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私はよく雑誌みてから服を買うのですが、non-noとかJJに載ってるようなブランドの、流行の服ってどうやってつくられてるのですか?
服のラベルを見たらよく”中国製”と書かれてますが・・・
どういう人がどういうシステムで裁断とか縫製やってるんでしょう。
洋裁をやってた母がこんなにキレイな仕立てなのになんでこんな安い??ってよく言います。
雑誌やサイトを見ても服をどう着るかばかりでどうつくられてるか知るのが難しいです。
一例でも結構ですので何かご存知でしたら教えて頂けると嬉しいです。

A 回答 (1件)

こんばんは。


アパレルのデザイナー暦28年目のものです。
洋服に興味があるんですね。
私は、小学4年の時に将来、デザイナーになると設定して、まっしぐらに夢に向かって実現させたので、夢が現実になった者です。女性49歳です。

今、縫製工場は中国に。。。これが安価で物を作る簡単な方法でした。
中国人は、元来器用で服の裏からステッチを叩いてもずれる事が無いほど、技術は折り紙つきです。そして以前なら工賃が安かったのです。

勿論、国産にこだわるアパレルもあったり、自社工場を抱えている場合も少なくはありません。少しお高い価格帯のものなどはこれに当てはまります。

国内に縫製メーカーも多数ありましたが、大手のアパレルが中国生産をするにあたり、商社(伊藤忠など)が自社工場を中国に作り、デザインから生地の手配から生産などを一貫して行う事によりOEMという言葉が、生まれました。
商社等の作った服の完成品を、アパレルが買い入れる事です。
アパレルにとっても、生地のデリバリーや生産納期の管理、デザイナー、パタンナーの要らない、買い付けだけの業務で済むので、昨今、多くのアパレルでも一部このような買い付けをしています。

アパレルでは、企画開発チームにデザイナー、パタンナー、マーチャンダイザー、仕入れ生産、店頭配分、など業務が細分化され、国内外の縫製工場(メーカー)に設計図のような、デザインの仕様書とパターンを送り、生地や糸(ニットの場合)が送られ、そこで裁断、縫製が行われ、一点サンプル(ファーストサンプル)が作られ、トワルチェックモデルが完成した一点サンプルを着用し、さまざまな服のデザインや縫製チェック、シルエットの確認が調整され検討され本生産に移ります。
その後、色の数、価格帯、サイズ展開、店頭展開時期などが決められ工場が早くて1ヶ月間で量産体制に入り、直接店舗納入の場合は、SPA(直営店舗販売)という販売形態がとられ、消費者の手に入るという事になります。

現在、中語生産体制からべトナムに移行しているのは、ベトナムが縫製工賃が安価だからです。
少し簡単に紹介しましたが、概ねこのような生産の背景です。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。とっても勉強になりました。
ひとつの服をつくる作業が、ものすごく細分化されて色んなところを経ているんですね。面白いです。
縫製は中国だけでなくベトナムでもやられるんですね?ベトナムの人は器用なんでしょうか?ベトナムの人を教えているのはもちろんこっちの日本人ですよね。もっと色々調べてみたいと思います。ありがとうございました!

お礼日時:2008/07/27 23:05

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