紫式部は、当時の女性の中では博識のある人だったと聞いています。
彼女がどうして、どうやって知識や教養を得たのかいまいち分かりません。
良い回答がありましたら、どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

 


  平安時代の貴族の女性には、色々な意味で教養が求められました。女性には、和歌の教養が必須で、男性は漢文の教養が必須だったとも言えます。
 
  ある天皇(村上天皇だったと思うのですが)の中宮は、子供の頃から、古今和歌集を暗記する勉強をしていて、すべて記憶してしまったと言われます。天皇が本当かどうか確認しようと、古今和歌集のテキストを手にして、それを中宮が見えないようにして、誰の何のと、歌の冒頭を少し述べると、その続きを完全に答え、幾つも天皇が試したにも拘わらず、すべて正解を答えて、天皇は驚嘆したという逸話があります。中宮になれるのは、高級貴族で、後に摂関家と呼ばれるようになるような、最高レヴェルの家系の貴族の娘か、または内親王乃至それに準ずる王族の娘ですから、中宮が古今和歌集をすべて暗記していたというのは、驚くべきことだとも言えます。
 
  平安時代の貴族の女性には、女御・更衣は無理としても、後宮で、内侍などの女官になって出世する道があり、また女御・更衣に仕える女房としても活躍できたので、様々な教養は、持っているにこしたことはないという実状でした(内侍とか、女房になると、男の世界の政治にも通じている必要があり、そのため、和歌や音楽の教養だけでなく、漢文や仏典にも通じている必要があったということです)。
 
  中宮になれるぐらいの家系の娘でも先に述べたように、高度な教養を持っていた訳で、(清少納言が仕えた中宮定子も、非常に幅広く深い教養を持っていて、清少納言の教養も並大抵のものではありませんでしたが、その清少納言ほどの教養ある女房を相手にして歯ごたえのある会話を楽しんだのですから、相当な博識だったと言えます)、まして下級貴族(受領階級、つまり、国守・従五位ぐらいまでは出世できたクラスの貴族)の娘となると、先に述べたように、女御・更衣付きの女房として宮中で活躍できたのですし、後宮の女官としても活躍の場があり、あるいは、同じ受領階級の男と結婚しても、夫の出世のためには、妻もそれなりの教養を持ち、色々と夫を支援する必要があったと言えます。
 
  平安時代盛期は、無教養な女御・更衣、また女房・女官よりも、教養あるそれらが求められた時代でした。従って、勉強が好きな、学問が好きな貴族の娘には、親たちも、学問などしても無駄だなどとは言わなかった時代だったのです。むしろ、娘の学問好きを奨励したとも言えます。有力な女御のお気に入りの有力な女房などになれば、その親や夫にも、出世のコネができたからです。
 
  平安時代の貴族の女性の教養は、一般にレヴェルが高かったのだと言うことが言えます。才能のある女性は、その才能をどんどん伸ばし、しかるべき場所で発揮して、女性としての出世を実現できたということです。紫式部(藤式部)が学問に秀でていたのは、彼女が学問好きであった為ですが、貴族の女性が学問を身につけていると有利であり、親たちも奨励したという状況があったので、勉強ができたのでしょう。それは、清少納言も同様で、二十歳ほどの年齢で、法華経を全部読んで理解し、なかば暗記していたとされます。

  また、飛鳥・奈良時代から平安時代の貴族の女性は、自分の財産を持っていて、夫に養われていたのではないというのも関係するでしょう。女官として宮廷に仕えれば、国費で給与が出たのですし、女房にも仕える女御・更衣から給与が出ましたし、父親や近親者が死ねば、男の兄弟と共に、女性にも、遺産の分与が行われました。藤式部も清少納言も、ささやかですが、自分の屋敷を所有しており、収入もあったので、夫と別れても、独立して生活できたということもあります。
  
  具体的な答えになっていませんが、一般的な時代状況の話です。(なお、無論、無教養な女房・女官、女御・更衣なども多くいたのですが、逆に、だからこそ、教養ある女性が評価され、知性ある女性は、教養を磨いて自己の価値を高めようと精進したのでしょう。紫式部は才女の名声高く、中宮定子とその一族の追い落としを画策していた藤原道長は、娘彰子付きの女房として、紫式部を是非とも欲しがったと伝わっており、また道長は、藤式部を、かなり政治的に利用しました。『源氏物語』のヴァージョンが最初から三つあるのは、道長が、藤式部とその長編物語を政治的に利用したからです)。
 
