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ロックの世界で比較的高い演奏技術が求められるハードロックやヘヴィメタルの世界で、ここ10年ぐらで女性バンドや女性プレーヤーが数多く登場して、商業的にそれなりに成功するようになってきました(売れ線のJ-POPのようなバカ売れはしてませんけど)。ただ、シンガーに関しては歌唱力に男女差はあまりないと思いますが、楽器奏者のテクニックに関しては歴然と男女差が存在しているように感じます。ショウビジネス(お客さん商売)ですから、テクニックが未熟でも人気が出れば勝ちなわけで、そういう人達が売れるのは全然構わないのですが、演奏の未熟さについて評論家やメディアやファンは何も言わず、むしろ優れた奏者であるかのようにおだてる傾向もあります。特に若くて綺麗な女性奏者の場合にそれが顕著です。苦言を呈して嫌われたくない、SNSでブロックされたら困る、みたいな思いもあるんでしょうけど(苦笑)。

一方、クラシック音楽の世界は実力第一で、男性だろうが女性だろうが、若かろうがベテランだろうが、演奏技術そのものによって評価される、というイメージがあります。実際はどうなのでしょうか?最近はクラシック音楽の世界でも若くて綺麗な女性奏者が注目を集めているのを見かけますが、そういう人達は皆さんしっかりとした演奏技術を(表現方法の好みは抜きにして)備えているのでしょうか?それとも、「容姿端麗だから評価されているのであって、男性奏者があんな演奏をしていたらまったく相手にされない」みたいな女性奏者もけっこういるのでしょうか?あるいは、そういう女性奏者に対して正直に批判的な評を書く評論家やメディアはいるのでしょうか?

くれぐれも、そういう女性奏者がダメだと言いたいわけではなく、クラシック音楽の世界での傾向を知りたいのです。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

クラシック奏者の世界もピンキリです。


本当に一流の世界だと、ルックスとか背景(障害者だとか)は考慮されないです。ただただ演奏と、あと奏者の音楽についての考え方や発言は評価に多少影響するかもしれません。
勿論、演奏で評価しているので、分け隔てなく美男美女もいるという感じ。

それとは別に、ルックスや若さやドラマ性だけで売る奏者はいます。男女にいます。お金になるので録音もどんどん発売されますしコンサートも多く行われます。あまりアーティスティックではないポピュラーな音楽ジャンルにすぐ手を出すのも特徴。(本当の一流奏者だと、関わるジャンルや人は厳しく選びます。) 文字通り「ビジネスクラシック」という様相。
ただこういう奏者を聞く層は、専門家にはいないことは勿論、あまりクラシックに通じていないライトな愛好者であることは一目瞭然です。例えば日本だと(クラシックとも言えるのかわからない)高嶋ちさ子や辻井伸行やハカセなんちゃらみたいなのがいますが、専門的なクラシックの場では話題にも上がらないと思います。録音も「名盤」と言われ歴史に残るなんてことも絶対あり得ないです。(一流奏者ならそういうことはあります。)

もう一点誤解があって、テクニカルな演奏をすれば評価されるというわけでもないです。(この辺は、評価基準が演奏技術一辺倒ではないロック畑と同じ。) やはり表現力(独自の切り口)がないと世界的一流にはなれないようです。勿論「ヴィルトゥオーゾ」と形容される並外れたテクニックで評価されるタイプの奏者もいます。

ポップミュージックの世界だとこういうことはないですが、クラシックの世界だと「芸術」畑と「大衆・商業」畑の2つに結構はっきり分かれている感じです。単純に本気で芸術だけを追い求めると玄人向け過ぎて、新しい愛好者の獲得が難しくなりますし、ビジネスとしても心許ないというところでしょう。
例えばファッションのハイブランドは、コレクション(ファッションウィーク)でコスト度外視で芸術的なものを生み出して、ブランド価値を守る為に、世界の多くの「凡人」に普通のわかり易い量産アイテムをたくさん売って資金を稼ぎますよね。それに近いかも。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました!
とても合点の行くご説明ありがとうございます。本当に実力があって、かつ美男美女の場合は、「あの人はルックスがいいから評価されてるんだ」などと難癖つけられたりもするんでしょうか?(笑)でも正直、実力があって美男美女の人と、実力があってフツーの人とだったら、前者のほうが歴然と売れてしまうんでしょうね。レコード会社が容姿で売れる奏者の作品で資金を稼いで、それを本当に実力のある奏者のために投資してくれるといいですが、単に売れる奏者しか契約しないレコード会社もいそうな気がしますが・・・。

