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日本で芸術家を目指そう、なんてしたらハナで笑われそうですが、
実際には芸大を出ても生活苦などであきらめてしまうひとも多いようです。

オペラや作曲家の大半はヨーロッパ人ですが、
経歴などを見ると(中世など過去の人でも)
どうやって生活していたのか、どうして芸術に没頭できたのかすごく疑問です。

金持ちでなければ作曲などで下積み時代を送るのは苦しいですよね?
ヨーロッパには芸術家を擁護する何か仕組みのようなものがあるのでしょうか。

A 回答 (8件)

>ヨーロッパには芸術家を擁護する何か仕組みのようなものが



「芸術」とか「アート系の大学を出た人」というのが、トピック主さんには=クラシック音楽とか、肖像画みたいな油絵、なんかをイメージさせるのかしらん、と思いました。

むかしから擁護されていた仕組みとしては、#6のご回答がわかりやすいですが、

いまも、クラシック音楽やバレエなどの一部のアートに関しては、ヨーロッパと日本とでは支える土壌が違うように思います。王立・国立や地方のオーケストラや、バレエ団があって、公のバックアップがあって、団員がそれで生活できるようになっています。そういう意味で、もし日本人やアジア人が、ヨーロッパ人と同じように、クラシック音楽やバレエで身を立てようと思えば、日本での生活を考えると、物凄く狭き門な訳です。

ただ、モーツァルトやバッハやベートーヴェンの時代に比べ、音大やアート系の大学は、人口増加を考えても増えています。また、音大やアート系の大学に進学しなくとも、音楽やアートに親しむ人は増えています。

余談ですが、私の周囲には、芸大や一部の狭き門の音大を卒業したり、海外の音大に留学したりで、裕福ではないけれど、そこそこ食っている者もいます。また、音大へは進学しなかったけれど、若い頃はそれなりにプロを目指していて、だけど音楽や芸術以外の道で身を立てた者もいます。これは、国籍や育った地域を問いません。なので、日本だから芸大を出ても、、、、というのではなくて、アート系の大学を出ても就職が困難、というのは、どこにいても同じなんじゃないでしょうかねえ。

わたしの大学院・学部の指導教員の一人は、オックスフォードを出たヨーロッパ人ですが、30くらいまで音楽で身を立てようと頑張っていて、あきらめて大学の教員になりました。ちなみに私は音大出ではありません。

いま、国の研究機関に所属していますが、周囲に留学生がたくさんいます。アジア系の留学生の一人で、お姉ちゃんが、ドイツに音楽留学しているものがいますが、むこうの音大生も就職が大変だと言ってますよ。
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オペラの作者や演じる人々の大半がヨーロッパ人なのは、それがヨーロッパで生まれたものだからでしょう。

「作曲家」というのもいわゆるクラシック音楽のことを指すのであれば、これもヨーロッパ生まれです。

西洋芸術だけを見たらヨーロッパが本場だから、ヨーロッパに多いんでしょう。
芸大でも日本画をやる人なら日本が本場ですよね。海外の芸術から学べることはあるかもしれませんが。

芸術家を擁護する仕組みは日本よりヨーロッパのほうがあるんじゃないでしょうか。ヨーロッパといっても、国によるかもしれませんが。

でも他の方もおっしゃっていますが、日本でもアートや音楽をやろうとしている人が結構いると思いますよ。
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ヨーロッパ在住の者です。



>日本で芸術家を目指そう、なんてしたらハナで笑われそうですが、
>実際には芸大を出ても生活苦などであきらめてしまうひとも多いようです。

ヨーロッパでも同じですよ。

ヨーロッパの美術や音楽、詩人は元々カトリック教会と皇室、王室、貴族、後のブルジョアのためにありましたから、彼らに取り入れられる為に一生けんめい努力しました。

クラシックの大作曲家と呼ばれる音楽家で、金持ちだったのはワーグナーとリストくらいで、その下はシュトラウス一家とオッフェンバッハ、ヘンデルくらいだったと思います。
ヨーロッパのモーツアルトをはじめベートーベンやブラームス、クラーラ・シュウマンなど、ほとんどがステージパパが居たり、世襲の音楽一家出身で、大人になれば、音楽仲間や芸術仲間グループを組んだことで何とか生活を維持していた人がほとんどです。
音楽の父と言われるヨハン・セバスチャンバッハは次男のクリスチャン・バッハが有名になったことで当時、日の目を見ることが出来ました。ヨハン・セバスチャン・バッハが白内障の手術を受けた後は音楽だけでは食べて行けず、自ら、銅板を削っり、一家で楽譜を自主出版することで日銭を稼ぐような暮らしでした。