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この回答へのお礼

ありがとうございました。海外に住んでいるため、なかなか本がてに入らず、
困っていました。
とても参考になる回答ありがとうございました。

お礼日時:2001/10/20 10:56

父親の感化とあります。

父親に教わったり、父親の蔵書で勉強したりしたそうです。式部・源氏に関する本はたくさんあるので、詳しくは本で。
http://www.iz2.or.jp/essay/7-3.htm

参考URL:http://www.iz2.or.jp/essay/7-3.htm
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この回答へのお礼

 ありがとうごさいました。
 海外に住んでいて、本が手に入らず、エッセイのトピックに選んだものの、
 情報が少ないため、筆が進んでいませんでした。
 いくつか気になる文章があったので、是非参考にさせていただきます。
 またなにかありましたら、回答のほうよろしくお願いします。

お礼日時:2001/10/19 23:40

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Q【日本語の】勢力全容自他教養(せいりょくぜんようじたきょうよう)ってどういう意味ですか? 誰の言葉

【日本語の】勢力全容自他教養(せいりょくぜんようじたきょうよう)ってどういう意味ですか?

誰の言葉ですか?

Aベストアンサー

精力善用自他共栄  (せいりょくぜんようじたきょうえい) ですよね。

講道館 柔道の創始者 嘉納治五郎の言葉です。

精力善用  は、自身の力の全てを、人のために、社会のために、善いことに用いるべき。

自他共栄  は、自らを鍛えると共に、自らと他人が共に栄えることができるように、努めるべきと言う考え方です。

柔道をする人の、基本的精神として、創始者が考え提唱した言葉です。

参考までに。

Q紫式部についてのレポート(現代文学への影響)

これは社会のレポートなのですが、紫式部について調べています。
レポートを書くのが初めてで、どのようなことを書けばいいかわかりません。(一応図書館で資料になりそうな本を何冊か借りてきました)
紫式部について書くときに、ポイントになるようなことがあれば教えてください。

また、その人物と現代の関わりを書かなければならないのですが、なにかありますでしょうか。

現代との関わりとして、「紫式部(源氏物語)が現代文学に与えた影響」を書こうと思うのですが、そこが具体的に分からないので教えてください。(ここが一番教えてき頂きたいところです)

いくつか質問がありますが、どれか一つでもかまいません;
よろしくお願いします。

Aベストアンサー

No.1のkadowaki様がご指摘なさった『源氏物語』の現代語訳を試みた作家以外の
古典に精通したとされる近現代の作家、学者等にも着目してみてはいかがでしょう。

例えば、2000円札紙幣裏面のモチーフは言うまでもなく紫式部ならびに源氏物語絵巻(現存する我が国最古の絵巻物)第38帖「鈴虫」の絵図と詞書ですが、
同じく紙幣(5000円札)の肖像として選定された樋口一葉について。

わが国を代表する教養深い才女であればこその、『源氏物語』に寄せる格別な思いというものが恐らくあったに違いありません。
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そしてそれらを参考にしつつ、質問者様ご自身が身近に共感を覚えるであろう具体的事象を一つずつ考察してみても面白いかもしれません。
1000年の時を経て感じるであろう現代人の「もののあはれ」とは一体どのようなものなのか。
そしてその言葉の意味合いに何らかの変質や広義の解釈の余地がどれほど認められるのか。
このあたりは個人のライフスタイルや感性によって随分と見解が異なるところでしょう。

更に、谷崎と同じく耽美的な作家とみなされがちな三島について。
『豊穣の海』等でみられる「ある種尋常ではない早逝への執着、憧憬、美意識」は、
儚く薄命な女人達を鑑みて『源氏物語』から少なからず影響を受けているに違いないと個人的に思いました。

ただ、三島の場合は「男性」が夭折しがちなのですが・・・(笑)

No.1のkadowaki様がご指摘なさった『源氏物語』の現代語訳を試みた作家以外の
古典に精通したとされる近現代の作家、学者等にも着目してみてはいかがでしょう。

例えば、2000円札紙幣裏面のモチーフは言うまでもなく紫式部ならびに源氏物語絵巻(現存する我が国最古の絵巻物)第38帖「鈴虫」の絵図と詞書ですが、
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Q教養を身につけるには?