お礼日時:2021/02/06 10:18

クラシック音楽だって「客寄せ商売」「ショービジネス」「人気商売」ですから、「実力」だけでなく「容姿・容貌」も大きく影響します。


「容姿・容貌」だけで実力のない人は、それなりに淘汰されていくのだと思います。「容姿・容貌」だけで食べていける人は、演奏よりも「タレント」として活躍することになって行くのかもしれません。

クラシック音楽でも、「容姿・容貌」だけでなく、「話題性」「注目性」「流行」「苦労を重ねた生い立ち(物語性)」みたいなものも大きく影響します。
数年前にも「難聴・視力が弱い」広島出身の作曲家の交響曲(実はゴーストライターが作っていた)が話題になったり(CD は売れたし、コンサートは現代音楽というのに結構満席だった)、「魂のピアニスト」と呼ばれる高齢女流ピアニストのコンサートが結構満席だったりと、私には「?」と思われる現象もたくさんあります。

別にクラシック音楽だからといって「実力」という歴然としたものがあるわけではなく、「流行を追いかける」「ひいきの演奏家の推し」という点では、どこの世界も同じような気がします。

評論家にしても、CD解説や音楽評論で食べているわけで、CD業界や音楽業界から「敬遠される」ようなことはしないのが現実世界です。「もちつ、もたれつ」ということなのでしょうね。
もちろん世界的な大ピアニストの来日公演に対して「ひびの入った骨とう品」と評する評論家もいるわけで、それを「公正な評価」と見る人も「大ピアニストに対して失礼だ」というひいき筋もいるわけです。
そういったものを「自分の耳で聴き分ける」愛好家も、「評論家」の評価をありがたがって受け入れる愛好家もいるわけで、いずれにしても「自分で判断すればそれでよい」という世界だと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました!
実力のない人は淘汰されていく、というのはあるんでしょうね。俗に言う一発屋芸人みたいなものでしょうか(笑)。確かに、フリーランスの評論家の場合は、お仕事をもらい続けないといけないので、自分の首を絞めるようなことはしないかもしれませんね。欧米では評論家が辛口だという話を聞きまsが(有名なロック・バンドのクイーンもデビュー当時は地元イギリスで酷評されていたそうです)、クラシック音楽の場合はどうなんでしょう?

お礼日時:2021/02/06 10:08

こんにちは!



>女性奏者に対して正直に批判的な評を書く評論家やメディアはいるのでしょうか?

そうですね…、そもそも評論とは何の為に存在しているのか?
「新人アーティスト」や「新譜」を売り込む為に、聴いてみようか?買ってみようか?というアクションを起こさせる為に、書いております。誰しも新しいモノに触れる場合は、自分の評価に自信が持てないのが大半です。それで、名の通った評論家の寸評を参考に判断をしています。

新人を評価する場合は、「粗削りだが、将来的な伸びしろがある!」とか、既にデビューして何作か作品を発表している場合は、「新しいチャレンジ!」という感じで、作品をけなすような論評はしませんねぇ。そんな事をしたら、どこからも評論の依頼が来なくなるので、仕方のない話しです。
特にクラシックの場合は、ポピュラーと違って、売り上げ数の桁が少ないので、辛辣な評価はしないですね。大概は、何かのコンクールで賞を受賞してデビューしてくるので、将来性を語っている場合が多いです!

しかし、本音が出たりするのは、評論家同士の対談で、この作品をどのように評価したか?という場合には、自分の視点を述べるので、わりと真っ当な評価を知る事ができます。

評論家の論評のクセを知れば、自分なりの判断も出来るようになりますねえ。私の場合は、寸評を読みながら試聴してみて、評価が真っ当化どうか判断しています。

因みに、私はピアノが好きなので、新人ピアニストが自分好みの演奏をしているかどうかで判断していますよ。(^o^)丿
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
全体の売り上げが少ないのでみんなで売れるようにプッシュしていこう、というのは理解できますね。評論家どうしの対談で本音が出るというのも面白いです。確かに、クラシックの奏者はコンクールで受賞しないと先のキャリアに進むのは難しいでしょうから、最低限の水準というのはあるでしょうね。ロックの場合は「(技術的に)そんな演奏でお金取っていいの?」みたいなケースもあったりしますが(笑)。

お礼日時:2021/02/06 10:03

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