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千と千尋の神隠しについて、結局何を伝えたかったのでしょうか?
それと皆様の意見や感想を聞きたいです。

A 回答 (4件)

 No.3さんが、まさしくそのものずばりのご回答、「少女の成長物語」と言い切ってくださいましたが、劇場に見に行った感想として、いろいろなメッセージを物語の中に含めて、子供たちに見せた、という感があります。


 私の印象に残っているのが、主人公の千尋が神々の世界に紛れ込むときに、ハクが「とにかく、『働かせてください』と言うんだ」と言っていたことです。「人間は、働かないと生きていけないんだ」という社会のルールを、子供たちに分かりやすく説いていたんだと思います。そのようなメッセージをいろいろ含めて、きれいなおとぎ話の形にして子供たちに見せる形にしたものだと思います。
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少女の成長物語です。

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作品としての指向性は特に無いと思います。


強いてあげれば自然(八百万の神が宿った)との共存をテーマに描いた冒険譚でしょう。
作品の中には様々な迷信や、自然と言う神に対する恐れ、敬意といった物が散りばめられ、世は全て理解できる理屈で語れる物ではない事、不可思議な物は不可思議と捉えて対処する自然さの必要性等が語られていたと思います。
しかし、そんな自然の中に有ってそれでも人であるという事がどういう事か…。
どんな環境でも人として生きる事がどれだけ大切なのかは、あの世界で生きるしか無くなった千が、それでも前向きに人の道を外れないで生き抜いた事で描かれています。
これに対して冒頭で人である事を止めてしまった両親は、ふとした弾みで意図も簡単に人間がその人間たる理性を失ってしまう事も有ると言う事。更には『触らぬ神に祟りなし』と言う事の意味を、一つの目線で紐解いた物、例えば千尋が素直に恐れを抱いて引き返したいと思った『あの場所』に、好奇心に負けてずかずかと入り込んだ大人が、普通では少し躊躇する筈の場面で平気で食物を口にする辺りも、何処までが理性で、何処からが無理性なのかが明確には判断出来ない物としての表現である様に思えました。
環境によって学んだ絶対と言う常識や思い込みは時には錯覚でしかないという事も表しているのかも知れません。

また、千尋が、両親を救う為に頑張った姿を見て思う様に、自然の理とは一段階違う所にある人間の愛情の大切さ、そして、その愛情もまた自然の中に受け入れられる物である事。
世の中での他者(自然も含む)との係わりが如何に大切であるかも、千を助けた龍の存在が表現しています。
メッセージとして一番解りやすいのは、一言で言えば、価値観の違うものと如何に融和するか…ではないかと。

私としては、あの作品は物語り全体として何かの意味や薀蓄、教訓等を持った作品では無く、夫々が作品の世界観に思う所を見出せばよいという姿勢で作られた、云わば原初の御伽噺とでも言う作品だと思います。
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個人的な感想ですが



※人間が生活するそのほんの近くに神々の場所(人智を超えたもの=自然を含む)が
存在する。あなどってはいけない。。ということでは。

単純に面白かったです。釜じいが好きですね。
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