大学の先生が「日本人は教養がない、外国に行くとまず自分たちのことについて話せるものがないことに気がつく」とおっしゃっていました。

確かに今まで勉強ばかりで教養というものは
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どんな本を読めばいいのやらでつまずきました。

教養の意味、教養の身につけ方を
教えてください!!

Aベストアンサー

教養とは一体なんでしょうか。
電子辞書の広辞苑によりますと、「単なる学殖・多識とは異なり、一定の文化理想を体得し、それによって個人が身につけた創造的な理解力や知識」とあります。ではウィキではどうでしょう?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E9%A4%8A
なるほど、人間性にまで意味が広がっています。

広がりすぎてますね。では日本人の教養ってなんでしょう?先の広辞苑の次にこう書いてあります、「その内容は時代や民族の文化理念の変遷に応じて異なる」。
どんどん深くハマッて行きますね。でもたじろがないで下さい。私もとまどいながら考えつつ書いています。

一つの策として、その先生に「先生の考える教養とは何ですか?」と質問してみましょう。別に先生を困らせる訳ではありません。一つの参考意見として聞くのです。分からないことを訊く、これは本当に重要なのです。勉強とは本来そういう事です。生徒が分からないことを聞かずに終わってしまうだけなので、恐ろしく「詰め込み」に感じるのです。分からない事を聞けるのは、相手から色々学ぼうとする姿勢にも繋がり、広くには人間性にも繋がっていくと、私は考えています。グローバル化と言われても日本人に少ないのはこの点です。聞いて今まで得た知識を自分の中で抽出し、自分なりの意見(それが合っていようがあるまいが)を言える、また色々な場面でその状況に応じて、表現を変えられる柔軟さではないかと思えます。

実利を求める今、無意味と言われる文学・芸術、歴史などに関する「教養人」と言われる人たちが書いたものを読んでみて下さい。何冊も読破するのは大変です。故河合隼雄さんは大阪ー東京間の新幹線の中で一冊の文庫本を数ページ読んでは考えるため、なかなか先に進まないと言っておられました。読むということも数が多ければ良いのではなく、抽出するために読んでください。そして、ノートに何時、何を読んだのか、どう感じたのか書いていってみましょう。年齢を重ねた時、あの時はそういう感じ方をしていたのか、と発見できます。年齢によっても変わって行くのです。ある時には、あの人が言っていたことはこういう事だったのかな?とあちこちにリンクしていくこともあります。
もし理系なのであれば湯川秀樹氏の著書を読まれると良いと思います。私の中では湯川氏は教養人ではないかと思えます。

教養があるない、は残念ながら自分では判断できません。人生の総合的な面から観て、周りに判断されます。広く人に伝えられ、賛同する人があれば認められるものだと思います。
「無理!ダメだ!」
でも、努力は無意味ではありません。自分自身が得るものと言うのは、究極に言えば自己満足の部分もあります。しかし人間は自分だけで生きると言っても、身近な人、社会、国などに自分の持てるものを還元して得る満足もあります。

確かに今はメディアで色々な情報が流れています。雑学を知っている人をすごいと思うこともあるでしょう。しかし、所詮それは情報であって、知識ではありません。知識とは、それら情報の中から何かしらを学び取って得たものを言います。これがご質問者様の性格、気質にどう影響を与えて、どう成長していくか。そして苦難に遭った時に乗り越える知恵として、どう活きて行くのか。その人自身の生きかたが感動を与えるなら、教養人という一つの難しい壁までは届かなくても、十分だと思います。

教養とは一体なんでしょうか。
電子辞書の広辞苑によりますと、「単なる学殖・多識とは異なり、一定の文化理想を体得し、それによって個人が身につけた創造的な理解力や知識」とあります。ではウィキではどうでしょう?
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Q紫式部と清少納言

紫式部と清少納言の名前の由来について知っている方、教えてください!!

