皆さんのご意見をお聞かせください。
先日情熱大陸という番組で、作家の角田光代さんがこうおっしゃっていました。
『私は親に誉められた記憶がない。自分の自信のなさはそこに原因があると思う。』
私も自分に自信がなく、親に誉められたこともあまりなかったと思います。ですから、彼女の言葉にはっとさせられました。
なんで自信がない?という疑問に対して明確な答えなんてないことは分かっているつもりですが、みなさんは彼女のこの言葉に対してどのような感想をお感じになりますか?お聞かせください。
誤解のないように追記しますが、私は何も自分に自信がないことを他人のせいにしようとしている訳ではありません。ただ、今後自分が子供を持った時にはきちんと把握しておかなければならないのかなと思ったので。
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
実社会にでると、人から愛されるには多かれ少なかれ「理由」があるんですね。
「~がきでるから」「~大学出身だから」「性格が良いから」「容姿がいいから」など何か理由がある。「その人がその人であるがゆえに愛す」という経験は、唯一両親(あるいはそれに順ずる人々)からのみ受け得るんだと思います。この無条件で愛され存在を肯定されるって経験がまず人生を渡っていく上での基礎になると思います。で、「誉める」ですが、これはその具現化の一つなんでしょうね。一歩間違えれば、「試験の点数がよくて」誉めるように条件付になりがちですが、基本的に子供の安心感の基礎になるんだと思うんですよ。向上心は大切ですが、基礎に安心感がないと、どんなに才能や活力のある人でもどっかで自滅しちゃうんですよね。過去にそういう天才がいっぱいいました。周囲が殺すんじゃなく自滅するんですね。不安は鬱の要因ですからね。
実社会はとても厳しいですよね。
自分でもよくいままで犯罪を犯したり、自殺したりしなかったなあと不思議に思います。土壇場で、道を踏み外さなかったのは、幼いころ両親から無条件で愛され、「お前は、賢い!優秀だ!必ず偉い人に成る」とおだてられて育ったので、なかなか人生を放り投げられなかったというのが理由だと思いますね。残念ながら、偉人は無理っぽいですが、いまさら死ぬ気も犯罪に手を染める気も起きませんね。
そういう目で、道を踏み外したり、頭は良いのに変な生き方をする人を見ると、「周囲の大人は何をやっていたんだ!」と激しく憤りを感じます。なんで、大切な時に、必要な助言や言葉をかけてやらなかったんだろう?と。愛されて誉められて育った人間に犯罪や自殺は無理ですね。
ご返答頂きありがとうございます。
無条件で愛し愛される関係...まさにその通りだと
思いますが、昨今これを覆すような報道が頻繁にあって
悲しくなりますね。
それがその後の人格形成にも重要なんですね。
大変参考になりました。
No.11
- 回答日時:
#5です。
>自分で育てる自信と周りが育ててくれる自信があるということでしょうか?
そういうことかも知れません。
親に褒められた経験はなくても、仕事で褒められればそれは自信につながりますよね?
それに、「自分はこういうことをやってきた」と言えるようになれば、それも自信につながりますよね?勉強であれ仕事であれ、ボランティアなどの活動であれ。
だから「親が」褒めることだけが重要なのではない、と思います。でも子どもの人格形成からすると、ある程度まではちゃんと褒める方が良いかも知れません。
No.10
- 回答日時:
>>『私は親に誉められた記憶がない。
自分の自信のなさはそこに原因があると思う。』私もその気持ちが分かります。
「自信」は読んで字のごとく「自分を信じる」ことです。自分の行動・考え方なりが正しいと思えることだと私は思っています。
子供の頃、自分が正しい(良い)と思っているのに両親から怒られたり批判されることが多いと、自分のしていることは間違いなんだ、といった考え方になるのではないでしょうか?無視されることも同じです。
一番身近な両親から「褒められる」ことを子供の頃は「認められた」と感じるのだと思います。
「褒める」側の両親の気持ちが安定していて子供のことを気にかけ褒めることは、子供自身に「大切に思われている」という思いを持たせるのではないでしょうか?
