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質問をご覧いただきありがとうございます。

さっそくですが、登山用のウェアについて質問です。

今後、登山を本格的に始めようと思いまして
ウェアもちゃんとしたものを購入しようと検討しているのですが、
何を買ったら良いのか悩んでいます。

過去ログを拝見していると、
モンベル社のものがやはり価格と性能が良いかと思いました。

現状、以下のラインナップがありますが、

ドロワット パーカ   価格\36,800
ミディパーカ      価格\26,800
パウダーライトパーカ  価格\21,500
ストームクルーザー   価格\19,600
シャルモパーカ     価格\18,800
ストームジャケット   価格\17,800

どれが最も適しているでしょうか?
使用用途としましては、
秋、冬、春にかけて1000Mから2000M級で使用できるもの。
近々で今年11月の丹沢縦走、12月の奥多摩、八ヶ岳縦走を行う予定です。
アイゼンをつけて、ピッケルを持って雪山登山、というのはまだ考えていません。
秋シーズンと冬シーズンを兼用できればと思っていますが、可能でしょうか?

何卒、宜しくお願い致します。

A 回答 (4件)

 登山歴30年です。



 登山の際のウエアはアウターだけが重要なのではなく、アンダー(下着)、ミドラー(中間着)、アウター(シェル)の3層が揃って初めて1つのシステムとして機能するものです。
 夏ならまだ多少手を抜けますが、冬はこの3層全てが"まともな"ものでないと意味をなしませんので、アンダーやミドラーもそれなりのものを用意して下さい。

 他回答にもありますが、12月の八ヶ岳は立派な冬山です。南八ヶ岳方面ならアイゼン&ピッケルフル装備の登山になりますし、北八ヶ岳でも気温は非常に低いので、十分な準備をして行ってください。

 さて、今回はアウターの質問なのでアンダーやミドラーはとりあえず横に置いて回答します。

 この中で防水透湿性素材にゴアテックスを使用しているのはドロワットパーカ、ミディパーカ、ストームクルーザーの3モデルです。パウダーライトパーカ、シャルモパーカ、ストームジャケットの3モデルはスーパーハイドロブリーズというモンベルオリジナルの防水透湿性素材を使用しています。
 この2つの素材、性能にはさほど差はありませんが、耐久性はゴアテックスの方が明らかに高いです。なので長く使うつもりでしたらゴアテックスを使用したモデルの方が無難でしょう。

 また、ストームクルーザーは1枚地、パウダーライトパーカはエクセロフトという化繊中綿、ドロワットパーカ、ミディパーカ、シャルモパーカ、ストームジャケットの3モデルはシンサレートという極薄中綿が保温材として入っている構成です。

 パウダーライトパーカはけっこうボリュームがある中綿が入っているので、登山には向きません。スキーやスノーボード用のアウターです。

 また、シンサレート入りの4モデルも、「厳冬期専用」です。少なくとも氷点以下の気温でないと、暑くてとても着てられないでしょう。

 登山のウエアは、保温性はアンダーとミドラーで調節して、アウターには防風性のみを要求する、というのが構成の基本です(防水透湿性はもちろんですが)。
 これらの極薄中綿入りのアウターは、極寒地での使用時に"保温性のプラスアルファ"として機能するものです。

 というわけで、ご質問でリストアップされた中ではストームクルーザーだけが残るのですが・・・

 このストームクルーザーはレインウエアです。レインウエアももちろん正真正銘の「アウター」なのですが、いわゆる"冬山用アウター"とは若干造りが違います。

 レインウエアは雨が降らない限りザックの中で眠っているのが前提のウエアですから、「軽量化」が非常に重要な"性能"の1つになります。
 なので、普通の冬山用アウターには常識的に装備されている肩や肘の補強、伸縮性の生地、ピットジッパーはレインウエアにはありませんし、雪面での滑り止め加工もされていない生地を使っています。また、ポケットの数も最小限しかありませんし。

 なので、とりあえずオールシーズンを1着で済ませたい、というのでしたらストームクルーザーでも良いのですが、わざわざ秋~冬用にストームクルーザーを買うのはあまり薦められません。特に理由がなければちゃんとした冬山用アウターを買わずにストームクルーザーを買う理由は見あたりません。

 秋~冬専用に"冬用アウター"を、というのであれば、リスク以外から選ぶことになるでしょう。
 ま、本当に厳冬期の北八ヶ岳に行くのなら、ドロワットパーカは非常にマッチしていると思いますが、その場合は丹沢とか奥多摩用にまた別のアウターを用意することになるでしょうね。
 それとも、夏用のアウター(つまりレインウエア)は別に購入するのでしょうから、奥多摩や丹沢をそちらで使って、北八ヶ岳はドロワットパーカで、という手も十分ありでしょう(というかこれが普通のパターンか)。
 とにかく、ドロワットパーカ(とその他のシンサレート入りアウター)は、「厳冬期の北八ヶ岳」クラス以上の山でないと出番はありません。

 もうひとつの案。

 オールシーズン1着で、ということにすれば、ストームクルーザーはそれこそ「厳冬期の北八ヶ岳」クラスの山が限界です。それ以上の山に使うのはちょっと苦しいです。
 なので、1枚地の軽量アウターを購入して、それをオールシーズン使う、という手があります。

 モンベル製品だとダイナアクションパーカがこの使い方にはマッチしているでしょう。一応、ゴアテックス製の冬山用アウターとしてはモンベル最軽量ですから。
 これでもレインウエアと比較するとかなり重いのですが、夏用のレインパンツを最軽量クラスのものにすれば、レインウエア上下としてなんとか許容範囲の重量に収まります。
 私も現行ではなくもっと古い型ですが、ダイナアクションパーカと同じモンベルのバーサライトパンツを、夏のレインウエア上下にしています。当初はダイナアクションパーカは冬兼用にしていたのですが、今では冬用アウターも2着ほど持っているので、夏専用になってしまいましたが。