Aベストアンサー

こんにちは

>紫式部
「紫」は『源氏物語』で「紫上」を書いたことに関連して、また「式部」は父が式部の丞であったことから付けられたものだと考えられています。
http://www.iz2.or.jp/what/life.htm

>清少納言
「清」は実家の「清原」から、「少納言」は宮中に仕える立場として男子貴族の官名から付けられたものと考えられています。
http://arpeggio.chanoyu.ne.jp/makuranosoushi/seisyounagonnitsuite.htm

もちろん両方とも本名ではありませんが。

Q公務員、教養のアドバイスお願いします

2月から地方上級試験の勉強を始めている者です。

専門の勉強も残りは経済、刑法とあと数科目なので1ヶ月程度で一通りは手をつけれると思います。

そこで残りの教養科目なのですが、私は中、高、大(偏差値40台)と勉強をしてこなかったので正直、教養については一切分かりません。

志望先の政令指定都市、国家2種まで残り3ヶ月。点の取りやすい専門を中心に教養は軽めに対策し英語は捨てようかなと思ったのですが地元(9月試験)は教養科目のみなので、どうすべきか分かりません。(予備校の講座は教養のテキスト無しだったので現在は合格本を見ながら沿って勉強してます)

1.予備校で更に講座を受講してテキスト、問題集だけでももらうべきでしょうか?
サイトを見てると教養の予備校は意味がないというのも見ます。

2.足切りも考えて教養にも同様に力を入れるべきでしょうか?

抽象的で申し訳ありませんが、色々アドバイスお願いします。

Aベストアンサー

2の質問は、教養科目の分を専門科目でカバーしたいという意味なんでしょうか?
でしたら、ちょっと厳しいと思います。教養科目のみの試験があるならなおのことです。
軽めに対策とのことですが、教養の中で少なくとも一般知能・政治・経済・社会なんかはきっちりとやるべきだと思います。

時間との兼ね合いもあるので、どうしても苦手な科目を捨てるのはいいと思います。
しかし、出題割合の多い科目を落とすと、教養のみの試験どころか、政令市の試験も通らない可能性が高いです。

1についてですが、予備校に通わなかったのでよくわかりません。
確かに暗記科目については独学でも大丈夫かもしれませんね。
ただ、一般知能等の計算が含まれてくる科目はコツがあったりするので、受講してみてもいいのではないでしょうか。

頑張ってください。

Q清少納言や紫式部の歯磨き方法

彼女達がどうやって歯を磨いていたとか歯痛に悩まされたというようなことがわかるものが残っているのでしょうか?

Aベストアンサー

「源氏物語」の「賢木」の巻に「御歯の少し朽ちて、口の中の黒みて笑み給へる、かをりうつくしきは、女にて見奉らまほしう清らなり」(与謝野晶子訳「お歯が少し朽ちて黒ばんで見えるお口に笑みをお見せになる美しさは、女の顔にしてみたいほどである」)と書いてあります。虫歯も美しいものと考えられていたようですね。
「枕草子」の中にも、歯の痛みのために18、9歳の女が顔を赤くして涙を流しながら口を押さえているようすを「をかし」と言っている章段を読んだことがあります。

Q教養のための教養は教養ですか?

これを知っておかないと恥になるとか試験に出るから覚えておくといった理由で「教養」を身につける人がいますが、このような教養のための教養は教養と言えるのでしょうか?
「school」という言葉は「暇」を語源としていて(ギリシャでは)学問は本来暇を持て余した人の娯楽だったはずですが、日本の「学校」の「校」は縛り付けるという意味で受験のような労働感覚でする、本来の学問とは正反対のものとなってしまってます。
強要されて身につけても教養と言えるのでしょうか。学問とは何でしょうか。私は自分にマッチングしたものを心から嗜み、自分を上げて初めて教養になるのだと考えていますが、実際のところどうなのでしょうか。

Aベストアンサー

脳に蓄えられる情報には、いくつかの傾向がある;

1.過去の五感の相関した経験の蓄積と関連づけられ、
  環境認識の深まりに寄与する情報。

2.情報同士の相関性は乏しく認識の深まりには寄与
  しないが、社会的に歯車として使役される上で役立
  つ実用的情報。

3.試験の点取り競争や他人への自己顕示のための、
  単発的な豆知識の情報。

一般社会では、2の実用的に役立たない情報を「教養」
というが、1の情報は認識の深まりを通じて、生きる真の
目的である「精神的充足量の人生を通算した最大化」
に寄与する。

