プロが教えるわが家の防犯対策術!

5才の子供を連れて、夫婦、祖母、合計5人でドイツのメルヘン街道にツアー(空港から、添乗員同行6日間)で行く予定です。
※ロマンチック街道は行った事がありますので、ドイツは2回目になります。

子供を連れて、海外に行くのは初めてですが、2~3歳の時には、国内で飛行機に乗ったことは2度あります。

同じように、幼児を連れて、ヨーロッパなど遠いところに旅行に行かれた方に、御回答をお願いしたいのですが、何か気をつけることやアドバイスなどがございましたら、教えてください。

よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

 とても大切なご質問なのに、なぜか、なかなか回答が集まりませんね。

私たち夫婦には子供がありませんし、子供連れの旅行の経験もありませんが、搭乗員としての経験と、それに加えて、自分の海外での経験とから、分かる範囲の一般論で、とりあえずお答えさせていただきます。

 ご質問者様はもうすでにドイツへのご旅行は経験がおありですので、気候や全体的な感覚については良くご存じでしょうから、ここでは割愛いたします。また、お子様は5才ということですので、就学前の年代のお子様と海外旅行についてだけ取り上げさせていただきます。

●時差の影響

 海外旅行に際して一番困るのがタイムディファレンス、いわゆる時差ぼけです。大人でもこれには苦しむことが多いものですが、ことに保育園や幼稚園などに通っていて、日常規則正しい生活をしているお子様の場合は時にこれが顕著に表れるようです。

 パックツアーの場合は概してスケジュールが過密で、とかく自由度が低いこともあって、時差ぼけによる様々な影響が出ることが心配されます。まず第一に食欲不振です。機内食が供されても、また、旅先での定時の食事時間でも、その時にはまるで食欲がない、あるいは深く寝入っているなどで、食べる…ということがとかくスポイルされやすくなります。

 また逆に、夜中などに眼が冴えてしまい、強い食欲を覚えることもあります。こうした不規則になりやすい食事によって、栄養分はもとより、水分と塩分が思いのほか不足がちになります。しかも、水分不足と塩分不足は、逆の作用ながら症状はともにダルさといった似通ったものになりがちです。

 こうした不調を防ぐ意味で、機内でも現地でも、積極的に水分を摂るように仕向け、食べられるときに食べさせること。また、タイミングがずれて口にできなかった食事に代わるだけの適当なスナック類を用意したり、意識して塩気のあるものを口にするように、お母様がご留意ください。

●トイレの問題

 これはお母様もご経験からよくご存じでしょう。機内では、食事の直後はことにトイレが混み合います。また、搭乗から離陸、そしてシートベルトの着用解除のサインが出るまでに、長い例ですと1時間以上もかかることがあります。また、バスなどでもなかなか急にはトイレ停車しにくいことも多いものです。ですが、お子様は一旦尿意便意を催しますと、とかく待ったなしになりやすいもの、そのあたりタイミングを上手に見計らって早め早めのおトイレ行きをお勧めください。

●気圧差による不快感

 大人でもそうですが、お子様の場合は気圧の変化に比較的敏感で、耳に痛みを覚える方も多いものです。ご出発前から、ツバを勢いよく飲み込むとか、表現が難しいのですが、口の中で、モノを飲み込むような動作をすることで、耳に響くガサッといった音とともに気圧の影響を受けた鼓膜を正常に戻す方法を教えてさし上げておけば、耳の圧迫感もかなり緩和されるはずです。

●機内の乾燥

 空気が薄く温度が極端に低い高空を飛ぶ旅客機では、機内はおよそ0.9気圧ほどの与圧がなされておりますが、同時にエンジンのタービンで外気を圧縮することで高温になった圧縮空気を機内に導入して温度調節をしています。そのために気圧気温こそ地上とあまり変わりませんが、湿度だけは大変低くなってしまいます。一般的には大した影響もありませんが、お子様などの場合では、たまに鼻づまりやノドの痛み、呼吸困難などを訴えることも少なくありません。このような場合にはキャンディーもある程度効果がありますが、お母様はタオルをお持ちになり、それに機内で飲み水を滲みこませた濡れタオルを作ってお子様の口元を覆ってさしあげますと、ずいぶん楽になるはずです。

●入国審査

 今回はお子様のパスポート取得については省略します。ただ、お子様がいらっしゃる旅行者の場合には、とかく自前の食べ物の持ち込みが多いことから、この面で審査が厳しくなることもあります。そう多いケースでもありませんが、そうした食べ物を用意していて、もしも聞かれたら、かならず正直に答えてください。違反するものの場合は単に没収ですみますが、万一秘匿や虚偽の申告と受け止められますと、多額の罰金を科せられたり、入国を拒否されることもあります。

●その他

 私にお答えできるのは精々こんなところまでです。あとは12時間を超える長時間のフライト、お子様には退屈で耐えられないことでしょう。ご趣味のもの、ゲーム、絵本なども持ちになるとよろしいかと思います。また、医薬につきましては、前もって主治医の先生とご相談になって、急な発症に対して解熱剤や胃腸薬、さらには抗生物質も含む当座の対処薬、そして適度な効き目の精神安定剤などを、医療機関の薬袋に入れたままの状態で携帯されるとよろしいかと思います。
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この回答へのお礼

いろいろ気をつけなければいけないなあと思いました。参考になりました。詳しく教えていただきましてありがとうございました。

お礼日時:2011/01/19 12:58

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