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押井守監督「イノセンス」の1シーンで次のようなシーンがあります。
1.バトーとトグサがハッカーのキムの家宅に行く。
2.キムが死亡していた。
3.キムが座っているシートを横に乱雑に放り投げる。
4.トグサが「おい! 」とバトーに咎めるような事を言う。
5.実はキムは生きており、それをバトーは見破っていたので、キムが座っていたシートを放り投げたのであった・・・。

ここで、4のトグサが「おい! 」とバトーに咎めるような事を言ったのは、生前が聖者・悪人のどちらであろうが、死んでいる人間に対してそんな乱暴な扱いをするものではない、といった日本人的な感覚からそうした発言をしたのだと思うのですが(死んでいる(フリをしている)キムは少なくとも公安であるバトーから疎まれる身であるので、正か悪かで言えば悪だと思っています)、ここで中国の視聴者は、
・悪の側であるキムに対して、バトーはそれを追っており、乱雑にして当然なので、トグサがどんな感覚でセリフを言っているのかがよく分からない。
・トグサは日本人的な感覚でセリフを言った事を理解している。
・トグサのセリフは普通の感覚として理解できる。
・その他
のうち、どの心情で試聴しているか、ちょっと気になっています。

中国では悪人が死んだ場合には、悪行を再発させない意味も込め、死者に鞭打つ風習があるとは聞いていますが(日本人にはこの感覚は無い。但し、悪行の再発を許す為に死者に鞭打たないのではなく、悪行と人間を切り分けて考えている。再発を許さないのは同じ。)、現行の中国でのアニメ視聴者もそうした感覚でアニメを見ているのかを知りたいのです。

A 回答 (2件)

No.1です。


見返して、ちょっと考えが変わったので訂正します。
ストーリーの流れ的にトグサの「おい!」に続くと思われるセリフは
「(自分がバトーのパートナーを努める以上、ヤクザの事務所でのような手荒な行動は謹んでくれないと、こちらの身がもたんと言ったはずだ。)オレの言ったこと、理解してないのか!?」
という意味の言葉だと思われます。
海外版でも基本は日本語音声なので、字幕で中国人がどれだけこのニュアンスをつかめたのか、というと、正直、日本人である私にはわかりません。
ただ、キムが死体のように見える、と言ってもしょせんは義体(ただの物体)ですので、それにゴーストが宿っていると思えない以上、何をやっても死者への冒涜には値しないと考えられます。
質問者様とは違う意味で、中国人もそういう感覚は同じだと思われます。

この回答への補足

御礼が遅れて申し訳ありません。

「死んでいるんだから(倫理的に)もっと丁重に扱え」とトグサは言っているのだな、と私は思ったのですが、現場保持の為というのが自然な流れですね。

というと、トグサは死体に関しては倫理的にはどうでもいいと思っていたのですね。ある意味ショックだ・・・。

> ただ、キムが死体のように見える、と言ってもしょせんは義体(ただの物体)ですので、それにゴーストが宿っていると思えない以上、何をやっても死者への冒涜には値しないと考えられます。
なるほど、私はここにちょっと反対の立場です。
人形と人間は同じ位置にあるので、その違いはゴーストが入っているか入っていないかの違いだけでしかない。
ではその義体に対してはどう扱うかという所で、私は個人的な感覚で、まあ、ぞんざいに扱うべきではないんじゃないかなー、と思っているのです。

ともあれ、回答頂き、ありがとうございました。

補足日時:2008/07/19 20:17
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死んでいる人間に対して乱暴なことをしたと言ってトグサが責めているのではないと思います。

彼は刑事上がりなので、現場保存を優先にする考えからとがめたと考えられます。

ご質問に関しては、この映画の内容が中国人の興味を引くものではなく、一部のマニアにのみもてはやされていることから、一般の中国人視聴者はついていけてないので、そこまで考えていない(考えられない)はずです。
マニアであればストーリーの流れは理解できますが、ご指摘のシーンに関する文化的解釈の違いまで認識するかどうか、微妙です。
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