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- 回答日時:
私の知る限りでのお話を致します。
1. 様々な流派の説明
大別すると、次のような説があります。
ここでは説明の便宜上、自分が移動する場合に用いる盤を『立向盤』、自分は移動せず、増改築などを行なって自分のいる場所に対して何らかの影響を与えるものを作成する場合に用いる盤を『座山盤』としてお話を進めていきます。
(1) 各方位45°ずつとし、立向盤にも座山盤にもほぼ共通したものを用いる。
(2) 東西南北の四正を各30°とし、その他の四隅を各60°とし、立向盤にも
座山盤にもほぼ共通したものを用いる。
(3) 東西南北の四正を各30°とし、その他の四隅を各60°とし、立向盤と
座山盤では根本的に作成方法が異なる。
(4) 全周を30°ずつ12等分して判断する。
上記(1)は、高島易断・日本古来の方位術、中国・台湾系の方位術の大半が用いているものです。さらに各方位を3等分して全部で24に分けて判断します。
上記(2)は、伝統的な方位術の中の九星(中国・台湾系の方位術に言う九宮)と五行説を組み合わせて、明治以降日本で作られた九星気学が用いているものです。
上記(3)は、中国を源流とする一部の流派です。
上記(4)は、四柱推命のある一派が用いるものです。
ただ、中国・台湾系の方位術の多くは、各方位の境界の前後3°ずつ合計6°の範囲は、吉凶が現れにくいので用いるべきでないとしています。
つまり、真北を0°とし、真東を90°とした場合、
19.5°~25.5°
64.5°~70.5°
109.5°~115.5°
154.5°~160.5°
199.5°~205.5°
244.5°~250.5°
289.5°~295.5°
334.5°~340.5°
の範囲です。この考え方と、次に述べる北についてどのよう説を採るかによっては、四正について各方位を30°とみるのとほとんど変わらなくなる場合もあるかもしれません。
2. 北について
北についても、磁石の示す北(『磁北』と言います。現在北磁極は、カナダ北極圏のバサースト島付近です。)と、地球の自転軸を基準にして作成されている地図上の北との間に若干のずれが生じます。東京や大阪などでは約6°、北海道札幌あたりで約9°、屋久島付近で約5°、それぞれ地図上の真北から西へずれた方位が磁北になります。
この北の採り方についても、家相を観る場合には磁北でみることにどの流派もほぼ一致していますが、移動する場合に用いる北については、磁北を用いる流派と地図上の北を用いる流派とが存在しています。ただ、磁北を基準にしているものが大勢を占めています。
結局、どの流派の述べていることが正しいのか、或いは間違っているのかについては、自分でおりを見て検証していく以外にないのではないかと思っています。
以上、ご参考まで。
この回答へのお礼
お礼日時:2003/02/02 15:41
zatsunennさん、ご回答ありがとうございます。
それぞれの流派による違いが分かりました。
まずは、基本を勉強しながら、違いについても研究していきたいと思います。
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