それが変な不安感・恐怖心を持たせなくなると思います。
子供の頃から持てなかった自信を大人になっていかに増やすことが出来るかが今の私の課題です。
No.9
- 回答日時:
わたしもほめられたことはありません。
基本的に無関心でテストがよくても、そう、で終わり。悪くてもなにもいわないし。無関心なんですよね。受験とかにも全部。そうして育ったわたしは、まさに自信ないんです。なにするにも人の顔色を伺うし、周りと一緒で無いと恐い。っていう状態です。どんなことであれ、ほめてあげた方がいいと思ういます。間違っても人様の子供と比較なんかしてはいけません。そうするとさらに自信をなくしてしまいます・・・No.7
- 回答日時:
基本的に人が自信を持つのは、人からほめられた時であることは確かですね。
ただ「ほめる」という表現をもう少し正確にいいますと、「評価する」ということです。よい出会いというのが人にはやはり必要になってきますが、本当に自分のためを思ってくれる人というのは、評価することと、叱ることの両方ができる人です。どちらかしかできない人は、基本的にわたしたちを引き伸ばすことはできません。
だから子育てにおいても、ほめてばかりでしかることがなければ、子供はまともに育ちません。おそらくわがままになるでしょう。きちんと改善すべき点や、不十分な点にはしっかりと批判できることが非常に大事ではあります。
とはいえ、作家さんのいうように、怒ることしかできない人間に付き合っていますと、強くない人間はすぐに自信を喪失し、取り組むことに恐怖を抱く性質を持つ可能性はあります。
それが親ならなおさらです。
ご返答頂き有難うございます。
誉めるとは評価すること。う~ん、重いお言葉ですね。
そう考えると、やはり誉めると言う事はとても大切ですね。そして叱るということも。
親と子の関係だけじゃなく、人間関係には不可欠な要素ですね。
No.6
- 回答日時:
わたしは、誉められて育てられました。
実際は、おだてられて、利用された感が強いのですが・・・
自分には自信がありますが、他人と比べたら勝てるような、自信はありません。
他人に対して、大きく胸を張れるようには、ならないと思う。
自分の自信は、何かをやり遂げて、自分を誉めることができたとき、芽生えたような気がします。
人にできることなら、「自分にもできる。」って思えます。
ただし、成功者がいないような、新しい分野のことをしようとすれば、不安が付きまといます。
この不安が受け入れられる覚悟があれば、大きな自信(勇気)を持てると思います。
ご返答頂き有難うございます。
自信というのは、何も他人より優位に感じるためだけに
存在するものではない気がします。おっしゃるように、
『自分でも出来る、出来そうだ』と思える事の方が
余程大切な気がします。
最後の『不安を受け入れられる勇気』というお言葉は
すごく素敵ですね、まさにその通りだと思います。
No.5
- 回答日時:
私は作家という職業の人が、全て正しいこと、良いことを言っている訳ではない、と考えている人間である、ということをまず前提としておきます。
その上で>『私は親に誉められた記憶がない。自分の自信のなさはそこに原因があると思う。』
私は褒められるどころか、きょうだいの比較の対象(比較されて常に劣とされるための存在)として常に叱られたり怒られたり文句を言われたりしていました。
どんなに良くできた時でも、必ず「それだけじゃダメ」とか「それができても他ができないから」等々と、ほぼ毎日毎朝毎晩けなされておりました。
でも、家から逃げ出して、自分一人で生活していくうちに、比較されて優位に立たされ褒められてばかりいたきょうだいが、非常に愚かしく見えてきました。
親に依存せず自活を選び、奨学金とアルバイトで大学に行き、夢では喰っていけないからと諦めて普通に就職(?)して自分で生きていくことを選択した私に対し、自分で何かをしようとしない、努力しようとしない、何かを諦めて別の選択をして人生設計を練り直すこともしない、親に依存してばかりいるきょうだい。
自分が決心して行動しないだけなのに、それができないことを「hoshiminekoが好き勝手しているのが悪い」などと私が悪いように言うきょうだい。
私は「自分で自分を食べさせるために働き、好きなことは趣味で」という人生を選択したことを後悔していません。
確かにけなされてばかりいた頃は、自信が持てませんでした。でも、一人で生活するようになってからは、だんだん自信が持てるようになりました。そして過剰な自信を持たないように気をつけるようにもしています。
親から褒められなくても、何かの形で自分に自信を持つことはできるのではないでしょうか?
作家の言葉を裏返すと
「自分の自信のなさの原因は親に褒められなかったこと」
と、親に責任転嫁しているようにも読めます。
何にしても、自分に自信をつけるのは自分自身の行動とその結果だと思います。
ご返答頂き有難うございます。
ご自身の体験談をご紹介いただき、色々と考え
させられました。
自分で育てる自信と周りが育ててくれる自信があると
いうことでしょうか?
追記しておきますが、
『私は作家という職業の人が、全て正しいこと、良いことを言っている訳ではない』
というご意見には全く同感です。たまたま私が共感する言葉が、今回たまたまTVから
流れてきただけであって、発信する当事者の身分、職業等には何ら関係ありませんよね。
No.4
- 回答日時:
子育ての本に「誉めて叱る」ということが
書いてありました。
叱るばかりでは、ちじこまってしまう。
誉めてばかりではわがままになってしまう。
そのバランスが難しいと。
今思うと私の母は結構うまくやってましたね。
私は長女だったのですが、中学時代、弟と妹に
「おねえちゃんは料理上手だねえ。お母さんの
炒飯とおねえちゃんのとどっちが美味しい?」
「おねえちゃ~ん」
「そういう訳だからよろしくね。ちょっと友達と
出かけるから」
なんかうまいこと使われてました。
誉められてその気になっていた自分がいました。
だから子供には勉強で誉めるところがあまり
ないのですが絵とか人に優しくしたこととか
誉めるようにしています。
ご返答頂き有難うございます。
お話を伺うに、素晴らしいお母様ですね。
使っていたというのではなく、むしろ同じ目線で
お子さんに対峙されていたのでは?と思います。
自分の子供を"子供"ではなく一人の"人間"として
見るのはとても大切だと思います。私の両親には
そのような姿勢は微塵も感じられませんでしたが...
No.3
- 回答日時:
こんにちは。
>『私は親に誉められた記憶がない。自分の自信のなさはそこに原因があると思う。』
その通りだなと思いますよ・・・
よく言われていますように、言葉には言霊がやどっているので、何もない真っ白なキャンパス(子ども)にとっては、肯定的な言葉と、否定的な言葉かけとでは、やはり全然違ってくると思うんですね。
「あなたはそんなことも出来ないの?ダメな子ね~」
といつも言われているお子さんと
「あなたは(こうこう、こういうところが)素晴らしいよ!」とありのままを認められ、励まし、褒められて育ったお子さんとは、成長する過程で、安心感を得ますから、のびのびとして自信の付き方にも差が出てくると思います。
早くに気付かれて良かったですね!
aerogunsさんの将来のお子さんにもきっと活かせると思いますよ!
ご返答頂き有難うございます。
同じことを教えるのにも、皇帝的な言葉と否定的な
言葉では大きな違いがあるんですね、参考になります。
子供のいない現在と、実際に子供を育てる立場では
考え方に違いが出るのかもしれませんが、ここで皆さんに
言われた事を忘れずに実践していきたいと思います。
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