 この場合、冬用のオーバーパンツはもちろん別に"冬用"のものを購入した方が良いです。

 他にネージュクルーザージャケットというモデルも軽量で良いのですが、このモデルのポケットは使い物にならないので私は好みません。
 もう1つ、ドリューパーカがあります。これは3レイヤー1枚地ではなく、2レイヤー+独立したナイロンタフタの裏地、という構成です。
 このような構成のアウターは冬山用としては昔から人気が高いのですが、私は個人的に重くなるし少しだけですが蒸れやすくなるので好みではありません。

 他のモデルはシンサレート入りか裏地を起毛させているモデルばかりになりますので、「冬専用」ばかり、ということになります。

 一番素直なのは、夏用にストームクルーザーを買って、11~12月も雪がない山はこれで登り、雪山用にダイナアクションパーカ、という構成でしょうか。ドロワットパーカ(他のシンサレート入りアウターも含む)でも良いのですが、これだと"雪山"といえど1,000m級では暑くて持て余すので、冬の丹沢でもストームクルーザーを引っ張り出すことになりかねません。
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この回答へのお礼

御返事が遅くなって申し訳ありません。

大変参考になる回答ありがとうございました。
最終的にストームクルーザを購入しました。
とても満足していますし、
装備に関する知識も増えて良かったです。
ありがとうございました。

ところで、重ねて質問で申し訳ありませんが、
同じようなスタンスでトレッキングパンツを買いたいんですが
何か良いのがありますでしょうか?
秋から冬、春まで使いたいです。極寒期の冬山は除きます。
ノースフェイスなどは見た目もいいですが
高額ですし、性能の違いがあるのでしょうか?
御教示頂きたいと思います。
宜しくお願いします!

お礼日時:2009/11/12 00:39

NO1です。



>冬山でしか真価を発揮できないということでしょうか?

そういうことですね。少なくとも真冬でも低山なら暑いくらいと思います。


>ストームクルーザーが寒さにどこまで耐えられるかというところでしょうか?

ストームクルーザーはあくまでもレインウエアですから、
冬場の機能としては防風に限られます。

後は中間着にフリースを入れるなどで対応するしかありません。

行動中は風で体温を奪われないようにアウターを着、
停まると中に着こんで身体を冷やさないようにするわけですが、
小休止のたびにそれをやっているのは
冬の八ヶ岳くらいになると、その調整がしにくいので、
この手のものはあまりよろしくないわけです。
このあたりは徐々にシーズンを深めていくと感覚的にわかると思います。

山の基本はとにかく濡らさないこと、風で体温を奪われないことにつきます。
冬山は着こむ分、歩けば暑いし、止まれば途端に寒いので、
いかに汗をかきすぎずに行動するかが、調整の鍵になります。
濡れと強風で夏山でも簡単に疲労凍死してしまうのはこの夏の
大雪山の遭難事故でもよくわかると思います。


ちなみにストームクルーザーで真冬の北八ヶ岳のクロスカントリー
なども楽しんだことがありますし、
夏のヨーロッパアルプスの氷河歩きにも持って行きましたが、
よほど吹雪いて悪天候にやられない限りは、まずまず問題ないといったところでした。

それと八でも天狗岳以南は立派な高所山岳ですから、
それなりに経験を積んだ上で、冬場は経験者と行ってください。
まずは無雪期の夏にどうぞ。
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この回答へのお礼

二度の回答ありがとうございました。

結果的にストームクルーザとなりました。
大変満足しています。
これも回答者様のおかげです。

八ヶ岳のご意見もありがとうございます。
本格的な冬山登山はまだ無理なので、
スキルUPしてから挑戦しようと思います。

ありがとうございました。
また宜しくお願いします。

お礼日時:2009/11/13 13:44

>ストームクルーザーが寒さにどこまで耐えられるかというところでしょうか



いや、カッパですから寒さには耐えられませんよ。

これをアウターと考えちゃダメです。

風よけぐらいですよ、ペラもんですからストームクルーザー自体に保温性はありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

保温性はとりあえずミドルウェアでカバー
しようと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2009/11/13 13:46

とりあえずの1着となれば


ストームクルーザーしかないでしょう。
レインウエアはオールシーズン必須です。

フリースなどと組み合わせれば
1000m級の冬山でも間に合わせられないこともありません。

12月の八ヶ岳となると本格的な冬山になると思いますが?
北八程度ならばいけないでもありません。

冬でも行動中は暑いくらいですので、
中綿入りのジャケットはどうかな。と思います。
私の場合は冬は関西の1000m級と北八にいくくらいですが、
上はドリュパーカー(昔の中綿なしのもの)と下はドロワットパンツ
という出で立ちです。

とりあえず、冬用のアウターはもう少し後で考えてもいいと思います。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございました。

やはりストームクルーザーはいいみたいですね。

12月の八ヶ岳は本格的な冬山登山になるんですね。
アドバイスありがとうございます。

ストームクルーザーで兼用可となると、

ドロワット パーカ   
ミディパーカ      
パウダーライトパーカ

以上の3点は秋山には適しておらず
冬山でしか真価を発揮できないということでしょうか?
そうなると、ストームクルーザーですかね。
ストームクルーザーが寒さにどこまで耐えられるかというところでしょうか?
なるべく1着で済ましたいものです。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/20 17:57

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