Q紫式部のいわし好き説話について

 こんにちは。紫式部が鰯好きだったという
逸話があると聞きました。夫に鰯の匂いを
とがめられたところ、
「日の本に はやらせ給ふ 岩清水 まゐらぬ人は あらじとぞおもふ」
 という歌をよんでやり返したという話らしいのですが、もともとは「猿源氏草紙」に収録されていて、
話の主も和泉式部となっています。(歌も少し違います)
 いつ和泉式部から紫式部になったのでしょうか。
江戸時代あたりかなあと思うのですが、この紫式部を主人公にした鰯好きの話の出典をご存じの方、いらっしゃいましたらお教えください。よろしくおねがいします。

Aベストアンサー

天保11(1842)年成立の志賀理斎『三省録』には『市井雑談』からの引用として「紫式部と鰯」の説話が載っていました。おそらく林自見『市井雑談集』のことだと思いますが,これは宝暦14(1764)年刊なので,『和訓栞』(1777年ごろ)より若干早い例になります。
せっかくですので『三省録』を引用しておきます。(『市井雑談集』は翻刻されていないので確認できておりません。申し訳ありません)

「むかし紫式部,あるとき夫宣孝他出のとき,鰯をあぶり喰たるを,宣孝かへりみて,いやしきうをゝ食ひたまふと笑ひければ,
  日のもとにはやらせ給ふいはし水まいらぬ人はあらじとぞ思ふ
と詠み侍りしとぞ。」(『日本随筆大成』(第2期第16巻)より引用)

この和歌自体は『八幡愚童訓』(たぶん乙本だったと思います)に出ていますし,鰯説話の中心も「石清水」と「いわし」の単なる駄洒落ですから,説話の源泉は室町時代までさかのぼれるかも知れません。
『猿源氏草子』の「和泉式部と鰯」説話が「紫式部と鰯」の原型なのか,それとも「紫式部と鰯」型が先にあって『猿源氏草子』では話の前後に合わせて和泉式部密通説話の一部にしたのか,私には分かりませんがどちらもありそうだなぁ,とは思います。文献的に辿ることができればはっきりするのですが,なかなか上手く行きませんね。

なお,鰯が「むらさき」だというのは,『日葡辞書』(1603~04年)にもありました。
「Murasaqi ムラサキ すなわち,Iuaxi(鰯). 鰯。これは婦人語である。」
(『邦訳日葡辞書』より)
「紫式部と鰯」の形で説話が固定化するよりもかなり以前に「鰯=むらさき」だったのではないでしょうか。

天保11(1842)年成立の志賀理斎『三省録』には『市井雑談』からの引用として「紫式部と鰯」の説話が載っていました。おそらく林自見『市井雑談集』のことだと思いますが,これは宝暦14(1764)年刊なので,『和訓栞』(1777年ごろ)より若干早い例になります。
せっかくですので『三省録』を引用しておきます。(『市井雑談集』は翻刻されていないので確認できておりません。申し訳ありません)

「むかし紫式部,あるとき夫宣孝他出のとき,鰯をあぶり喰たるを,宣孝かへりみて,いやしきうをゝ食ひたまふと...続きを読む

Q教養になりそうなオススメ本

語彙、教養、知識などを身に付けたくて読書を始めてみようと思っております。
しかし、今まで本を読む習慣がまったく無かったので、どういった本を読めば良いか迷っています。

あまり難しい専門用語とかが無く、語彙や教養や知識を増やせる読みやすいオススメの本を教えてください!

自己啓発本はたくさん読んでもあまり意味ないと聞いたので、自己啓発系は無しでお願いします。

Aベストアンサー

語彙、ちょっとした知識、を広げるのであれば読書じゃなくても
漫画でも映画でもよいのですよ。それこそドキュメンタリー番組でも。
入りやすいものから取り入れればいいのですよ。

ほかの方も言うように読書が好きな人は楽しい、興味がつきないから読むのであって
その取り組みの中で身につく部分もありますからね…。

実用を直接的にもとめることと、教養とはちょっと距離があるとかんがえてもいいかもしれません。

ただ、今まで知らなかった世界を知りたいというなら、知識、分野の入り口という意味では
新書なんかがいいと思います。
読みやすくまとめられていますから。もちろん、諸説あることもあるし
書き手のいい分、というところがあるので
同じテーマでもいろんな筆者のものを読むといいです
ブックオフでも安く手に入りますし、サイズ的にも合間に読みやすいです。
政治、宗教、歴史、文化、社会、いろいろなジャンルにわたってありますので。


