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フェミニストの定義って何ですか?

A 回答 (3件)

弱い女性を守る為に戦っている自分カッコいいとおもっているオナニスト

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フェミニズムの定義はただ一つ「家父長制の打破による男女平等の実現」です。




参考 共同声明「フェミニスト原則の再確認を呼びかける」
https://swashweb.net/2021/07/12/post-906/

この共同声明の一番最初に
「私たちは、正義、平等、解放を達成するため、私たちの多くを抑圧し、排除し続けている家父長制の権力と闘い、それを解体しなければならないという共通の信念を強調するため、世界中からこの手紙の下に集まり共に署名した団体や個人です。」
とちゃんと書いてありますし、この声明に参加したフェミニズム団体はフェミニズム活動をリードしてきた世界的な団体ばかりですから「家父長制の打破」が最も重要なフェミニズムの定義です。

なので、フェミニストとは家父長制の打破により男女平等を実現する人たち、です。

ところが、日本のフェミニズムはこの考え方が都合が悪いのです。
なぜ都合が悪いかというと「日本の歴史には家父長制による抑圧が無かったから」です。

家父長制の抑圧とは「仕事なんてしないで女は家に居ろ」とか「大学なんて行かなくていい」と、というものではありません。

それは「結果」であって、抑圧そのものではないからです。
フェミニズムが沸き起こった西洋の女性たちが求めた平等とは「財産権・契約権・相続権」などの諸権利が男性と違って女性にはなく《権利を男性と同等にすることを求めた運動》がフェミニズム運動の発端なのです。

ところが日本の女性たちには「財産権・契約権・相続権」がずっとありました。それどころか、家庭では夫の給料を管理できるぐらい強い権限を有していて、日本の男女は歴史的に対等であったのです。

なので日本の女性の現実にフェミニズムを当てはめても「家父長制の打破」にはなりません。というより、日本では「女性こそが家父長」なんです。

なので、日本では西洋で始まったいわゆる「リベラル・フェミニズム」は論理的に不可能で、そのため男女対立を強調するラディカル・フェミニズムの主張が多いとされています。

このような状況からフェミニズムは多種多様な主張があり、ツイフェミさんなんかはフェミニズムの本質を知らないで、クレームすることも多いので本質が見えにくくなっていますが、フェミニズムの根本的な主張は「家父長制の打破」です。
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ラテン語のfemina(女性)から発生したことばであり、一般に女権拡張主義、女性尊重主義と訳される。

フェミニズムは、フランス革命の理念となった人権思想の影響を色濃く受け、フランス、イギリス、アメリカなどの諸国において発達した。フェミニズムを主張する最初のまとまった著作としては、イギリスの思想家M・ウルストンクラフトの『女性の権利の擁護』(1792)があげられる。J・J・ルソーの女性観に疑問を投げかけつつ、中産階級の女性の精神的自立と経済的自立を主張したその展開には、教育・職業の機会均等、参政権獲得要求など、以後のフェミニズムが掲げた主張の萌芽(ほうが)が集約されている。

 フェミニズムには単一の理論体系があるわけでなく、基本的には、それぞれの国の歴史的特徴、情勢の影響を受け、系譜も多様に分かれる。たとえば、女性尊重主義という訳語よりも、母性尊重、母性擁護という訳語が妥当な系譜がある。それは、スウェーデンの思想家E・ケイに代表される女性解放思想である。ケイは、進化論の立場から母性の擁護を訴え、母性を破壊する資本主義社会を鋭く批判、教育、経済、政治における機会均等の実現を強く主張し、スカンジナビア諸国やドイツのフェミニズムに強い影響を及ぼした。日本でも平塚らいてうに代表される第二次世界大戦前のフェミニズムの展開にその影響がみられる。一方、19世紀中葉から20世紀初頭のアメリカやイギリスを中心とするフェミニズムは、参政権獲得に代表される法的平等を中心に展開された。一般に第一次フェミニズム(または旧フェミニズム)とよばれる。

 これに対し、第二次世界大戦後、とくに1960年代後半以降の第二次フェミニズム(または新フェミニズム)は、アメリカを中心とするウーマン・リブの影響を色濃く受けており、マルクス主義の立場にたつ「婦人論」への批判、あるいはフェミニズムとマルクス主義の統一という発想を底流に、「女性による人間解放主義」と規定され、性差に起因する政治的、経済的、社会的、文化的、心理的など、あらゆる形態の差別や不平等に反対し、その撤廃を目ざす。とりわけ、意識やライフ・スタイルに深く組み込まれた性抑圧、性差別の告発という点に特徴をもつ。

 しかし、第二次フェミニズムは、なにが女性にとってもっとも根源的な抑圧であるかという論点をめぐって、いくつかの潮流に分かれている。代表的な流れとしては、男性による女性の支配を家父長制ととらえ、これを経済体制の違いを超えて存在すると押さえるラディカル・フェミニズム、無償の家事労働を不可欠の前提として成立する資本主義的生産様式に焦点をあてるマルクス主義フェミニズム、女性の従属を多数の小さな剥奪(はくだつ)deprivationの総和とみるリベラル・フェミニズム(自由主義フェミニズム)、ラディカル・フェミニズムとマルクス主義フェミニズムの結合を目ざし、家父長制と資本主義のいずれかに焦点をあてるのではなく、家父長制は管理や法・秩序などのシステムを用意し、資本主義は経済・利潤追求のシステムを用意するとみることにより、両者の存在が今日の両性(ジェンダー)関係の形成に重要な意味をもつと押さえる社会主義フェミニズム(統合理論)などがある。フェミニズムということばは、思想と運動の双方が含まれて用いられる場合が多い。

[布施晶子]

『メアリ・ウルストンクラーフト著、白井尭子訳『女性の権利の擁護』(1980・未来社)』▽『エレン・ケイ著、原田実訳『婦人運動』(1924・聚英閣)』▽『エレン・ケイ著、小野寺信・小野寺百合子訳『恋愛と結婚』(岩波文庫)』▽『平塚雷鳥著『元始、女性は太陽であった――平塚らいてう自伝』全4冊(1971~72・大月書店)』▽『一番ケ瀬康子編『入門女性解放論』(1975・亜紀書房)』▽『ケート・ミレット著、藤枝澪子訳『性の政治学』(1985・ドメス出版)』▽『Juliet Mitchell, Ann OakleyWhat is Feminism?(1986, Pantheon Books)』▽『ナタリー・J・ソコロフ著、江原由美子他訳『お金と愛情の間――マルクス主義フェミニズムの展開』(1987・勁草書房)』▽『落合恵美子著『近代家族とフェミニズム』(1989・勁草書房)』▽『Sylvia WalbyTheorizing Patriarchy(1990, Blackwell Pub.)』▽『スーザン・バスネット著、進藤久美子訳『世紀末のフェミニズム――四つの国の女たち』(1993・田畑書店)』▽『井上輝子他編『日本のフェミニズム』全7巻・別冊(1994~95・岩波書店)』▽『江原由美子・金井淑子編『フェミニズム』(1997・新曜社)』

[参照項目] | ウーマン・リブ | ウルストンクラフト | 家父長制 | ケイ | ジェンダー | 女性運動 | 女性解放運動 | 女性史 | 性差別 | 男女平等 | 平塚らいてう
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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