ワーグナーはバイエルン王だったルードビッヒ2世が、バイエルン王国の税金をせっせと貢いだことで、現在でもワーグナー一家は金持ちで、バイロイトで開催されるワーグナー祭も金持ちや著名人相手の音楽祭です。パトロンとなっていたルードビッヒ2世の家族は第一次世界大戦後、民主主義になって、王政が無くなった後、つい最近まで、ルードビッヒ2世の残した借金を払い続けたそうです。 
フランツ・リストはワーグナーの大親友で、ワーグナーの娘と結婚しました。 若い頃のリストはハンサムで、今で言えばイケメンスターでした。

シューベルトは元々、学校の教師をしていましたが、音楽の方の道を選び、ブルジョアの娘のピアノ家庭教師の道に進みますが、相変わらず貧乏で、一生独身、性病が原因で亡くなっています。

芸術家たちも、個人でなく、貧しい人たちもグループでお互いに助け合えば、それなりの力が発揮されるのだと思います。 そのパワーは足し算ではなく掛け算だったり、二乗、三乗なのだと思います。
また、良い出会いも大切だと思います。
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私は日本は芸術家は多いと思いますよ。


それもどうして生活しているのかわからないような音楽家、演劇関係者、画家、作家など知られていないだけでたくさんいます。
この中から将来モーツァルトのように名を残す人が出てくるのかもしれません。

最近外国人の出るテレビ番組で、日本は世界でも最もアマチュアミュージシャンの出る場所と機会が多い国だということが言われていました。

また毎年の芸術系の大学の卒業者だけでも大変な数です。
でもその中でそれを職業として食っていけるのはほんのわずかで、多くは教師や普通のサラリーマンになっているのではないでしょうか。

実際、今ヨーロッパのオーケストラでアジア系、特に日本、韓国などの出身者がかなり増えています。これからも日本の芸術化が少なくないということが判ります。
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この回答へのお礼

副業して生活しているんでしょうか。
活躍して欲しいですね。

お礼日時:2010/12/07 12:33

西欧において、文化の発祥の時代から、戦争や商売で一寸お金持ちになると、当時のセレブ達は日々の生活を楽しくしてくれる芸術家達を自分の屋敷の中に住まわせて生活全般を保障する代わりに、歌を歌わせたりお芝居を演じさせたり、絵を描かせたりして楽しんでいました。


フィレンツェのメディチ家や、オーストリアのハプスブルグ家なんぞが代表です。
そういう文化が延々と繋がっているのでしょう。
著述家の海野弘氏の著書に「パトロン物語―アートとマネーの不可思議な関係」 角川oneテーマ21というのがあり、そこに詳しく書かれています。
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この回答へのお礼

「おかかえアーティスト」として生活していたんですね。
その本面白そうですね。よんでみます。

お礼日時:2010/12/07 12:31

あなたが知らないだけで日本にも沢山の芸術家が居ます。


日本には書道、華道、雅楽等々世界に誇る芸術があります。
西洋の芸術に目を向ければそりゃ大半が欧州人ですよ。

ヨーロッパにはパトロンと呼ばれる金持ちが才能のある若者に援助をする風習があります。
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この回答へのお礼

ダヴィンチもパトロン探しに奔走していたそうですね。
日本の芸術家はどのように生活していたのでしょうかね。

そういえば武者小路実篤さんの直系のご子孫さんの家を見たことがありますが、ありえない豪邸でした。武者小路実篤ってそんなに稼いでたんだ・・?
芸術家の貧富の差はナゾです。

お礼日時:2010/12/07 12:30

中世日本の音楽は音曲という種類のものでヨーロッパの音楽とは異質のものでだから比較は出来ません


絵画は弟子入りして師匠から学ぶのが日本式です
また日本には肖像画を飾る習慣がなかったのでお抱え絵師が少なかったと言うこともあるでしょう
絵の種類大作ならもふすま絵や屏風絵、小品なら掛け軸ですね
日本建築には壁がないので額絵や壁画は不要だったでしょう
要は文化が違ったのです
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この回答へのお礼

<日本には肖像画を飾る習慣がなかった
確かに言われてみればそうですね!!
西洋絵画は額縁入りのものやキャンバスの絵がたくさんありますが、
日本は書物や屏風というイメージですね。

なるほど!!

<師匠から学ぶのが日本式
西洋の芸術家も弟子入りしていたと思いますが、日本だと習った技術を忠実に守らなくては
いけないイメージですね。
西洋人は弟子がどうアレンジしようと気にしなさそうですが・・。

勉強になりました。

お礼日時:2010/12/07 12:26

ヨーロッパがそれだけ病んでいたということです。


病んでいて不安定だから、それを立て直そうと
文明が進み文化が開くんです。

人が前に倒れそうになると足を一歩踏み出します。
姿勢が安定していれば、歩みだす必要はありません。
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この回答へのお礼

前に踏み出す力もあった、ということでしょうか。
日本人よりヨーロッパ人の方が主張する力も強いですね。

お礼日時:2010/12/07 12:21

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