語彙や教養という意味では「名作文学」と呼ばれるものも一通り読むといいと思います。
まず、古い作品を読むことで現代では廃れたような語彙、言い回しに触れることができます。
作品の背景で過去の社会風俗や生活などが見えてきます。
広くみんなが名作として扱っている作品は
その後の文学や映画、ちょっとした時に引用されたり、パロディになったりします。
そういう時に意味がわかるとか
咄嗟の機転が利いた一言が言える、とかで文化生活が豊かになるのもひとつの「教養」だと思います。
その意味ではいろいろな名作文学や神話とかしっているといいのかなとも思います。
同じ意味では名作映画なども見ておくといいのでしょうけどね。
清少納言がとっさに漢文の一節を持ち出す、とかもありますが
今でも映画やいろんなところにそういうものがでてきますよね。

たとえば単に「ポニョ」を見るのでも
彼女の本名「ブリュンヒルデ」の元ネタをしっていたら
BGMの曲の元ネタに気づいたら
また観方が変わるかもしれません。
深い意味があるのかないのか、どこまで関連づけて考えていいのかわかりませんが
それをなんども考えることができることで、映画の楽しみが何倍にもなります。

絵画、クラシック音楽、なんでも「ああ、これはあれか」と分かると良い
というものは映画を見るにも、読書をするにも、会話でもいろいろあると思います
自分もそんなにわかるわけではないので
もっといろいろなものに触れたら人生が何倍も楽しめるだろうな、と思います。

「ブラス!」という映画。国のエネルギー政策の転換で閉鎖に追いやられる炭鉱の
ブラスバンドがコンクールに出る話です
そこで演奏される曲がウィリアム・テル。
この曲は圧政に苦しむ民衆が団結して放棄し、自由と平和を打ち勝つ曲で
この選曲に込められた思いが伝わります

逆に「のだめカンタービレ」の映画版では
フランスで「1812年」という曲を演奏して好評を得ていますが
この曲は、ロシアが、ナポレオンの侵略を打ち破ってフランス軍を追っ払う、ロシアやったぜ!
な曲。というのを知っていたら、「ん???」と引っかかります。
フランス人にケンカ売ってるのかという選曲ですが…と。
その後現実でもランランというピアニストがホワイトハウスでの演奏で
反米の曲を弾いて問題になった時にこのことを思いだしたり。
知っていることが繋がっていく感じ、があると
より楽しめることが増えると思います。

本さえ読めば知識が増えると「読むことそのもの」が目的になったり
「読んで安心」「読んで満足」だと効率が悪いです

語彙、ちょっとした知識、を広げるのであれば読書じゃなくても
漫画でも映画でもよいのですよ。それこそドキュメンタリー番組でも。
入りやすいものから取り入れればいいのですよ。

ほかの方も言うように読書が好きな人は楽しい、興味がつきないから読むのであって
その取り組みの中で身につく部分もありますからね…。

実用を直接的にもとめることと、教養とはちょっと距離があるとかんがえてもいいかもしれません。

ただ、今まで知らなかった世界を知りたいというなら、知識、分野の入り口という意味では
新書...続きを読む

Q紫式部についてのレポート

初めましてこんにちは。
私は只今レポート提出期限を目の前に四苦八苦している次第でございます(;_;)
内容は、タイトルにも書きましたように『紫式部』
レポートといっても、先生曰く、『成績とは関係ない。』と。
つまり、あまり堅苦しいものではないという事の様です。
私としては、紫式部をいかにして外国にアピールするかという点を述べたいと思っておるのですが...なかなかよい資料を見つけられず、皆様のお力をお貸し頂きたく投稿させていただきました宜しくお願いしますm(u_u)m

Aベストアンサー

こんにちは。

以下のサイトは瀬戸内寂聴さんの「源氏物語」についての講演からです。

>紫式部をいかにして外国にアピールするかという点~

当時の一夫一婦制の中での「女性の恋愛と生き様」に注目し、
日本人の中にある意外な「女性の奔放さ」にスポットを当てるのも面白いかもしれません。

先進的なフェミニズムのひとつの原型を打ち出した紫式部、という紹介の仕方は、
外国でもフェミニズム文化とあいまって理解しやすいのではないでしょうか。
あくまでも私見ですが。。。

URLも参考にどうぞ。



参考URL:http://www.siq.co.jp/media/itou/setouti.html


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