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伊勢物語の芥川に

ゆくさき多く、夜もふけにければ、鬼ある所とも知らで、神さへいみじう鳴り、雨もいたう降りければ、あばらなる蔵に、女をば奥におし入れて、男、弓・やなぐひを負ひて戸口に居り。はや夜も明けなむと思ひつつゐたりけるに、鬼はや一口に食ひてけり。

という部分がありますよね。
この鬼っどこから入ってきたんですか?男は入り口で見張っていたんですよね。てことは女は密室に居たわけですよね?鬼は何処から・・・。

それからもうひとつ、このさらわれた女は、男におぶられながら「あれは露ですか?」とかって訊ねるでしょ?これが歌の伏線だって言うのはわかるんですけれど、でもさらわれた女が悠長に「露が・・・」なんて言ってる場合なんでしょうか?

この二つの点が疑問です。
いろいろとサイトを覗いてみましたが、現代語訳自体が意味不明すぎます(笑)。
これって教科書に載っているらしいのすが、・・・こんなことならきちんと授業を受けておくんでした・・・(笑)

A 回答 (1件)

 「鬼一口」と呼ばれ、古典の教科書にもよく載っている段です。



鬼は、外からきたわけではなく、このあばら屋にもともと住んでいたのです。

それから、逃げている途中で女が「あれは何?」と言うのは、
確かにさらわれている最中、悠長な言葉ですが、これは、それだけ彼女が屋敷の中で
大切に育てられた身分の高い女である、ということを示しています。

俵万智さんの『恋する伊勢物語』(ちくま文庫)を読んでみてください。
「殺し文句は永遠に」という章に、この段も取り上げられています。
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この回答へのお礼

おみそれしました。
納得しました。
鬼は住んでいたんですか。
へぇ。
ありがとうございます。

お礼日時:2002/10/10 23:30

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