通じるということは、複数のAIは共通した棋風を持っていることになるのでしょうか？

お礼日時：2020/10/05 17:59

No.3 回答者： cametan_42 回答日時： 2020/10/06 18:04

> 人間が数百年間に開拓してきた手を、新参者のAIは無視？するのですね。

もはや「人間が知らない手を」って言う方が正しいかもしれません。
昨今の人工知能だと「強化学習」と言う過程を導入しています。
つまり、学習プロセスとしては、

1. とにかく既存の(人間(プロ)が打った)棋譜を学習する。
2. 「強化学習」を行う。

強化学習とは、この場合、平たく言うと、「自分自身を相手に碁を打つ」って事ですね。このテの事はコンピュータが至極得意な分野なんですが・・・・。
ところがこの回数が半端ない。億レベル以上やるわけですよ。つまり、下手すれば「一人の人間が打てる碁の回数を超えるくらい」打ってるわけです。もっと言えば今いる人類の碁打ち全員が打てる回数より多く打ってるかもしれない。
「下手の横好き」と言いますが、仮に、碁のど素人が何千回打ったトコでマトモな打ち手になるとは限りません。しかし、人工知能はこの場合、既に「古今の名勝負」のデータを学習している。となると・・・・・。
例えば日本棋院からプロデビューしたばっかの棋士は当然AIがやってるように「古今の名勝負」は勉強済なんで、極端な話、ここでは差がないんです。ところが、AIの場合はその後、いきなり「数億回とか数十億回とか」比較的短時間で「強化学習」してしまいます。一方、プロ棋士はそんな事は出来ないし、何十年プロをやっててもとても試合回数1億回なんかには届かないのです。
つまり、実際、AIは「強化学習」中にノウハウを溜めて行ってて、「人間今まで知らなかった」定石を発見してるんだ、ってのが本当のトコですね。

この回答へのお礼

再三のご回答ありがとうございます。
AIは、莫大な回数の対局によって、＜「人間今まで知らなかった」定石を発見し＞てるんだ、人では知りえない領域に達しているのですね。
（AIは対局のなかから、良い手・悪い手を判断し抽出するのでしょうが、プログラムがうまく組立てされているものですね）

お礼日時：2020/10/07 16:49

No.2 回答者： cametan_42 回答日時： 2020/10/05 18:16

> 複数のAIは共通した棋風を持っていることになるのでしょうか？

「共通した棋風を持つ」と言うより、「人間が打たない手を平気で打つ」って意味の方が正しい気がしますねぇ。

この回答へのお礼

再度のご回答ありがとうございました。
＜「人間が打たない手を平気で打つ」＜＞のですね。
人間が数百年間に開拓してきた手を、新参者のAIは無視？するのですね。

お礼日時：2020/10/06 08:06