アニメ攻殻機動隊SACの話の展開について

Question

アニメ攻殻機動隊SAC(アニメ1期)は面白く何回も見ているのですが、ストーリーでよくわからない点があるのでわかる方に教えていただきたいです。

物語終盤で9課は、敵が陰謀の発覚をさせないために武力で解体に追い込まれます。
ですが結果的にはそれは一時的な活動停止状態になるだけで、課長もその結末はわかっていたようです。

それではなぜ9課と敵の特殊部隊は死闘を繰り広げなくてはならなかったのでしょうか？
敵とはいえ同じ国の特殊部隊なのに相手に死者を出すような戦闘をする必要はなかったのではないでしょうか？

よろしくお願いします。

erasp21 · Accepted Answer

元々九課は「昔の首相が済崩し的に承認した暗殺部隊」という認識が政府内であった。

笑い男事件の首謀者が「政界に陸自との太いパイプを通した薬島幹事長」であった為、簡単には立件できない政界内の何らかの圧力が働いていた可能性、首相の「衆院選の大事な時期」という発言により、その時期に薬島幹事長を更迭する事が出来なかったと思われる。

また、首相は公安九課課長「荒巻だけ」いれば九課を再建出来ると踏んでいた。しかし、荒巻は「現九課のメンバーこそが最高のメンバーである」と認識していた。

そこで、首相との取引として薬島幹事長の笑い男事件に関連する金の流れ
（物的証拠）を見せ、「特殊部隊規制法案」による世間を欺き本当の意味で「九課はこの世に存在しない”公正な組織”」にするという条件を荒巻は飲んだ。

一時的に「公安九課」をわざと世に晒し、あたかも「公安九課のメンバーが、笑い男事件に関与している」と民衆にアピールする事で、薬島幹事長関連の疑惑を民衆の目を欺く必要があった。

なぜなら、衆院選に悪い印象を国民に与えたくなかった為と、最終的に薬島幹事長を更迭する為だったからだと考えられる。

その後、九課と特殊部隊が衝突し、TVで「笑い男事件に関与していたと思われる、公安九課を国が制圧した」と大々的にニュースで流れれば、当然国民は何の疑いも無く「公安九課という組織のメンバーは捕まった」と考えるだろう。

そして、誰が特殊部隊の指揮をしていたのか？

特殊部隊＝うみぼうず＝陸自→薬島幹事長
だと思われる。
※特殊部隊隊長との指揮連絡の声から判断

その後九課のメンバー全員が別々のルートで更迭されるが、衆院選が一段落ついてから課長と法務省のお偉いさんが動き、薬島幹事長を更迭している。

笑い男事件自体は警視総監と薬島幹事長が首謀者だと思われるが、その事件解決と「公安九課をあるべき姿に戻す為」のいわば「自作自演」の為にその衝突が必要だったのではないでしょうか？

erasp21 · Answer

ご回答ありがとうございます。

・うみぼうず＝薬島幹事長陣営は笑い男事件の真相をつかんだ九課をつぶすため。

・首相は衆院選前の不祥事発覚を避けたい。

・課長は九課を表向きになくなったことにするため。（その後復活する密約を首相と結んだ）

上記の理由でうみぼうずは戦闘を仕掛け、首相と課長は応戦したということでしょうか？


恐らくこの解釈で合っていると思います。

noname#43129 · Answer

一つは相手が現場主義の上、本気で容赦がなかったためです。
劇中の海坊主の隊長の台詞を見てわかるように、相手が９課
だと知って喜んで、命令を拡大解釈してでも徹底的にたたき
のめしてやりたかったのでしょう。
百戦錬磨の自分たちが、国家にたてつく存在のために芝居を
打てといわれても黙っていません。
それに、この稼業舐められたらいけませので、向こうとして
はぬくぬくとしている木っ端役人の手駒となるよりも、多少
予想外のことをやってみて慌てさせたい気持ちもあったのか
もしれません。

アニメ攻殻機動隊SACの話の展開について

元々九課は「昔の首相が済崩し的に承認した暗殺部隊」という認識が政府内であった。

ご回答ありがとうございます。

一つは相手が現場主義の上、本気で容赦がなかったためです。

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