自動車部品メーカーの新規製品の受注活動とはどんなことをするのですか？

自動車部品メーカーの新規製品の受注活動とはどんなことをするのですか？

No.1 ベストアンサー 回答者： kamiyasiro 回答日時： 2025/03/01 02:35

①提案型の場合

まず、自社独自の技術開発を行い、従来よりも小型軽量高性能の部品を開発します。例えば、センサーであれば、従来のメカ式センサーを半導体センサーに変えるなどです。

次に、新製品発表会（とは言っても、納入先に限定されるものです）で展示し提案（プレゼン）します。ここが受注活動に相当します。

その展示会を見た自動車メーカーの開発主査から、次の新型車に使ってみたいという打診があります。

その新型車に合わせた「摺り合わせ設計」を行い、試作品を提供します。何度もキャッチボールされるケースが多いです。

自動車メーカーでの試験に合格すると、正式に受注となります。

②コンペ形式の場合

自動車メーカーから、複数社に対し、部品の要求仕様が示されます。

それに合致するよう開発設計し、提案（プレゼン）します。ここが受注活動に相当します。

自動車メーカーのメガネに叶えば、試作品の発注を受けます。この時点では２～３社候補に上がっていますので、試作品も有償試作となります。

このコンペで他社を凌駕していれば、受注に至ります。

③共同開発の場合

共同開発は、自動車メーカー主導で行われることが多いので、受注活動に相当する活動と言えば、日頃の信頼関係構築みたいなものとなります。それもトップどおしの関係です。

また、最近はいくつかの部品メーカー間でアライアンスを組ませて、開発資源を集中させることが増えています。自動運転や電動化などの分野で顕著です。